03.07.13のネヴァモア様のコラム

今回の天魔連邦とシルヴェスタの戦争はシルヴェスタ側の依頼に基づくとの事でした。
その点に関し少々見解を述べてみようと思います。

まず、果たしてそこまでする価値が
あるのだろうかという疑問が生じます。
と言うのは今回の作戦はシルヴェスタにとって危険が多すぎます。
天魔やガイアードがきちんと落城させる保証はありません。
万一馬の骨の突破者が政権を手中にし、
施設爆破や国民追放を行われでもしたら一大事です。

また、フリッツさんを敗戦国王にするという事は、
この恐るべき在野に
黒い魂という兵器を与える可能性をも
与えてしまいます。

王位返還ならば黙っていても果たされたのですから、
そんな危ない橋を渡るような真似をするかどうか。
一応単なる王位変更以外の理由として

・同盟国に敵対するフリッツ氏との関与否定を行動で示すため
・テロリストから王位を譲渡される事の嫌悪感


といった理由が挙げられています。
まあ感情の問題として理解できなくもありませんが、
それにしても上の如きリスクを負ってまで
実行する価値があるかどうか私は疑問です。

以下個人的見解となりますが、
今回の最大の目的は
フリッツさん個人に打撃を与える事にあったのではないでしょうか。

ご存知の通りフリッツさんは在野の巨頭として数えられ、
何より極めて潤沢な資金を有しています。
万事につけ金が物を言うのは言うまでもありません。
国家側にしてみれば脅威の存在です。
もしこうした者の財産を失わしめる事ができれば
今後の対国家テロ活動に大きな打撃を与える事ができます。

さて、
敗戦国王は財産の全てを失います。
今回の戦争の目的はまさにここにあった
のではないでしょうか。
危険人物の資金源を断つのが目的だった。

こう考えるとシルヴェスタ側がぎりぎりまで
穏当な王位変換を望んでいたかのような素振りを見せた理由も
説明がつくと思うのです。
つまり、シルヴェスタ側の言動は
フェイクであり、
フリッツさんを安心させて資産隠しが行われる
事態を未然に防ぐためだったのではないか。
資産隠しが行われては作戦の意義は甚だ薄れるのですから。
天魔・ガイアードが電撃戦を展開したのも同様の理由です。


私はシナノ政権と天魔・ガイアードの間で、
ざっと以上のような密約があったのではと睨んでいます。

勿論単なる推測に過ぎません。
しかしこう解しでもしないと
戦争に訴えた動機が今一つ不明瞭としか思えないのですね。
先に述べたような各種の危険を冒してでも成し遂げる価値としては
このようなもの位しか考えられないのではないでしょうか。



以上長々と述べてしまいましたが、裏付けはありません。
まあ有力な仮説とは思いますので、
この辺り調査すれば面白いのではないでしょうか。

当誌において天魔政府筋が
「開戦濃厚。時期は早ければ週末か週明け」
と漏らしてしまっている点は気になります。
極秘にせねばならない筈なのにこうした情報が出回っている訳で、
この点は自説の弱みです。
単に漏らした人の口が軽かっただけかもしれませんが。


ところで、ここまで述べておいて何ですが、
実際に彼の資産は失われたのでしょうか。
実は彼にカードを400万で売る約束をしているもので……。
 




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