SOAPER'S HISTORY(仮)  ・・・個人的覚え書き
2000.07.23
改訂・追記:2001.07.20
改訂・追記:2002.07.07
改訂・追記:2003.09.07
改訂・追記:2004.08.18
改訂・追記:2005.07.20


日本で石けん作りにはまったある一個人の、ブームの流れなどの覚え書きです。
どうしてこんなに手作り石けんブームになってるのか、ネットサーフィン(これはそろそろ死語か?)した感想も含めて、かなり自分勝手に分析してみました。

目標、年に1回更新!このブーム、出来るだけ見届けたいと思います。
 

ブームの流れ、こんな感じ?

どうして手作り石けん?


ブームの流れ、こんな感じ?

もちろん日本に限って言えば…ですが。
偶然にも初期の頃から、この「手作り石けん」ということを知ったのですが、もっと詳しい方にご意見いただけたら幸いです。

1.1999年11−12月:「お風呂の愉しみ」発売

何と言ってもジャパニーズソーパー元年は、前田京子さんの「お風呂の愉しみ」発売からでしょう。
この時期、NHK教育でも放映されたようですが、出版とどっちが先なんでしょうか。ほぼ同時かな?
「お風呂の愉しみ」発売によって、

”手作り石鹸”=廃油石鹸、地域の婦人活動のうちリサイクル運動の一環、環境運動のひとつ、エコ生活etc...

というようなイメージを一新して、

”手作り石けん”=肌にも良い、自分だけのオリジナル石鹸を作れる、合成洗剤は嫌いだけど無添加は素敵なものがないetc...

そんなあたりから流行したのでしょうか。

それ以前の廃油石鹸以外の手作り石けん本には、アン・ブラムソンの「Soap-making it, Enjoying it」(1972)の日本語訳である「やさしく出来る手作り石鹸入門」が1999年1月に出版されています。しかし、「お風呂の愉しみ」程には、手作り石鹸の魅力を伝えられていないように思います。
何せ、手順の一番最初が3〜4Kgの牛脂の精製から始まるというもの。レシピのバッチサイズも大量。使用する精油も馴染みがなく高価で多種類を必要とするブレンド例ばかり。日本の家庭ではあまり現実的じゃなかったのです。

(…ん?書いていて今思ったことは、この本(当時、日本語で唯一のライバル本)があったから「お風呂の愉しみ」は最初にあれだけ、牛脂を否定していたのかなあ?)

その点、「お風呂の愉しみ」は啓蒙本としてはとても良く出来ているいます。
読んだ誰もが「私も石けん作りたい!」という衝動に駆られる本ですから。
しかしながら、この「お風呂の愉しみ」は”石けん作成”という点では、ちょっと中途半端な本でした。
けれど、この中途半端さが、インターネットというコミュニケーションツールがあるこの現在だから、”石けん作り”ということを、これだけ流行した下地を作ったのではないかと思います。

どう中途半端だったのかというと、手作り石けんの良さは非常に伝わるのですが、作り方の説明が今ひとつ親切じゃない。しかも、まず材料がなかなか見つからない。作り方説明のページは、劇薬である苛性ソーダに要注意!と散々警告があっても、手順を殆ど文章で説明されてしまうのは、かなり不安なものがあり、小さな白黒写真がほんのちょっとしかなく、作っていて「本当にこれでいいの?」という疑問がいくつも湧いてくるのです。

※2004年7月現在、カラー写真ばかりで丁寧な作り方手順が載っている本が、これだけたくさん出版されているというのに、手作り石けんサイト掲示板で「初めて作るのですが、これでいいですか?」「こうなっちゃったけれど大丈夫ですか?」という質問が今でも散々投稿されているのを見ると、当時「お風呂の愉しみ」だけという状態がどんな状況だったか想像できると思います。

また、インターネットというものが存在しなければ、ブームはもっとゆっくりやってきたか、もしくは全く流行らなかったかもしれません。
この時期の純石鹸系サイト(無添加石けん中心の石けん生活関連のサイト)の掲示板では、
「「お風呂の愉しみ」を読んで石鹸を作ったのですが、これで良いでしょうか?」
「ココナツオイル、パームオイルを売っているところ知りませんか?」
という話題のスレッドが凄い勢いで乱立していました。
これが結果的に、「お風呂の愉しみ」という本を口コミで広めたかたちになったと思います。
 

2.2000年1月:「Tao's Hand made soap」開設

そんな時期、2000年1月、小幡有樹子さんことたおさんのホームページである「Tao's Handmade Soap」が開設されます。
「お風呂の愉しみ」だけでは、あまりにも作り方が心もとなく、石鹸を作るのに今ひとつためらった人も、ここで背中を押して貰ったと思います。
 
