風がごうごうと
小鳥の囀りも
太陽の匂いも
わからずに
只管に
雨に打たれてた。
傘も差さずに。
昼間なのに
真っ暗な暗闇で。

君も僕の前から
消えるんでしょうか。
わからない不安が
愛しい感情を
伝えようとも
この口から言葉として
出てこれない。
全ては僕の心弱さ。

愛しくて堪らない
そんな思い募らせながら
今日もまた
君に会いに足を運ぶ。
ほらね、
目が合った瞬間、
手が触れた瞬間、
同じものを見つけた瞬間、
全てが奇跡と呼べるもの。

街を歩けば、
小さな指を絡ませながら
歩く二人を見るたびに
羨ましくてたまらない
そして悔しくてたまらない
幸というオーラーに包まれた
君達に僕は嫉妬しています。

会うたびに高まる感情と欲情。
その黒い髪を僕の隣に、
その輝く瞳で僕を見て、
その綺麗な手で僕を撫でて、
その紅い唇で僕を絡めて、
二人で体をくっつけて
いつまでも一緒に居ましょう。

嫌いなのに
いつもいつも鏡を見てしまうのは
嫌いなのに
いつもいつも出歩くのは
嫌いなのに
異性という君を恋するのは
全ては備わった感情の働き。

まるで死ねないよ。
埋め尽くされるまではきっと
安心して
死ねないね。

ハハ。
哂える話だよ。