YAMAHA PW50
「こんなんやってます」にもどる

↓'01 YAMAHA PW50   駿平車

PW50って?       メーカー希望小売価格\116550(税込み、'09モデル)

 2000年11月、航平用に新車で購入した「お下がり」。4年を経過しても、そんなに傷んでないところが今までの練習量の少なさを物語っているようで、これからはもっと頑張ります・・・。

  エンジンはその昔販売されていた「マリック」というミニバイクがルーツで、空冷2サイクルにオートマチック+シャフトドライブという構成。操作は右レバーが前、左レバーが後ブレーキと 一般的な自転車やスクーターと同じで、乾燥重量も37kgと軽量な為、自転車にさえ乗れれば、すぐに慣れることができます。これこそが小さな子供が最初に接するバイクに最も必要とされる「性能」であり、四半世紀にわたってPWが選ばれ続ける理由だと思います。

 最高出力は2.5PSと控えめですが、大人が乗っても普通の原付スクーターくらいに感じますし、当然、体重の軽い子供が乗れば、それ以上に走ります。一応、体重制限があり、25kgまでということになっているので、普通の体格の子供なら小学2〜3年生くらいまでが上限かな? 下の方は、足が着かなくても乗ることは可能ですが、停止時に片足でも着いて自分で支えるには身長100cm以上は欲しいところです(空車時シート高485mm)。子供が慣れないうちはマフラーの付け根にワッシャーを入れ、排気を抜けにくくして出力を抑えたり、アクセル開度を制限できるようになっていたりと、まさに初めて乗るバイクとして配慮された設計になっています。

↑このゴムキャップが外れると・・・!

↑抜いた車体側のカプラーを防水処理。

PW50のメンテナンス&要注意点について

 エンジン本体は市販車用ということもあり、とても丈夫でメンテナンスは最小限で済みます。親切なマニュアルが付属していて、全体にシンプルな造りなので、その他の整備性も良好。反面、車体の方は大きな荷重や強い衝撃には向いておらず、体重制限を守るのはもちろんのこと、子供が上達して走りが激しくなり、大きなジャンプなどを繰り返していると、「ホイールがゆがむ」「フレームが折れた」などど時々耳にするので、そうなる前に潔く(笑)上級車種にステップアップするのが得策です。体重が軽く、走りもおとなしい(遅いとは言わない!)我が家の兄弟が乗る分には全然問題なし。喜んでいいのかな??。ただし、各部の締め付けやグリスアップには気をつけた方がいいようです。

 気をつけると言えば、右(アクセル側)に転倒した際、しばしばエンジンが勝手に全開状態になってしまうのは大きな欠点だと思います。スロットルケーブル取り出し部のゴムキャップ(←左の画像の指さしている部品)が外れ、ワイヤーを引っ張ってしまうのが原因で、大抵の場合、後輪が接地していない状態なので激しく空転し、本人や他のライダーが接触したり巻き込まれたりする可能性がありますし、その状態から慌てて車体を起こしてしまうと無人で暴走し、大変危険です。こうなった際には落ち着いてスイッチを「OFF」にすることを周りの大人はもちろん、子供も知っておく必要があるのですが、何よりメーカー側での改良を望みます。

 他には「水に弱い」 と言われています。小さな車体故に大人用のバイクと比べてエアクリーナーの吸気口や電装系などが地面に非常に近く、泥や水が侵入しやすいにも関わらず、防水対策がきちんとなされていないので、電装系、エアクリーナー、オイルポンプなどでトラブルが起きやすい、というものです。

 具体的には、まず電装系では、ゼッケンの裏にあるセーフティースイッチ (OFFーSTARTーRUNの切り替えスイッチ)に繋がる配線のカプラー部分に水が侵入すると、「RUN」の位置でも「START」状態になってエンジンが回らなくなってしまうという症状。対策は、カプラーを抜いて端子をビニールテープなどで防水処理してやります (←左の画像)。ギボシ端子のほうの配線はそのままでOK。これで、「START」「RUN」いずれの位置でも始動、走行できるようになり、「OFF」は従来通り機能します。フロントタイヤの真後ろにあるプラグキャップも、濡れてリークする場合があるので社外品に交換orシーラーで防水しておくと安心です。