このサイトが開設されて特筆すべきことは、「どんなオイルでも石けんになるんだ」ということが広く知られるようになったこと。「お風呂の愉しみ」は使用する油脂類が限られる上に、入手困難なものばかりで、レシピも基本的には3つだけ。
オリジナルレシピについての説明は特になし。
それに比べると、入手困難な油脂類だけじゃなく、手に入りやすい油脂類による、無限に広がるオリジナルレシピで作ることの楽しさもここで教わって、更にはまった人が増えたと思います。

そして純石鹸系サイトから手作り石けんの話題が移動したため、純石鹸系サイトの掲示板の勢いがなくなりますが、代わりに「Tao's Handmade Soap」の掲示板が、もの凄い勢いで情報交換の回転が始まります。今まで分散していた石けん作りの話題が、一気に集約されたからです。 
 

3.2000年春から夏:石けん作り系個人HPがたくさん開設される

この時期、手作り石けんについて記述されているサイトは非常に少なかったのです。
ドラム缶で大量につくる廃油石鹸の作り方だったり、元々が無添加の純石鹸系サイトのだったところの石けんコーナーの一部としてあるものばかりでした。
たおさんのHPが開設されて約半年、徐々に手作り石けんの話題が中心の個人HPが開設されてきました(うちも例外ではありません)。
この頃ようやく、日本語の苛性ソーダ計算サイトが出来ます。
いろんな人のページを読んで、オリジナルレシピを組み立てて、計算機サイトで計算して…更にソーパーの世界が広がっていきます。 
 

4.2001年秋〜冬:当時流行の話題

この頃から石けんの作り方も慣れたところで、「自作の石けんを売るとしたらどうすればいいか」という話題が目につくようになってきました。オークションでも時々自作石けんを出品しているのを見かけるようになります。
全体的な雰囲気としては、否定的意見が多いでしょうか。
理由として「同じ品質の石けんを作り続けるのは、かなりの経験が必要(「お風呂の愉しみ」から始めた人が多いため、やっと1年たったくらい)なのに大丈夫か」「薬事法の壁はどうするのか」などなど。

※2003年9月現在からすると、この時期はまだこういったことを問題として掲示板で話題にしていたんですね。 今ではいきなりネットショップがオープンしますし。
これだけ本が出版されているということは、ネット以外でもおそらく販売している人っているのでしょうね。きっと。

※2004年7月現在、ネット以外でも手作り石けんを売っている場面に出会うことが、時々あります。

※2005年7月現在、時々どころか結構見かけます。

また、この時期に、Amazon.Japan の開設のお陰で洋書が手に入りやすくなり、またライバル書店サイトも送料無料キャンペーンやら割引キャンペーンなどを展開。
まだまだ日本語による手作り石けんの本が少ないなかで、この時期にキャヴィッチの「The soapmaker's companion」、メリンダ・コス「the handmade soap book」など定番な洋書をまとめて購入する人がたくさんいました。 
 

5.2001年春:ネットから飛び出して

2001年4月、手作り石鹸の良さを伝えた(しかしながら、どちらかというとエッセイのイメージが強い)「お風呂の愉しみ」に続く、前田京子さんの2冊目「オリーブ石けん、マルセイユ石けんをつくる〜お風呂の愉しみテキストブック〜」が発売されました。これは前作に比べ”石けんを作る”ということのみに重きをおいた本で、とても実用的です。
更に続いて、ついに待望のたおさんの本「キッチンで作る自然化粧品」「髪に肌に優しい石けん 手作りレシピ32」が発売されました。
これによって、ネットでは大流行の石けん作り、という趣味が徐々にネット以外でも認知されてきました。
この頃から雑誌でも「手作り石けん」という話題が取り上げられるようになったり、漫画家さんのエッセイにも「手作り石けん」という言葉をよく見かけるようになり、TVのちょっとしたコーナーでも取り上げられたり、ネット以外でも「手作り石けん」という言葉を耳にするようになりました。
また、たおさんのHPの掲示板にNHKの番組製作の人がこんな書きこみをしました。
「手作り石けんブームについて紹介したいけれど、サークル等で活動している人たちはいませんか?」
この書きこみをきっかけに、手作り石けんサークルが続々と誕生しました。
だんだんと個人活動から集団活動になってきました
 

