さてまたまた新企画です。
今のTV番組は、やたら2時間スペシャルとか3時間ドラマとか長時間ものあるように思います。芸術祭参加や愛の感動スペシャルもいいのですが、どうも見ていて疲れます。人間の集中力は30分が限度だそうですから、それ以外の時間はまあ、のんべんだらりとブラウン管を眺めているわけです。視聴者は、別にその番組を見て評論するわけでもないし評価を誌面に書くわけでもないし、そんな義理もないのですから、ああ長ったらしくてかったるいや、とあきらめることもしばしば。あなたはどうですか?
というわけで強引ではありますが、5分あるいは10分番組です。かつて午後6時55分から7時までとか、朝の7時20分から7時30分までといった半端な時間に瞬間芸のように存在していた番組がありました。
そんな番組が輝いていた時代。5分番組を欠かさず見ていたあの集中力が懐かしい。
こういう思いからの特集です。
くれくれタコラ
「なんでも欲しがる」クレクレタコラということで、とにかくタコラのキャラクターは、人のもっているものはなんでも欲しがるという本能そのまま。
必ずそれがもとで罰が当たるという筋なのですが、このネタだけで随分引っ張っていたような気がします。
この番組は、「子供は我慢することが美徳」という道徳くさーい大人の意図も見えた反面、「なんでも見境なく欲しがる」ことは「カッコ悪い」ということも教えてくれたような気がします。ブランドならばなんでも欲しい、人が持っているものは自分にも同じくらい欲しい、という価値観がいかに「みっともない」ことかを。(深読みし過ぎ?)
トリプルファイター
これは多分10分ものだったと思います。ヒーローものなのですが、とにかく展開が速く、怪人がちょっと悪いことをしたと思うとあっという間に正義の味方が現れて倒してしまいます。
まあ、一回ずつで終わるのはあまりにも無理があるので、一週間か3日くらいの続き物だったと思いますが、例によって途中から見たってなんの支障もないところが乙なところ。しかも闘っている場所がいかにも範囲が狭くて、ロケも楽だったことでしょう。怪人がやられる時には「ドカーン」でおしまいですから。
下手に、合体マシンとかで時間を埋めるのではなく、ぬいぐるみ一本で一週間番組撮影がみえみえという省コスト。せこくも必要十分、それでも私たちは満足でした。
チキチキマシン猛レース
最近は、ダウンタウンが、「ガキの使いやあらへんで!!」で、最初に「チキチキ」とつけた企画をよくやっています。まさに「チキチキ」という語感には、人を駆り立てるようなものがあるようです。
これも、このアニメの影響であるといえばそれまでですが。
このマンガは、とにかくワンパターン。蜿々とレースを繰り広げているわけですが、それぞれのキャラクターの役割もオチも笑っちゃうくらいおんなじ。ケンケンのあの笑い声(息?)が出来るとクラスでヒーローになれましたね。
「継続こそ力なり」をまさに体現していたマンガでした。
ケロヨン
木馬座のケロヨンといえば、まさに正統派のぬいぐるみ劇でした。
私も今となっては朧げですが、ケロヨンのキャラクターは、「トッポジージョ」と同じくらいのインパクトのあるものでした。確かレコードが家にあったと思います。そう、まだまだミッキーマウスなんて田舎者には未知のものでしたから。
「ケッロヨ〜ン」といいながら登場するケロヨンは、あくまでもやさしくて勇気があって明るい存在でした。カエルのキャラクターは「ど根性ガエル」「ケロっ子デメタン」などに受け継がれていくことになりますが、妙に人間臭くて根性ものが多いのが特徴ですね。
みんなのうた
今は特に決まった時間にはやっていないようですが、前は午後5時55分から6時まで必ずやっていました。
「北風小僧の寒太郎」(堺正章がベスト)、「宗谷岬」、「子犬のプルー」、「山口さんちのツトムくん」(斉藤こずえ)、「僕達大阪の子供やでぇ」、「今度越してきた僕です」・・・など名曲のるつぼです。今度別の機会に特集したいと思います。
今考えると、結構一流の作詞家作曲家がつくって、うまい歌手が歌っているものが多く、質が高いとてもリッチな時間だったと思います。今の子供たちにも是非聞かせてあげたい曲がたくさんあります!!
ポパイ
最近、ポパイが長年の思いを遂げてついにオリーブと結婚したという記事がアメリカから流れました。何はともあれめでたいことです。
「オゥ なんてこったい」「ちくしょう 見てやがれ」などという、ちょっと荒っぽい言葉を使うわけですが、それでもポパイの口まねということで随分まねさせていただきました。「たっすけってー ポッパーーイ」というオリーブの叫び声も大げさでよかった。
もともとホーレン草の缶詰め会社の宣伝のアニメのはずが、いつの間にか人気シリーズに。このアニメのお陰でほーれん草が好きになった私も単純でしたねえ。他に、暇があれば「ハンバーガーおくれよ」というウイーピーなんかも好きでした。
ハンバーガーという食べ物を実際に私が口にするのは、マクドナルドが日本進出して私が東京に出てからのことになりますが、今の子供たちにとっては嘘のような話でしょうね。
いかがでしたか。短時間に凝縮された番組の数々。
ゆったりとした大人の恋物語も結構ですが、もっと子供たちのために短時間でキラッとした番組も増やして欲しいです。もっとも私の子供時代よりも、今の子供たちははるかに進んでいることも確かですけれど。