輝け!! 懐かしの一発屋ランキング! Part2

 お待たせしました。
 たった一曲の輝きを残して華々しく散っていった人、グループ。そんな彼ら彼女らに独断で勝手にランキングをつける『懐かしの一発屋ランキング』。早くも第2回目です。
(今も歌手として活躍している方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでも全国的に表舞台に登場したときのインパクトと現在との相対的な話ですので、もし気を悪くされる方がいらっしゃったらお詫びいたします。)

 さあ、早速始めましょう!!


第一位  『カリフォルニア・コネクション』 水谷 豊
 熱中時代・刑事編の主題歌で、水谷豊がいい味出して歌っていました。
 実は、その当時ずっと疑問だったことがあります。歌詞なんですが、「都会の」を、彼は「とがいの」と濁音でなまって歌っていたようなのです。これが果たしてわざとなのか、歌い方の関係で偶然そうなってしまったのか、という疑問です。未だに解けない永遠の謎。誰かご存知ですか?

 さて、このドラマの相手役が、あの「ミッキー・マッケンジー」嬢でした。ドラマでは、日本に慣れていない外人でいつしか水谷と恋に落ちてゆくという流れでしたが、まさかその後本当に結婚するとは思いませんでしたね。言葉を超えた愛もあるはずと思っていたのでありましょうか。
 ドラマと一緒で、「おいおいミッキー」と毎日言っているような結婚生活だったのか知りませんが、数年後には離婚し、水谷さんはランちゃんと再婚して現在に至っています。う〜む。やはり愛は言葉を超えられなかったのか・・・

第二位  『愛の水中花』 松坂慶子
 今となっては、俳優が歌っても珍しくもなにもないですが、当時はその走りで、よく俳優が歌わされていました。しかし、俳優だからといって、必ずしも「味がある」わけではなく、中には外しに外した企画もありました。
 その中でも、これは出色の話題性がありました。

 なんたって、当時の旬の女優が、網タイツで歌うわけですからね〜。いくら自信があるといったって、なかなか度胸が要ったのではないでしょうか。ベストテンのどちらかといえば明るい世界に、突然違う真夜中の世界の人が入ったみたいで、違和感も相当なもんでしたが、それなりに楽しんだことも事実。

 今となっては、網タイツどころじゃなくてヘア・ヌードまで一気にいっちゃうんで、随分情緒がなくなってしまいました。

 松坂さんが低めの色っぽい声で歌うんですから。そりゃ、もう、はい。
 とにもかくにも、「水中花」というものを比喩的に持ってきたのが大当たりでした。

第三位  『きみの朝』 岸田智史
 甘い声とちょっとか弱そうな体格という点では、次の堀江淳といい勝負かもしれません。

 この歌は、先程のフレーズは明るいんですが、途中がちょっと暗めで、何かこう、今一つさわやかさが無かった印象があります。
 だから、朝の光の中というよりは、夜明け前から太陽がちょっと顔を出し始めたところの薄暗い感じに合うかもしれません。

 旋律自体は、かなり美しい方に入ると思います。こういうメロディーが年々少なくなってゆくのは寂しい限りです。

第四位  『メモリーグラス』 堀江淳
 この人はちょっと声も高かったし、この歌自体が女性の心を歌っていることもあって、当時はあちらの方の人ではないかと噂も立ちましたが、本当に歌が与える印象というのは恐ろしいものです。

 私も実は、この歌のサビとかが好きで、カラオケで何回か歌った記憶があります。歌っていると、ついつい堀江淳さんの声まねになってしまったものです。その位、歌と声がよくマッチングしていました。
 日本人っぽい湿度がある内容ですが、そこがまた魅力でもありました。

 イントロもメロディーも非常によく出来ていたと思います。今でも十分通じるし、もう一度生で聴きたいものです。なかなか「懐かしの歌番組」には取り上げられないのは不思議な気がします。

 間違いやすいのですが、石原裕次郎さんの方は「ブランデーグラス」です。念のため。

第五位  『キッスは目にして』 ザ・ヴィーナス
 これは確か化粧品のCMソングでしたね。ちょっとレトロっぽい衣装で決めたグループで、熊谷真美にちょっと似た女性ボーカルが楽しげに歌っていました。

 原曲は、あのベートーベンが作曲したピアノ曲「エリーゼの爲に」です。かつて同じ曲を用いて、ザ・ピーナッツは「情熱の花」というナンバーを歌っていたのもご存知でしょう。時代はちょっと古くなるのですが。

 この歌の出だしがかっこよかったです。
 曲は短調なのになぜか明るい曲調になっているのがなんとも不思議です。これは日本の歌謡曲特有のことかもしれません。同じようなことが、キャンディーズの「春一番」にもいえます。これがマイナーコードであることをあなたは知っていましたか?

