<Blackface Bassman AA568 to AA165改 Conversion>

まずはごちゃごちゃでスパゲッティ状態の配線を一本ずつ取り外しながらサーキットボードをシャーシから切り離します。配線が細いので、既に切れ掛かっている部分もありました。


元に戻すことを全く考えずに全てのパーツを取り去り古いハンダも全て除去しました。果たしてチャンと音が出るようになるのでしょうか?不安を抱きつつ、「音が出なかったらジャンクパーツにしてしまう」と覚悟を決めて作業を進めます。


一部の抵抗を除いて全てのパーツを交換し、AA165改と同じ回路にModifyしたサーキットボードです。オリジナルBlackfaceアンプと同様に、カラフルなクロスワイヤーを使ってボードの裏側に配線を通したのでずいぶんすっきりとしました。見た目重視なので抵抗はカーボンコンポジット、キャパシターは全てSprague製を使用しています。


ドンガラのシャーシ内部です。接点復活剤とホコリで汚れたシャーシの内側を綺麗に掃除し、Modifyついでに、電源コード、スイッチ、ジャック、POTを全て新品に交換しました。


出来上がったサーキットボードを取り付け、POTとINPUTジャック側から配線をしていきます。色分けされたクロスワイヤなので素人の私でも間違わずに配線できます。


続いてチューブソケット側の配線をハンダ付けした後の画像です。キットやオリジナルアンプを作るのと違い、見本となるAA165改の配線を真似て配線するだけなので簡単です。
回路はAA165改と同じなのですが、BASS CHANNELのTONE回路だけはギター用として使いやすくするために、抵抗とキャパシターの値をNORMAL CHANNELと同じ数値に変更しました。
ヒーター用のグリーンの配線が付くことでずいぶんBlackface期のシャーシ内部らしくなりました。


キャパシターと抵抗を交換した整流部のダイオード用ボード(右下)を取り付けて完成です。
元のAA568の状態(下の画像)と比べるとずいぶん美しくなりました。(自己満足)




再度見本のAA165改と配線を一本一本見比べ、間違いが無い事を確認した後、テストです。まずはスピーカージャックにダミーロードを取り付けてから電源を入れて各部の電圧をチェックします。そのまましばらく様子を見ましたが、爆発もせず(笑)煙も出なかったのでスピーカーを繋いで音出しです。
おお〜!!全く問題なく、まともな音が出ました。素人Modify大成功です。


完成してAA864キャビに収まったAA568改のシャーシです。これでようやくPre-CBSの外観に相応しい中身になりました。前に並んでいるのは今回交換したパーツ群ですが、結果的にはチューブソケットとトランスを残してほぼ全ての部品を交換したことになりました。別に交換しなくても良いパーツもあったとは思いますが、新品に交換してしまったほうがなんとなく安心感があるもので・・・・。これはもう、気分だけの問題ですね(笑)。



今回は素人Modifyシリーズ第四弾として、「Silverface Bassman AA568」の「Blackface Bassman AA165化」を行いました。今までのModifyと異なり、殆どのパーツを交換することになったので、音が出るかどうか不安でしたが、見本のAA165改を見ながらの作業だったので、素人の私でもなんとか無事に完成させることが出来ました。
この時期のBassmanは良く改造されていたり、ブティックアンプのベースに使われていますが、リヴァーブもトレモロも付いてないシンプルな回路であることと、特にSilverfaceのBassmanは安価で入手可能だから利用しやすいのでしょうね。

【Modify後の感想】
今回のModifyにはかなり時間が掛かりましたが、プラモデルを作るのと同じような作業だったのでたっぷり楽しむことが出来ました。
しかし、こんなことに時間を費やすんだったらバンドのレパートリーの1曲でも増やせるようギターの練習をしたほうが良かったんじゃないだろうか?とも思いました(笑)。


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