〜偽りのテクニック〜



ハードの洞窟にて、S.Cとテレサにタケルは特訓を受けていた。

「ちぃっ!さすがに…きつい」
エビルシャークの群れに対して、パルチザンを振るいながら応戦するタケル。
上段から下段へと立て続けに切り付けるがエビルシャークはびくともしない。
「せぃっ!」
続けて、気合を込めた一振り。
さすがに効いたようで、エビルシャークの何体かはその場に崩れ落ちた。
だが、残ったエビルシャークはまだまだ健在で向かってくる。
「…ちぃ!」
舌打ちと同時につぶやくタケル。
ラストの一撃で大きく隙が出来て体制を立て直す前にエビルシャークが爪(?)を
振り上げ、タケルに切りかかる。
ダメージを覚悟してタケルが目を閉じた瞬間…

カンッ!!

目の前のエビルシャーク達が氷に包まれ動きを止めた。
「今デス〜さくっとやってしまいマショ〜」
後ろからS.Cの声が掛かる。
「助かります!……せぃっ!」
S.Cの声に答えつつ、動きが止まったエビルシャークに斬り付けるタケル。
その後ろからはテレサがマシンガン、S.Cがハンドガンで援護が飛んでくる。
「「キシャァァァ…」」
複数の断末魔の声が聞こえ、その場に崩れ落ちるエビルシャーク達。
「ふぅ…」
倒れるエビルシャーク達を見てタケルが一息ついた

「大分苦戦されていますわね。」
一息つくタケルにテレサが話し掛ける。
「いや…自分の未熟さを思い知らされてます。」
肩で息をしながら答える
「ハード区域だからデス〜、ノーマルならさくさく進めマスよ。」
S.Cがタケルの傍らでハンドガンで眼鏡をくいっと上げながら言う。
「…ハードだけにハード…ですね。」
と、タケルがS.Cの言葉に答えた瞬間…



場が硬直。
なぜか氷に包まれるS.C。



「あら、見事なギバータですこと」
「………」




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