――高校に教師として勤続するはずの初日、いきなり迷って行き倒れた挙げ句に記憶まで失った双月先生!
 何てハードラック・ガイ! そんな先生の未来は多分その辺ですさぶれてる!
 とっとと記憶を取り戻せ先生! ついでに職にもついておけ!!

※ネタにしちまってる各キャラの皆様、ゴメンナサイ。
 コレからもっとヒドくなりマス(←オイ!?)。

 ■ 私立ぷそ学園。■
 〜教務室編〜

第一話

 カバンの中の教員免許証から、俺は教師と判明。

双月「そうか。俺は教師だったのか」
勇 「……もの凄く他人事として扱ってない?」
双月「そんなことはないぞ。どう反応していいやら判らんだけで」
勇 「ああ、確かにそうかもね。うん、軽率だったよ」
双月「しかし……どこの教師だったんだろうな」
勇 「んー、定期とか生徒名簿なんかを持ってないところを見ると、これから転任するか初勤務だったって可能性もあるけど……」
双月「個人的には女子校だったりすると嬉しかったりするが、多くは望むまい(←生真面目そうに)」
勇 「………………………『ホンネとタテマエ』って単語、まだ覚えてる?」

 覚えてますからモノスゴイ顔で首を絞めるのはやめてください。
 うわ、しかもすっげえ馬鹿力。

 第一話 完


第二話

双月「……彼岸の彼方に初勤務するところだったぞ」
勇 「教育界の未来のためには、僕の未来を投げ出してでもそうしとくべきだったかも」

 とりあえず学校に行ってみるコトに。
 それにしても。

勇 「とりあえずここが僕の通ってる学校――って言うより、その敷地内。
   生徒総数三万人の学園都市、『私立ぷそ学園』だよ」

 無駄にデカいって言うのか、そのネーミングセンスは何だ。

勇 「……言いたいコトは何となく理解できるけど」

???「おお、七本槍君ではござらぬか。お早うでござる」

双月「……?
   〜〜〜〜〜〜ッ!!?(※声に振り向いた瞬間顔を思い切り引きつらせて)」

勇 「ああ、九重先生、おはよ。
   ちょうどいいかな? ――先生、この人は」

 先生?

九重「ほう。記憶をなくされてしまったと。それは難儀でござったな」

 ゴツい金属製のロボットだ。
 黒いボディに白のペイント……ってスーツが「描いて」あるぞ!?
 ネクタイ模様までっ!?

勇 「こちらは僕たち二年の学年主任、九重頭十郎先生だよ。」
双月「…………………先生…………………」
九重「話は聞き申した。記憶が戻るまで、こちらで厄介になるがよろしかろう。
   ちょうど教員の数も不足しておったことでござるし」
勇 「だってさ。よかったね双月さん。
   ……どうしたの? 嬉しくないの?」
双月「それが先生……?」
勇 「まあ、確かにちょっと個性的な先生だけど。それが?」
双月「いや――もう何処からツッコんでいいのか……」

 第二話 完


第三話

九重「こちらが職員室になり申す。とりあえずあの辺のどっかを適当にお使い下されい」
双月「すごいアバウトなんですね」

???「オウッ、新しいセンセデスカ? ヨロシクです〜」

 席につくなり、やたら派手なスーツの人がやたら変なイントネーションで話しかけてきた。
 日本人じゃないっぽい。

S.C「ワタシはS.Cと申しマス〜」
双月「あ、双月です。……ええと、英語担当なんですか」
S.C「いえ化学デスガ(※しれっと)」
双月「……つかぬことをお尋ねしますが、お生まれは?」
S.C「福岡デ〜ス。あ、コチラが同郷のギルガンセンセ」
ギルガン「HAHAHA(笑)」

 ……似非か……。

 第三話 完


第四話

双月「それはそうと九重先生。ここで働かせてもらうからには、学長にもご挨拶を」
九重「ああ、それは殊勝な心がけで結構なのでござるが」
双月「何か問題でも」
九重「学長殿は、現在心労で床にふせっておられるのでござるよ」
双月「心労ですか?」
九重「左様。ひとり娘が出奔なさったとか」
双月「それはちょっと大変ですね。捜索願とかは?」
九重「いやそれが――それ、此処に来るまでの間に、廊下の至る所にぺたぺたと貼ってござった学園新聞」
双月「ああ、なんかあらゆる場所に貼ってましたけど」
九重「あそこに本人の直筆で、出奔までの一部始終が。
   警察が狂言だと思って相手にしてくれんのでござる」
双月「……やたら自己顕示欲の強い娘さんですね」
九重「それはもう」

 第四話 完





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