 お次はエアクリーナー。雨の日などに水を吸ってしまって不調になることがあり、スペアのエレメント(500円弱)を持っておいたほうが安心です。親切なことに、あらかじめオイルが塗布されているのですが、少し多いので絞ってから取り付けます。

 オイルポンプはケースでカバーされているものの、泥や高圧洗車の水が侵入して作動不良を起こしてしまうことがあります。これは、いちいちメンテナンスするより、いっそのこと混合給油にすることをお勧めします。こうするとエンジンのツキも良くなるうえ、オイルポンプを作動させるワイヤーが不要になるので 、アクセルが軽くなるという効果もあります。 キャブレターのオイル通路にしっかり栓をするのを忘れずに。

小技あれこれ

  上の項で述べた水対策や混合給油化以外では、定番とも言えるDT50用のギザギザステップ(←左の画像、左右で約2600円。手に持っているのはノーマル)が完全ボルトオンです。ゴム製は濡れると滑るうえ、転倒で抜けたり破れたりするので×。バンク角が若干増えるので、オンで乗る場合にも有効です。

 他に、ブレーキのリターンスプリングを若干カットしてブレーキを軽く、レバーも万力で曲がりをゆるくして、小さい手でも握れるように近くしてあります(左下の画像、手に持っているのはノーマル)。 レバーとハンドルが近くなる分、転倒の際に曲がったり折れたりすることが少なくなるのも嬉しい点。ウチはやっていませんが、シートのアンコ抜き(スポンジを削って足着きを良くする)をされる方も多く、逆に背の高い子が乗る際には、ハンドル取り付けボルトに長ナットを噛ませて、ハンドルを高くするという技もあるそうです。

 また、最低地上高が低く、段差などで引っかかってしまうので、スタンドを取り外しました。PWのセンタースタンドはボルト2本でステーごと簡単に取り外せます。代わりに、木ぎれで適当な高さ(160mmくらい)の別体スタンドを作りました。上面にゴム板を張って滑り止めにしています。下のPWのように、キックアームの付け根で受ければサイドスタンドのような使い方もできますし、CRFにもジャストフィット!チェーンの給油やタイヤ交換の際に大活躍します。写真にはありませんが、ヒモを付ければ移動時にハンドルなどに引っかけておけます。将来はスタート用の踏み台に使えるかも!

5年目のオーバーホール

 知ったようなことを書いていますが、実は購入して丸4年以上、プラグ交換さえしていません。何度か点検、清掃はしているのですが、調子が良いのでつい・・・。さらに恐ろしいことに、気が付けばギヤオイルもそのまんま!さすがに怖くなってきたので、全体的に点検も兼ねてオーバーホールをするぞ!と 、この場で宣言すれば、怠け者の私でも引っ込みがつかなくなって行動に移すことでしょう(笑)。

 プラグとギヤオイルは当然交換、ピストン周りやブレーキシューについてもいずれは交換が必要なので、一応新品を用意しました。具体的には、純正のピストン、ピストンピン、サークリップ(2ケ)、ピストンリングセット、ヘッドガスケット、シリンダーガスケット、エキゾーストガスケット、ついでに予備のレバーも左右で注文、そして社外品のブレーキシューとプラグで、全部で1万円くらいでした。純正品についてはメーカー(ヤマハ発動機)のHPに「部品情報検索」という項目があり、パーツリストで探すよりも簡単にパーツ番号や価格が検索できて便利です。ギヤオイルは以前にDTで使った余りがありました。部品も揃って準備OK!あとはヤル気だけ!ものぐさな性格なので、なにかきっかけがないと腰が重くて・・・(笑)。

※この記事は2005年1月に作成し、その後一部を編集したものです。

PW50整備編(その1)へ  PW50整備編(その2)へ   さらばPW50へ

「こんなんやってます」にもどる