デジ絵本16 +雪と子犬
絵本 1、

ある冬の日、子犬の「りくた」は
絵本を読んでもらいました。
「もし最初に降ってきた雪に
さわることができたら、
願い事がひとつかないます。」だって、
これって本当かな? りくた。
わんこの家 2、

りくたは自分のおうちの前で
一生懸命考えていました。
「雪を見つけたら
僕は何をお願いしようかな。
もっと大きなお家が欲しいかな。
たくさんゴハンが食べたいかな。
雪 3、

寒いけれど我慢して
じっと空を見上げていると、
白いものが落ちてきました。
きっとあれが最初の雪です。
「やった、雪だ。」
りくたは大急ぎで追いかけます。
電信柱 4、

電信柱を通る時、
いつもように止まってしまいました。
「あ、いけない。
雪を追いかけていたんだ。」
りくたは思い出して走り出します。
子猫 5、

でもやっぱり見失ってしまいました。
しょんぼりして帰ろうとした時でした。
「あれ、誰かないている。
どうしたのかなぁ」
鳴いている子猫の口の中に
白い雪がふわりと落ちました。
帰り道 6、

りくたは子猫に声をかけました。
「行くところがないなら
うちにおいでよ。
僕のお家で一緒に眠れるよ。
ゴハンも僕の分を半分あげるよ。」

願い事のことはすっかり忘れて、
雪の降る道を並んで帰っていきました。

               お し ま い

2003-11-25

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