“楽譜2”のように、コードが移り変わっても敢えて同じメロディー(または、それをモチーフにしたメロディー)を弾く場合、メロディーは同じでも、コードが変わるとそのメロディーの表情も変わって行くのが実感できると思いますが、これをアヴェイラブル・ノート・スケールという観点から分析すると、1〜2小節目はCアイオニアンによるメロディーで、3〜4小節目はAエオリアン、5〜6小節目はDドリアン、7〜8小節目はGミクソリディアンによるメロディーと言う事になります。
先ほどのコード進行に対して、各コードの響き(機能)を念頭において、上の楽譜に記載したようなメロディーを弾いたとすると、結果的に4つのコードそれぞれのアヴェイラブル・ノート・スケールとして、4つのモードを使用した事になります。
この場合は「モードを使った・・・」などと言う大袈裟なものではありませんが・・・
例えば、1つのコードが何小節も続く場合、常にその時々の軸音を意識しておく事が必要であり、それは「モードを導入する事の必要性」と言う事になります。。。
さて、別の側面からも考察してみましょう。先ほど表示していただいた“楽譜1”のウインドウを閉じて、今度は下の“楽譜2”を表示して下さいm(_)m
Cメジャーをトニックとする、ダイアトニックな進行ですから、当然“Cメジャー・スケール”が適している事は分かると思います。しかしこの時、ただやみくもに“Cメージャー・スケール”によるフレーズを弾き続ければ良いと言う訳ではなく、コードが“Am”の時は“A”の音を、“Dm”の時は“D”、“G7”の時は“G”の音をそれぞれ軸音として意識しながらメロディーを組み立てていかなければなりません。
そうしないと、たとえ、間違った音は使ってなくてもコード進行が作り出す背景に適したメロディーにはならないからです。
このように、それぞれのコードに対して、そのコードの機能にふさわしい音列を考えてコードに対応させるのが“アヴェイラブル・ノート・スケール”と言う考え方です。そして、各コードに対して、その機能に見合ったアヴェイラブル・ノート・スケールを考える時に、前回紹介した7種類の教会旋法が用いられるのです。
さて、下の“楽譜1”をクリックして楽譜を表示して下さい。それを元に、もっと具体的に説明していきますm(_)m
C → Am → Dm → G7
早速本題で申し訳ないのですが、下に記載したコード進行にあわせてアドリブをとる場合、どんなスケールを使ってメロディーを作っていけば良いか考えていきましょう(^^)
更新日:2005/09/01
第16回 「スケールの応用 〜モード Part III〜 」