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ワイヤーの端末処理強度、パイプ編
長万部さんから依頼がありました、コントロールワイヤーの端末処理をパイプでカシメた場合の引っ張り強度試験を実施しましたので御報告します。
試験物はBRODAK製φ0.38の7本撚りワイヤー。
カシメはパイプへの通し方法の違いでAタイプとBタイプを設定。
カシメパイプはワイヤーに付属している銅パイプが無かったため、昔のヒバリ製φ0.31ワイヤー用のアルミと思われる細めのパイプを使用。
試験回数はそれぞれ一回ずつ。
グロメットは使用せず直接Uの字フックに掛けて試験機に取り付け。
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| Aタイプはワイヤーの返しをパイプの中に通しました。パイプ内のワイヤーの本数は3本となっています。 |
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Bタイプはワイヤー返しをパイプの外へ出してあります。BRODAK推奨の方法です。
A・B双方ともグロメットには通さずに試験を行いました。。 |
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| Aタイプの実験中での画面。73N(7.45kgf)でパイプのカシメ部から抜けてしまってワイヤーの破断強度まで達しませんでした。やはり肉薄で強度不足のアルミパイプではカシメ強度は低くなるようです。Bタイプも似たような結果でした。 |
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太い方がBRODAK製φ0.38ワイヤー付属の銅パイプ。その横が今回使用したヒバリ製アルミパイプ。
ヒバリ製のφ0.31ワイヤー用パイプは約7kgの引きで抜けますので09クラスが使用限界ですね。右端は昔懐かしいスイベルです。 |
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以上のように、カシメパイプの保持力不足によりワイヤーが破断するまでの数値は計測出来ませんでした。ただ判ったことは、ヒバリ製のカシメパイプは強度が弱いため、飛ばしている
時、過度な引っ張り荷重が掛かったとき、ワイヤーが抜ける可能性がある。ということぐらいですか。
長万部さんからの実験依頼から2ヶ月近く費やしたのに、このような結果で申し訳ありません。次回は銅パイプを仕入れてパイプへの通し方法を換えながら実験したいと思います。

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