6.2002年春:更なる拡大

本棚を見て気がつくと、日本語による手作り石けん本も既に10冊近くになりました。

1999-2000年にかけて「お風呂の愉しみ」から石けん作りを始めた人たちが、ジャパニーズ・ソーパー第1世代とするならば、2001年春以降の「オリーブ石けん、マルセイユ石けんを作る」(前田京子著)「髪に肌に優しい石けん」(小幡有樹子著)から石けん作りを始めた人たちは、J.ソーパー第2世代といったところでしょうか。
この第1世代と第2世代は決定的に違う点があります。
第1世代は、「肌が弱い、自分に合う石けんが少ない、もともと石けん生活していた」という背景があります。
その点、第2世代は「石けんを作る」ということだけから入る人が多いようです。
これは、レシピ組立ての考え方に違いがはっきりしてます。
第1世代が「肌に使っていいのかどうか」を非常に気にするのに対し、第2世代は「これをいれたら石けんはどうなるのか」という、石けんを作るということが中心になってるような気がします。

圧倒的に女性ばかりだったのも、だんだん男性ソーパーも増えてきました。

第1世代の人々は、ある程度落ち着いたのか、HPを持っている人など見る限り、一時期の在庫過剰なくらい作ってしまう熱は冷め、必要な分だけ作っているようです。
ネットでの掲示板書き込み数も下がってしまいました。
今、ネット上で元気なのは第2世代以降の人たちです。
掲示板でも盛んに発言しているし、HPもどんどん増えています。

掲示板の書き込みと言えば、今まで初めて書き込む人は「お風呂の愉しみを読んで作ってみました」という挨拶が、定型文かのように多かったのですが、だんだん見かけなくなりました。
その代わり、「○○を読んで」という本のバラエティが富んできたなあ、と。

そして、「お風呂の愉しみ」を出版した飛鳥新社が、2002年には「お風呂の愉しみネットストア」を開設、前田京子さん著書のレシピ材料と同じもの、本の写真に使われているものと同じガラス器などが、簡単に確実に手に入るようになりました。東急ハンズの手作り石けん関係のコーナーも、見るたびにどんどん拡大しています。何と言っても「マルセイユ石けん用オイルミックス」「最高に贅沢な石けん作成用オイルミックス」などという、誰もがすぐにでもあの憧れのレシピから始められるようになりました。
また、海外から石けん作成用材料を個人輸入をして、小分けして販売するサイトも星の数ほど開設されました。
以前のように「この材料は一体何処で手に入れたら良いの!?」という悩みは、ほぼ解決されたようなものです。
材料小分け販売サイトは、掲示板を利用した個人同士の材料交換から、またはオークションでの小分けから、というような経緯で派生してネットショップを開設しているところも見うけられます。

また、作った石けんを販売するサイトも増えました。
販売サイトについては、もうこうなると、玉石混淆です。
売り物の石けんの画像やサイトの文章などで判断するしかありません。
何も予備知識のない、これから初めて純石鹸を購入する人には、かなり予習が必要な時代になってきたのかもしれません。 
 

7.2002-2003は…

手作り石けんブームも3年目に突入です。
ブームも3年目に入ると「最近の趣味は?」と聞かれ、恐る恐る「…石けん作り」と答えても、それまで「え?石けんて作れるの?」「は?何それ」「ああ、廃油使うんだよね」etc...だったのが、
「そうなんだー、最近流行ってるもんね」と、ついに認知されるようになりました。
もしくは、「そういえば、石けん作ってたよねー?」と、向こうから話題を振ってくるようにもなりました。

材料的には重複するものが多いものの、ブームの流れからすると別系統になる、アロマテラピストさんたちも石けん作りの本を執筆するようになり、またアロマテラピー材料販売サイトからの店主の手作り石けん販売、という販売パターンも増えました。

Handmade Soap Ring というウェブリンクが、2001年春から開設されており、2002年には登録サイトが100を越えました。
しかし、2002年の登録数が約130で、2003も約130と、頭打ちになってきました。
新サイトが登録されているものの、登録解除したサイトや閉鎖したサイトも少しずつあるようです。
また、2002年頃に、手作り石けんHPランキングというウェブリンクも開設されています。
Handmade Soap Ringの登録サイトの多くが個人サイトであるのに対し、手作り石鹸HPランキングに登録しているサイトの多くが販売サイトです。2002年以降はこちらの方の躍進ぶりが目立ち、現在の登録サイト数は50を越えました。

