カナダのワーキング・ビザの申請から取得する?までの出来事を書き記したものです。ただ、大使館とのやり取りを事実そのままに伝えると、今後の自分の活動の妨げになる可能性が出てくるため、多少省いて記述しております。
2001年4月初旬のシーズンが終わりに近づいてきたころ、働いていたサイプレススキー場のスーパーバイザーから、「来シーズンも働きたいか?」と聞かれた。そのときは、「もし可能ならば。」と軽く答えておいた。
というのは、仕事をはじめたころ、『くらしの手帖』の「仕事」のページでも述べているが、日本のスキー場と比べると、何かといい加減さだけ目立っていたので、「このスキー場では今シーズン限りだろうなぁ」と思い続けていたのだ。だから、それほど強く「来シーズンも働きたい!」というものは、沸いてこなかった。
また、そのスーパーバイザーは、あまりよい印象を持っていなかったし、古くから働いていた人たちもよく苦情をもらしていたから、ちょっと複雑な気持ちだった。ちなみに、もう一人のスーパーバイザーは、とても好意的で、自分の仕事ぶりを見てくれてか、途中からよい仕事を自分に多く割り振ってくれたりと、とても好感がもてた。
しかし、仕事の最終日に、スーパーバイザーから「次シーズン、絶対戻ってこいよ!」と再度言われたことは、例えその言葉が社交辞令のあいさつであっても、とてもうれしかった。まあ、ともかく来シーズンまで時間はあるし、考えておくことにした。
10月末週(10月27日ごろ)に、雇用先からワーキングビザの認証がおりたことの知らせがEMAILにて来た。
11月初め(11月3日と6日ごろ)に、雇用先から"TEMPORARY EMPLOYMENT VALIDATION"(以下"VALIDATION"、雇用認証通知書のこと)と、引き続き"Application
for Foreign Worker Recruitment"(雇用主と雇用者の情報、雇用条件などが記載された採用通知書)がエアーメールで送られてきた。
雇用期間(ビザ有効期間?)が11月20日〜4月30日となっていた。これから申請しても少なくとも4週間はかかるわけだから、自分勝手な解釈ではあるが、もっと早く書類を送ってきて欲しかったと思った。もしくは、準備があるわけだからもっと早く知らせて欲しかったと思った。
時給が昨年と比べて、雑に書かれた数字を間違った解釈をしていなければ、2ドル近く上がることになった。これは予想外の大幅アップなので、疑ってしまうほどびっくしてしまった。もう、断然働く意欲が沸いてきた。
この時、NZで滞在(仕事を終えて旅を)していたので、エアーチケットとビザ申請時間の関係で、仕事始めが来年以降になることは確実だったので、その承諾を雇用主とEMAILで連絡を取っていたら、なんやかんやで遅くなり、12月初め(12月1日)に了解の返事をEMAILで得た。
それからすぐに申請に必要な書類を用意し始めた。申請書類が手元になかったため、大使館のHPからダウンロードしたPDFファイルを印刷して、12月12日に記入して郵送した(エアーメールでいったん日本へ送り、日本国内からは12月17日ごろ郵送した)。その申請書類を印刷するのに、旅先のNZの田舎町ではプリントアウトできる環境がなかったため、南島最大の都市?町?クライストチャーチまで戻ってからおこなわなければならず、それまでに必要書類をそろえたりした。
今思うと、もっと先行して書類をそろえておけばよかったのかもしれない。ただ、トレッキングとペンギンにあう旅に出ていたので、時間的に無理だったから、仕方がなかったのだが。
◆就労許可証申請必要書類(雇用認証受領者)
3では、いち早く返信してもらうためにも、速達で返信してもらうようにしていました。それでなくても、審査に時間を要するので、速達をお勧めします。
6では、「又は」になっていましたが、両方の書類のコピーを申請した方がよいようです。
申請書類に不備があると、返送されるようなので、申請書は漏れなく、かつ早めに提出する必要がありそうです。
全ての書類は英語・仏語・日本語のいづれかで提出してください。場合によっては、追加の書類及び個人面接が必要となります。
12月21日ごろ、申請書類不備で、全ての書類が返送されてきました。@以前、就学、就労ビザで、海外に滞在した事のある人は、他に追加書類が必要だそうです。その書かなければならない書類"SUPPLEMENTAL QUESTIONNAIRE"も同封されて戻ってきました。書く内容は過去に滞在した諸外国における全ての
@)滞在期間(年月日を記入)
A)国名と地名
B)滞在資格および有効期限
C)活動内容
D)帰国日
です。それからA上記該当期間中、日本への出入国印の押されたパスポート・ページのコピー (以前、就学ビザとワーホリビザで、外国へ行った時の出入国印が打ってあるページ全部のコピー)を提出する必要があります。B返信用封筒。
@とAのこれらの追加書類は、事前に必要と知らされていないわけなので、全く知りませんでした。
実家の都合にて、12月末(27日ごろ)、大使館から返送されてきた知らせをEMAILにて受け、すぐに書類を整えて、次ぎの日(28日)にはエアーメールで日本へ送った。年末年始の忙しい期間を挟んで、結局、日本に着くのが遅くなって、1月7日に大使館へ書類を整えて速達で郵送した。
そんな再申請中の12月31日に大使館から、ビザの申請書が送られてきた。すでに、HPからダウンロードしてプリントアウトした申請書に記入していたので、もう無用かと思いそのままにしておいた。
