デジ絵本 扉の言葉

『目覚め』
 『目覚め』


その日がくれば、何もかもが解る。
やがてその時が来て、
何もかも春の雪のようにとけてゆく。

どんなに遠く感じて、
決して変わらないように思えても、
気がつくと雲は晴れて、
日差しが君を柔らかく包んでいる。

寂しくて、
独りで、
切なくて、
怖くて、
踏みきれなくても。

降りつもり凍っていた心が、
ほころぶように目を覚ます。

すぐ隣りで微笑んでいてくれる人や、
次次と咲き零れる花々や、
風光るどこまでも広い空に、
うららかに心ときめかせて。

その時がくれば小さな自分さえも、
いとおしくて懐かしく思い出せる。

目覚めの季節がくれば…。


目覚め
2006-03-02

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