J.ソーパーも殆どが第2世代以降になってきました。
少なくともネット上では、肌に良い悪いということそのものより、「石けんを作る」だけの人が圧倒的に目につきます。
その象徴ともなる掲示板の書きこみが、「石けんで髪の毛が洗えるなんて、初めて知りました!」というような内容のものです。元来、石けん生活から石けん作りに入った第1世代である私としては、晴天の霹靂ともいう書きこみでした。

※ しかしながらきっと、アロマテラピストさんたちからすれば、ソーパーというものに対してちょっと似たような驚きを感じていたのかもしれません。
私も石けん作りから精油を手にした部類ですが、ソーパーにとっての精油とアロマテラピーの立場からの精油は、全然扱い方が違います。あくまでも石けんに良い匂いをつけるということが第1目的のソーパーと、精油そのものが持つ力を重視するアロマテラピー。きっと、アロマテラピー関係者からすると、ソーパーというのは同じ材料を使うにも関わらず、完全に異邦人に見えるのかもしれません(2004年7月)。 
 

8.2003-2004は…

石けん作り関係のウェブリングは現在3つあるようです。
各ウェブリングの登録数は、

Handmade Soap Ring →123
手作り石けんHPランキング→152
手作り石けんリンク→71

ウェブリング自体も1つ増え、2000年からある”Handmade Soap Ring”の登録数が減ってきました。新しい登録が増えたわけではないので、登録解除したサイトや閉鎖したサイトの分だけ減ったのでしょう。
手作り石けんHPランキングと手作り石けんリンクは、かなりショップ(石けん販売ショップ&石けん材料ショップ)の割合の高いウェブリングのようなので、きっと今後もどんどん増えるのではないかと思います。

ところで、この時期のブームのキーワードをひとつつけるとすれば、それは「教室」。
手作り石けん教室が開かれたことです。おそらくもっと以前から、ネット以外またはネットでもあまり目立たずに手作り石けん教室が行われてはいました。
ならば何故、この時期のキーワードとするのか。
それは、ブームの火付け役となった前田京子さん、そしてたおさん、この二人が直々に行う教室が開講されたからです。
そして、「生活の木」など企業が教室を開講したという点でも特筆すべきことだと思います。
マイナーな趣味だった石けん作りも、どんどんメジャーになってきています。
(とはいえ、まだマイナーではありますが)


9.2004-2005は…

実は去年、「8.2003-2004は… 」を書いた時は、もうこれ以上キーワードになるような話題はないだろうと思っていました。
けれど、1年って短いようで長い。こうなるとは思いもよらなかったこと、それは「ブログ」。
元々、このサイトにも「日記」的なページがあったので、2004年頃から流行し始めたブログというものは知っていても、自分の日記をブログにすることは考えていませんでした。
しかし2004年の秋、1999年から愛用しているパソコンがクラッシュ、メモリ増設にハードディスクの入れ替えをやっているうちに、慣れ親しんだHP作成ソフトが消えてしまいました。
原点に戻り、タグ打ちしようかとも試したのですが、めんどくささにページが更新出来ず。便利で楽そうなブログに手を出したという訳です。
いざ、自分が使ってみるとブログの便利なこと!
なるほど、これで今までホームページを作るのはめんどくさいと思ってた人も、簡単に情報を発信する側になることが出来るようになったんですね。

気がつくと、あっという間にブログ人口は増え続けています。
ネットが趣味で掲示板に書き込んで参加するまでは好きだけど、今までホームページまでは手が出せなかったというあたりの人々が、どんどんブログを開設。
情報発信という点では、石けん中心のブログだけでも増加(ホームページからブログのみに移行した人も)、「石けん」関係のブログカテゴリーを持つ人を含めたら爆発的増加、ブログで石けんという話題に触れる人も含めたら…
ただし、情報は増えても、客観性があるか、信用できるものかどうかという部分の重みが希薄になりつつある気がします。
石けんに限らず、他のマイナーな話題でも似たような現象は起こっているようです。
作ってみたいと考えている方には、必ず1冊は本を買うことを、以前に増して強く思うようになりました。

手作り石けん関係のウェブリングも登録数をチェックしようとしたら、「手作り石けんHPランキング」「手作り石けんリンク」は、かなりアダルトサイトが登録されてるので、登録数に意味がないし、老舗の「Handmade Soap Ring」は新規登録されてないので、数が徐々に減っていくだけ。ちなみに現在は116。ネット上でどれくらい石けん作りが流行してるかという目安になるもの、現在探しております。

 

・今後はどうなるかな?

