アラスカ グレーシャー・ベイ国立公園
Glacier Bay National Park, Alaska

■グレーシャー・ベイ国立公園 - Aug.31 〜 Sep.03 -
交通アクセスキャンプホエールウォッチング氷河クルーズアルバムハイキングもし次回来るのなら



交通アクセス
フェリーと飛行機でグレーシャー・ベイ国立公園へ行くことができます。プロローグのスケジュール作成も参照して下さい。

フェリー(Goldbelt Tours ; www.goldbelttours.com)ならジュノーから乗ることになります。ジュノーまでは飛行機で飛ばないといけません。
気にかけておいた方がよいことは、月・水・金・土曜日の運行日と、ジュノーの乗り場(Seadrome DockかAuke Bay Ferry Terminal)とグレーシャー・ベイの船着場です。船着場は、Gustavus Dockに昼過ぎに着きますが、そのままホエールウォッチングに参加すると同じ船でツアー終了時にBartlett Coveまで行けます。
料金は、片道$69.00、往復$138.00で、往復割引はありません。ホエールウォッチングにも参加すると、ツアー料金が安くなります。
http://www.goldbelttours.com/travel/day_trips/juneau/gustavus.html

飛行機は、アンカレジからはジュノー経由でグレーシャー・ベイ/グスタバス空港まで行きます。
ジュノーまでの飛行機では、天候がよいとホワイトにチョコなど薄くミックスされたジェラート(アイスクリーム)のようなたくさんの氷河を、見下ろすことができます。氷河のある山々も見れて、フライトツアーに参加した感じでした。
グレーシャー・ベイの空港名は、グレーシャーベイとグスタバス(Gustavus)の2通りありますが同じことです。また、今回、アンカレジからグレーシャー・ベイまでアラスカ航空を利用し、帰りの便がグレーシャー・ベイ‐アンカレジとなっていましたが、直行便ではなくて結局ジュノーを経由しました。ただ、飛行機の中にそのままいられるか、飛行機を乗り換えるために空港へ一度降りるかの違いでした。
アラスカ航空のサイトで、アンカレジからジュノーまで(最安値$232.96)と、アンカレジからグレーシャー・ベイまで(最安値$248.70)の往復料金が、さほど変わらないチケットを偶然に見つけました。時間帯も悪くなかったので利用しました。ジュノーからグレーシャーベイ間のチケットだけを購入すると高くつく可能性が高そうなので、事前にアラスカ航空のサイトで料金チェックをしてみることをおすすめします。
アラスカ航空以外に、ジュノーから幾つかの小型のプロペラ機の会社があり、チャーターサービスなども行なっていました。ジュノーとグレーシャー・ベイ間の料金もアラスカ航空より少し安くなっているようです。

  ○Wings of Alaska ; www.wingsofalaska.com
  ○Air Excursions ; www.airexcursions.com
  ○Fjord Flying Service ; www.fjordflyingservice.com

グレーシャー・ベイ/グスタバス空港からBartlett Coveまでは、9マイル(14.4km)くらいあり、グレーシャー・ベイ・ロッジのシャトルバス($12)を利用できます。タクシー会社は1社あり、電話で呼び出せます。ただ、1社しかないので大抵混んでいてフライトの多い時間はタクシーとしてサービスしていなく、シャトルバスとして運行していました。その場合の料金は10数ドルで、ロッジのバスと同じくらいでした。ちなみに、交通量がないに等しい場所なので、ヒッチハイクは不可能に限りなく近いです。



キャンプ
グレーシャー・ベイ国立公園では、グレーシャー・ベイ・ロッジのあるBartlett Coveでキャンプ(写真右下)をしました。

キャンプをするために行ったわけではなく、公園内にはジュノーのようにホステルなどの安い宿がなくて、キャンプグラウンドが無料だったからです。
一応グレーシャー・ベイ・ロッジ(多分$160〜180くらい)には、ドームベットルームが$30であるようです。しかし$30でドームに泊まるようなら、キャンプの方がいいと思ったからです。ちなみにジュノーのホステルなら$10くらいだし、比較的高いアンカレジのホステルでも$20くらいです。
ちなみにキャンプは、予約不要で、14日間が限度になります。まあ、ほとんどの人は、ロッジに泊まるからでしょう。

空港からグレーシャー・ベイ・ロッジに着いて、まずロッジ内2Fにあるビジターセンターへ行きました。歩くコースやツアーの情報と国立公園の地図を入手するためです。しかし、国立公園の地図がある程度で、次にキャンプ受付のためにビジターインフォメーションへ向かいました。ここで、宿泊日数を申請して、キャンプグランドの簡単な説明を受けて、キャンプについてのオリエンテーションビデオを15分くらい見て受付終了でした。そのあとは、キャンプグランドへ移動して自由に区画エリアを選んでテントを張りました。