第六位  『ジェニーはご機嫌ななめ』 ジューシーフルーツ
 一時期、わざと無機質な曲調にして、独特な雰囲気を出したバンドがいくつか出たことがありましたが、その中でも最もメジャーになったのがこの曲でしょうか。

 歌詞はなんともない歌詞ですが、あっという間にベストテン4位ぐらいに駆け上がったのではなかったですかね。バンド名そのままに、衣装も原色を沢山使った、ド派手なもので、かなりTV向けでしたね。

 ボーカルはイリヤ。元フジテレビの長野智子似のちょっと面長な美形でした。この曲の後、しばらくして独立してソロで歌っていた覚えがあるのですが、さてその後はとんと知りません。

第七位  『少女人形』 伊藤つかさ
 う〜む。これも当時としては、ちょいと危なげな雰囲気を醸し出す歌でした。題名からしてちょっと怪しい。作曲は南こうせつ。
 伊藤つかさファンであるということが、イコールロリコンみたいな妙な強迫観念があって、なかなか表立って話題に出来なかったような想い出もあります。まあ、私は大学生協でアルバム買いましたけど・・・

 ああ、なんだか歌詞を思い出すだけで恥ずかしいぞ。彼女は当時14歳で、労働基準法の関係でベストテンでは生で歌えなかったために、ほとんどがVTRでの出演でしたね。

 そんな彼女も4,5年前ですか、結婚するという記事をみて、時の流れを思いました。今はいいお母さんになっていることでしょう。(2002年追記:それがまあなんとまあヘアヌードまで出すとは・・・)

第八位  『ハイスクールララバイ』 イモ欽トリオ
 欽ドンから飛び出した大ヒット曲。よい子悪い子普通の子、というコーナーに出ていた3人が、多分冗談で出したのが、YMOゆずりのテクノリズムに乗って大当たり。これがきっかけとなって、「寄せ鍋トリオ」「わらべ」という一連の流れが出来ていくわけです。

 山口良一、西山浩司、長江健二の3人であるのはご存知の通り、山口さんは今もメジャー系で元気にやっていますし、長江君も関西で頑張っているとのことですが、西山君はどうしているのでしょうか。

 この曲で面白かったのが、イントロと間奏で演じられるアクションでした。山口さんと西山君がお互いにひっぱたき合うのですが、必ず西山君のはよけられるとしまうというのがミソ。随分まねをした人も多かったのではないでしょうか。

第九位  『雨音はショパンの調べ』 小林麻美
 女優さんが歌って大当たりのもう一つの例。小林麻美さん自身は確かもともとアイドルだったはずなのですが、この曲以外は失礼ながら存じておりません。
 原曲はガゼボという人が歌っていたはずですが、その日本語のカバーバージョン。彼女に歌わせたのは大手柄!!

 ショパンとピアノ、というテーマをなんとも不思議なアンニュイの世界に閉じこめたような名曲で、それに麻美さんの触れれば折れてしまいそうな体と声が見事に調和していました。色っぽいなあ。これですよ、これ。ヌードだけが挑発ぢゃあないんですよ! 今の女優の方々。

第十位  『日本全国酒飲み音頭』 バラクーダ
 今回の締めはこれです。皆さん、覚えていますか? なんでも酒を飲むきっかけにしちまおうという宴会ソング。お笑いグループとしては、ザ・ぼんちの「恋のぼんちシート」と並ぶような大ヒットとなりました。作曲はベートーベン鈴木。

 各地方を、名物と方言で歌い綴っていくところでは、茨城が納豆で、岡山はきびだんごとか、まあ、無理やりではありましたが、覚えやすい曲ということもあって酒の席にはもってこいでした。

 彼らの第二弾は「チャカポコチャ」、第三弾は「血液ガッタガタ」だったと思いますが、敢え無く空振り。それもまたよし。


 さて、いかがでしたでしょうか。一発屋ランキング第二弾。

 実はまだまだありますよね。しかしここでこの企画はちょっと休憩、また十分ネタを集めて第三弾を執り行なうつもりです。それではまた。