後々、大使館の方が言うには、その申請用紙には、番号がふられており、その申込み用紙に記入して欲しかったようだ。それが、申請処理の遅れた理由のひとつにあげられた。それにしても、すでに一度は申請した後なので、送られてくるには遅すぎるし、書きなおして欲しいのならば、その故を記述されたレターがなくてはわからない。あとで処理が遅れた理由として、こじつけて言われたのかもしれない。
日本に帰国し、当初の予定の1月半ば過ぎても、大使館から連絡がなく、ビザの発給をひたすらに待っているなか、1月23日、郵送にて大使館から送られてきた。追加書類の要求レターであった。@レジュメ(中学の入学以降からの詳細の履歴書)、APPTスタンプページのコピー(NZから最後に帰国したもの)、B返信用封筒、をレターの日付から30日以内に提出しないとビザ申請が無効になるということだった。
@は確かに不備であったかもしれないけど、前回の申請の際に、書類不備のリストに入っていなかったわけなので、充分かと思っていた。Aは当初NZからビザを申請していたから、帰国する日時と便がわかる航空会社発行の予約状況のコピーと、その故を記述したレターを添付していたので、勝手な解釈かもしれないけどこれまた充分かと思っていた。
翌日の1月24日に、上記の追加書類をそろえて直接大使館へ出向き、再々申請をした。
大使館のビザセクションは、平日の午前中のみ受付け、かつ個人受付け窓口はひとつ(法人受付け窓口もひとつ)、ということで、大して混んでいないように見えるけれども、待ち時間30分はかたい。
順番が回ってきて、追加の書類を提出したとき、@のレジュメに関しては、特に海外滞在中の仕事と仕事の間の履歴書に記述できない期間のいろいろ詳細質問を受けた。とりわけ、疑われるあやしい活動はないので、それらの質問に問題なく答えた。Aに関しては、海外(NZ)から申請していたことを確認されただけで、すぐに終わった。
追加書類の確認をしてもらった後、いつ頃ビザが発給されるのか不安と準備が必要であったのと、雇用主にいつ頃カナダへゆき働き出せるのか知らせる必要があったので、たずねたところ、「来週(1月末)くらいには、遅くても来月あたま(2月あたま)には審査結果がでると思います。」というようなことを言われた。ただ、「エアーチケットは、ビザの発給後に購入してください。」とも。カナダ大使館・査証部の方の対応は、NZよりも丁寧で親切であったので、自分の中では感触はよく、やっとでビザを取得できるだろうと安心して大使館をあとにした。
1月が過ぎ、2月に入っても、何も大使館から全く審査結果の連絡が来なかった。もちろん、大使館は電話での問い合わせは受付けていないので、問い合わせするためには再度大使館へ出向く必要があった(FAXでも受付するようです)。しかし、東京までの交通費を考えると、ビザ待ちで働けずに資金難の自分には、苦しくてなかなか動けなかった。
3月に入る前、ビザを発給されるかどうかは、もうどうでもよくなってきていた。それよりもビザの同封された郵便物が届いていないのか、それとも大使館が発給していないのか、どうなっているんだろうと不思議になった。そんなことで、やっと思い腰を立ち上げて、3月1日に大使館へ出向いた。
窓口では、「自分が申請していた今の処理状況を確認したい。」ことと、「前回の再々申請の際に、遅くても2月あたまに審査結果がでるようなことを言われた。」ことを伝えた。すると、内部であたふたと動き出し、再度呼び出し待ちとなった。その後、個人面接の部屋へ呼ばれて、説明を受けた。
レジュメにも問題はみられないし、ビザ発給に技術や資格、経験上、適していると判断していただけたので、審査は通り、ビザ発給をおこなってくれるという。だが、"VALIDATION"の有効期限が2月18日ごろですでに切れていて、雇用主に再発行してもらわないといけないと言うのだ。有効期限は、どこにも記述されていなかったので、その時初めてわかったことであった。大使館側が、有効期限が既に切れていることを、今までどうして伝えてくれなかったのかと思った。どうやら、自分の申請処理がこの1ヶ月少しの間、全く行われていなかったとしか思えない。
この機に、次回からのビザ申請に向けて、どうすればよかったのか、聞くことにした。書類不備で再申請となると、申請処理が後回し、後回しになってゆくそうだ。また、2月からは、ビザ申請者が一気に増えて、処理がかなり遅くなってしまうようだ。前述した、ビザの申請用紙が、大使館から送られてきたものでなかったことなども述べられた。
と、昨年までのビザ申請者の申請状況を聞いていたら、どれもこれもあまり納得できるものではなかったが、自分が完璧に申請手続きをおこなってきたわけでないので、強くは何も言わない。例え、完璧に申請処理をおこなってきても、批判的でないから、強くは言わないでしょうが。
もし、次回、ワーキングビザを申請するときは、最初のビザ申請の際、全ての書類をそろえて、郵送でなく自分本人が大使館へ持ち込んで、申請するでしょう。それも、一日くらいの予備日を考えて、月〜木曜日の間のうちに。もし、書類が不備であったり、追加書類や個人面接が必要な場合、申請するときに大使館のチェックが入るため、すぐに対応できるからです。
ところで、ワーキングビザ申請の行方は?と言うと...結局、3月22日に、大使館から初めての電話による連絡があり、ワーキングビザの申請を取り下げたのだ。取り下げは、いたって簡単なことで、FAXで自分の名前とID、申請取り下げのこと記述し、送っただけである。申請を取り下げないと、申請している窓口が開いたままになり、次回の申請の際に、問題になってくるそうです。
(2002 Mar.)