キャンプグランドは、埠頭近くにある国立公園管理のビジターインフォメーションから400mくらいからのところにあります。グレーシャー・ベイ・ロッジからは、建物裏(海側)へ出て、埠頭(海)に向かって歩いて行けばビジターインフォメーションへ出ます。ビーチトレイルを歩いていると林の中にキャンプ区画があり、フードストレージ(食料品を保管しておく倉庫)や暖炉、トイレなどもあります。
トイレは、ビジターインフォメーション横の立派なトイレを、炊事の水は、トイレの建物外の水場を利用していました。

グレーシャー・ベイに着いた時間が夕方であったので、テントを張ったあと、急いでガスカートリッジを買い、ロッジへ行き明日からの氷河クルーズなどのツアーの申し込みをしました。ガスカートリッジは、ロッジ横の小さなタバコ屋のようなストアで売られています。
いろいろな雑用が終わり、テントに戻り「やっとで食事時間だ!」となったのです。しかし、このガスカートリッジが一般的なネジ式(US式?)でなくて、はめ込み式(フランス式?)だったのです。すでにストアは閉まっていて、長いはずの日も落ちかけていましたので、ライトがあって明るいトイレ前のベンチでサンドイッチを食べて、この日はすませました。
次の日、開店時間にストアへ行ってもなぜか閉まったままなので、少しの間待っていました。するとフランス人カップルも、ガスカートリッジを買いにきました。どうもフランス人は待つことをしないようで、ストアのことでロッジへすぐに聞きに行きました。その間残った方のフランス人と話しをすると、カヤックで3週間の旅をしていて、食料とガスの調達に戻ってきたようでした。ストアが開き交換してもらおうとしたら、一般的なネジ式が全くないのです。フランス人のカップルもネジ式を購入したかったので、一緒に「いつ入荷されるのか」たずねると、今シーズンは入ってくる予定がないそうなのです。フランス人の彼の方が、怒りに触れたようでマネージャーを呼び出して、「どうにか用意しろ!」とばかりにほえて言い合いとなりました。自分は、そこまで英語が話せないし、早口となった言い合いの内容すら聞き取れなくなり、ただフランス人の彼女と一緒に見守っていました。どう怒ってもガスカートリッジが手に入るわけではないので、とにかく返品して返金だけしてもらいました。
昼からのホエールウォッチングまでまだ時間があったので、フランス人カップルと一緒にビジターインフォメーションへ行き、国立公園事務所の人に相談しました。一人なら全て自分で英語で説明しないといけなかったから、とりわけ海外で同じ境遇の仲間がいることは心強かったです。3人で相談した結果、グスタバスの村の方にストアがあるようなので、タクシー会社に電話して探してもらいあったら買ってきてもらうようフランス人の彼が電話をしてくれました。一人なら、この手の交渉は、電話でするのは無理に等しいので、賢いフランス人カップルでよかったよかったという感じでした。結局、グスタバスの村の方にもはめこみ式のガスカートリッジだけしかなく、タクシー会社に片道料金だけをフランス人カップルと割り勘で払いました。やる手は全て尽くし、「やっぱりネジ式のガスカートリッジがなかった」とあきらめることになったのでした。

ホエールウォッチングのツアー後、埠頭に戻ってきていた漁船で、鮭の卵を海へ捨てていたのを見かけてしまったのです。すかさずすぐに「もし捨てるようなら、くれないか?」とたずねたら、二つ返事でくれました。アラスカの人は、ほとんど鮭の卵を食べないようです。
この日は運よく雨も降っていなかったので、ガスのないキャンプ生活だから火をおこして炊事しました。まず、炊事のために火をおこしてもよい場所は、定められていて、海岸沿いのサークルの印のあるところらしいのですがよくわからずに、説明を受けたとおり埠頭やトレイルで歩いている人たちから見えない海岸沿いのところを探して、石でコンロをつくりました(写真左下)。次に、暖炉脇に集められた薪があるのですが、ビニールカバーがされていても雨で湿っていてあまり使いものにならず、暖炉の周辺に落ちていた比較的乾いていた木を集めました。そして、集めた木を細く裂き、また、非常用に持ってきていたロウソクのロウをそれらの木々にたらして、着火しました。ロウが見事に着火剤の代わりとなり、時間はかかりましたが、さほど苦労せずに炊事ができました。
いくらをもらったので、白米を炊き、日本から今回偶然持ってきていた散らし鮨(関東)/ばら鮨(関西)のもとにいくらを混ぜて、いくら丼として食べました(写真右下)。すしもとは、ほとんど海外へ持っていったことがなく、日本で残っていたものがたしか賞味期限がきれそう?だったので、「今回の旅行でどうにか使おう!」と持ってきていたのです。今回の旅行にかぎってしょう油とわさびをもってきていなかったのはちょっと残念でした。ともかく、ふんだんなく新鮮ないくらを使ったいくら丼は、この上無いもので、ガスがなかったことを忘れさせてくれました。
     
