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更新日:2004/12/01
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表5
表4
 三和音の時よりも、終止感が強調されたのが耳で感じられたと思いますが、いかがでしょう?
 先程も「三和音を四和音にする事で、より終止感が増す」と言う説明をしましたが、もう1度おさらいしておきましょう。
 「G7」には不安定な響きを持つトライトーン(この場合、1弦1fと2弦開放の2つの音による響き)が含まれるため、「C」へと進行した時の終止感が、より強調されるワケです。

 通常、シンプルな三和音を中心に使用するフォーク・ソングのギターでも、ドミナント・コードの時は四和音であるドミナント7thを弾く事が多いのは、この終止感を強調する為だと思います。

 そして、この“トライトーンの解決”における「B」 「C」の進行こそが、スケールの項で説明した導音(リーディング・ノート)から主音(トニック)への進行に他ならないのです。
 このままでも充分終止感はあります。

 次に、四和音の形での「G」「C」の進行を見てみましょう。
 さて、下にTAB譜付きの楽譜(表4)を掲載しておきますので、実際にドミナント・モーションにおけるトライトーンを耳で確認してみて下さい。

 まず最初は、三和音の形での「G」「C」の進行です。
表3
表2
表1
 上の図では四和音の形を掲載してありますが、三和音の“V”(ページ上側に掲載してある表1の場合「G」)と言うシンプルな形でも、トニックに移行しようとするドミナント・コードの性格を持っています。
 しかし、四和音にする事で、このドミナントからトニックへの進行(ドミナント・モーション)が、より強調される事になります

 ナゼ四和音にする事で、ドミナントからトニックへの移行が強調されるかと言いますと・・・

 三和音の形に7thの音を加えて四和音にした“V7”(ドミナント・セヴンス)コードには、“トニック” “サブ・ドミナント”の両グループに属するコードには含まれない、全音3つ分の音程(トライトーン)が含まれています。
 このトライトーンは非常に不安定な音程で、安定感のあるトニック・コードへの移行をより強調する事になる。と言った具合です。

 トニック“C”の時のドミナント・セヴンスである“G7”の場合でトライトーンを見てみましょう(ページ上側の表1参照)。
 “G7”の長3度である「B」と、7thの音である「F」の作る音程がトライトーンで、それぞれトニック・コードの主音である「C」と、長3度の「E」に半音進行する事によって強い終止感が得られます。
 これを“トライトーンの解決”と言います。

 実際に楽譜で表すと下の楽譜のようになります。
 また、下の表を見ても分かる通り、スリー・コード以外のダイアトニック・コードも、それぞれこのスリー・コードのいずれかと同様の機能、性質を持っています。(下図参照)

 さて、早速で申し訳ないのですが、今回も引き続き前回説明したダイアトニック・コードにつて説明して行きますm(_)m

 ダイアトニック・コードの中にもスケールと同じく“トニック” “サブ・ドミナント” “ドミナント”の各コードがあります。この3つのコードが、いわゆる「スリー・コード」と呼ばれるもので、あらゆるコード進行基礎となっています。

 下の楽譜は、「主音+3度+5度」で構成される三和音と、さらに7度の音を加えた四和音を示したものです(Key=C)。この楽譜にあるダイアトニック・コードにおいても、スケールと同様に“I=トニック”“IV=サブ・ドミナント”“V=ドミナント”となるワケです。
第9回 「コードの基礎知識  〜Part II 〜 」
Music Theory
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