レイマー応援文。



 ノーマル、坑道、二階。
 先にギャランゾ。
 チームは三人。
 うちフォースの二人は高いレベルのテクニックを使えるので、ここまで進め
たのだが。経験不足か、二人の生命力はあまり高くなかった。
 幸いギャランゾはまだこちらに気づいていない。が、こちらのテクニックが
届くには遠く、例え届いたとしても一撃でギャランゾを倒さないと、反撃によ
りフォースの二人は命を落とすであろう、そんな状態。
 「俺の出番か、どきな」
 二人並んでいる間に割り込む男。男自身の身の丈ほどの銃身を持つ、銃を持
っていた。
 「・・・なるほど、ライフルの射程なら気づかれずに」
 フォースの一人、フォマールが頷く。
 「でもでもでも、一撃で倒さないと、ボク達が危ないよ」
 被った帽子の付属品を激しく動く程身振り手振り大きく、フォニュエール。
 「・・・うるせえよ、ガキ」
 「ボ、ボクは子供じゃないもん!」
 手早く銃の準備しながら、一瞥をフォニュエールに向ける男。
 銃で戦場を渡る、レイマー。
 「ボスまで行かず、TP回復手段が無くなるほど考え無しに攻撃テクを放つ
  未熟者を、ガキというのさ」
 「!」
 自分の持つアイテムの事を知られているのに驚くフォニュエール。
 レイマーはまだ何か言い続けているフォニュエールを無視して片膝を床に着
け、もう片膝に銃身を乗せ、スコープを覗きながら安全装置(セイフティー)
を外した。
 「・・・っ!」
 無音の鬨の声を上げ、トリガーを引くレイマー。
 長い銃身で加速されたフォトン弾は衝撃波を起こしながら空間を裂き、
 爆発。
 寸分の狂い無くギャランゾを打ち抜き、仕留めた。
 「・・・すごい」
 感嘆の声をもらす、フォニュエール。
 「”チームの最終兵器・最後の切り札”・・・さすがはレイマー」
 ハンターズギルド内での通称を思い出したフォマール。
 「大したことじゃない。ただ役目を果たしただけだ・・・行くぞ」
 銃にセイフティーを施し、移動を始めるレイマー。
 「あ、ちょ、ちょっと待ってよ!」
 慌てて付いていこうとするフォニュエールに、レイマーは何かを投げつける。
 「わわっ・・・ ディフルイドだ。あ、ありがとっ。
  って十個も?! ねえ、自分の分はいいの? ねぇってば!」
 走ってレイマーを追いかけるフォニュエール。
 優しい方。でも素直ではありませんのね。
 そう思いながら苦笑し、後を追うフォマール。
 三人の坑道探索は、もう少し続きそうだ。





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