うーん、どうなるんでしょう。このブームの行く先は。

ちょっと懸念しているのは、作成中の事故。
某テレビ番組で、自家製のムダ毛対策用豆乳ローションの作り方を紹介したところ、その作成中で事故が2件起きました。
そのローションは、豆乳を温めてレモンの絞り汁を入れた後に無水アルコールを入れるそうですが、事故はローションを作成している鍋を火にかけたまま無水アルコールを入れたため、そのアルコールにガスコンロから引火し、重症の火傷を負ったというものです。
石けん作りもまた、然り。
気軽に作れるとは言っても、苛性ソーダ=NaOH, 水酸化ナトリウムという劇薬を使います。また透明石けんでは、かなりアルコール度数の高い無水アルコールを使います。しかも出来る限り熱を下げないようにして、です。
新聞ネタになるような作成中の事故が起きないことを祈っております。

また、手作り石けん販売サイトがあまりにもたくさんあり、いくらこういうものを購入するのは自己責任において、と言っても、これだけあると初めての人に自己責任で判断しろと言う方が、ちょっと酷でしょう。
大手の化粧品会社でも、肌に合わないなどのトラブルがあるので、ましてや個人の販売サイト、何かトラブルが起きなければ良いのですが。
手作り石けんの質の善し悪しは一度作ってみないと判りませんし、初心者でもまあまあそれなりのものが出来てしまう。
そして、一度作ると次々と作りたくなります。その気持ちはよ〜く分かります。
作りすぎてもすぐ腐るものじゃないけど、作りすぎたら次の石けんが作れない。だから他人に配ってしまう。それがさらに延長されて、ネット販売やオークションに繋がってしまうのでしょう。
販売サイトでは雑貨扱いで体に使用するのは自己責任ということになっているものの、ビーズアクセサリーや手芸小物と違い、身体に直接触れるものだけに安易に販売サイトを開設するのはちょっと問題かな、と。
とはいえ、J.ソーパー第1世代も経験年数は既に3年以上の人も多くなり、満を辞して販売サイト開設という人もいらっしゃるかもしれません。

※2005年7月現在、上記に書いたような、経験年数3年以上のベテランソーパーさんで販売されてる方もいらっしゃるようです。やはり、そういった方はサイトを見ても、コンセプトがしっかりしてるなあと感じます。

現在手作り石けんの世界では、前田京子さん・小幡有樹子さんという2大巨匠がいます。
個人的に思うことは、そろそろ切り口の異なる3人目が出てこないかなーという期待です。
私的にはフェイラーさん系の人が出てきて欲しいなあと思っています。

2004年冬、アロマテラピー検定を受検して思ったのですが、そのときに、アロマの本をじっくりと読みましたが、どの精油が何に効果あるのかということよりも、精油の取り扱いに関する注意事項に重きをおいていました。検定の試験問題そのものは難しいものではありません、じっくりとアロマの本を読む機会を持つというのが重要なのだと思います。
そういう意味でも、そのうちハンドメイドソーパー検定みたいなものが出てくるのではないかと思います。
日本におけるアロマテラピー元年が1985年。「日本アロマテラピー協会(AAJ)」、現在は「日本アロマ環境協会(AEAJ)」が設立されたのが1996年。日本アロマコーディネーター協会(JAA)も1996年。
そう考えると、2010年頃かな。多分、スポンサーは「生活の木」とか(笑)。


まだ続く…?



■どうして手作り石けん?

J.ソーパー第1世代は、「肌が弱い、自分に合う石けんが少ない、もともと石けん生活していた」という背景がある人が多いです。
そのため、ハマった理由はかなり実用的な面が多いと思います。
もちろん、実用的な一面よりも、それ以上に作って使った喜びも大きいと思います。

石けん作りの趣味のお陰で、「ハーブに詳しくなる」というオマケもついてきました。
調味料のうち「油脂類」「酢」「香辛料」(ハーブとも重なりますが)にも詳しくなりました。
石けん用に買った材料を先に食べてしまったり、調理用に買ってきた材料を石けんにしてしまったり。
この「どちらにでも使える」という感覚が楽しいのです。

また、日常生活必需品であるというのもあります。
これはいくら作っても使うことが出来る、ということで次々に作れるし(ただし、キャパシティを越えて作るのはまずいと思いますが)。お菓子やパンのように賞味期限が短くないし。

そして、いい匂いをつけたいからアロマテラピー、
同じ材料で手作り化粧品、
プレゼントするならラッピング、
…などなど、どんどん世界が広がっていく感覚が、とても楽しいのです。
もちろん、他の趣味からも世界が広がることもあります。
しかし、私にとっては石けんをきっかけに広がった世界の大きさが、他を圧倒しているのです。
 


1.SOAP LIFE

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