その後、次の日とアンカレジへ戻る最終日も雨で、いくら丼が最初で最後のキャンプの食事らしい食事となりました。ちなみに、次の日の夕食は、ビジターインフォメーションの国立公園事務の人に頼んで、電子レンジを借りてパスタらしきものを作らせてもらいました。そんなことで、グレーシャー・ベイのキャンプは、まさしくダイエット合宿となってしまいました。帰りの飛行機でも、空腹感で満ち溢れ、いつもなら敬遠がちの脂っこいチップスもあっという間になくなりましたし、アンカレジ空港についたらあずけた荷物を受け取る前に、空港内唯一のファーストフードであるバーキン(バーガーキング)に直行してしまいました。



ホエールウォッチング
Four Seasons Toursのパンフで紹介されているPt. Adolphus Whale Watching Tour ; www.goldbelttours.com に参加しました。

グレーシャー・ベイ国立公園といえば、氷河でユネスコの世界自然遺産に登録されたため、氷河クルーズは高くてもどうしてもはずせませんでした。かといって、ホエールウォッチングも近くで見えるなら行ってみたい気持ちもありました。結局、贅沢にも奮発して両方のツアーに参加することに決めたのです。

氷河クルーズは当初から参加することを決めていたのですが、ホエールウォッチングはどのツアーがよいのか迷っていました。といっても、アンカレジでも情報入手できなくて、具体的にどこのツアーがあるのかよくわからず、小さなボートで行なっているツアーを探していました。グレーシャー・ベイ・ロッジ(写真右)2Fのビジターセンターで、ホエールウォッチングについて聞くと、1Fのロッジフロントで申し込めるツアーしか紹介してもらえなく、氷河クルーズと一緒にロッジ1Fのフロントで申し込みをしました。
小型ボートで行なうホエールウォッチングツアーは、どこの会社でおこなっているのか、どこで申し込みできるのかわからずじまいでした。多分、ジュノーでそれらの問題は解決できるのではないかと思っています。

ツアーの料金は、$79.00に、ロッジ前からGustavusへのバス料金$12.00で、トータル$91.00でした。無料のピックアップがないので、ツアー代金が余計に高く感じてしまいました。小笠原のホエールウォッチングツアーと比べても高いですし。
もし、ジュノーからの往復フェリーとパッケージ料金にすると、$195.00になり、往復:$138.00 + ツアー:$79.00 = 合計:$217.00なので、$22.00割引されます。
あと船の中で、無料でコーヒーだけは飲むことができます。船上は長い時間いると体が冷えるので、帰りの船内で温かい飲み物があって助かりました。

ツアーの内容は、ロッジ前か12:30発のバスでGustavusへ向かい、14:00〜17:00の3時間のボートツアーです。帰りは、ロッジのあるBartlett Coveに着きます。
クジラ以外にも、Porpoiseやイルカ、ラッコ、アザラシ、アシカなど見れます。Porpoiseとは、イルカほどの大きさで容姿も似ていて見間違えるほどです。イルカとは異なる点は、とても動きが早いです。Dall's PorpoiseやHarbor Porpoiseを見かけました。
     
ツアーのボート(写真左上)です。
それほど大きくありませんでした。ですが、これでも大きいようで、クジラの近くまでよりませんでした。停止中もほとんどエンジンをかけたままでした。ツアー中に見かけた小型のモーターボートは、もう少し近くによってクジラを観察していました。

ラッコ SeaOtter(写真右上)です。
肉眼で何の動物なのか見分けるには、動きから推測してみないとわかりにくいです。

ところで、クジラの写真がないのは、残念ながら撮影できなかったからです。理由は、いろいろあります。まず、クジラから遠すぎるので、とても小さくていい絵が取れないのです(約200mmの望遠に、デジタルズームを使っても足りないのです)。しかも海の上では、八方をくまなく探して、クジラを見つけることでいっぱいいっぱいです。肉眼でもクジラがブリーチングと呼ばれている跳ねた(ジャンプした)瞬間を見れればよいほど、タイミングが必要なのです。その他、船が揺れるし、シャッターチャンスを逃さないようにずっと待機しておかなければならないので、デジカメでは充電池が刻々と減っていくのです。
そういうことで、すぐに見切りをつけて、肉眼で見ることに専念しました。かなり遠くでしたが、ブリーチングを見れたので、いまいち納得できなかった今回のツアーをよしとすることにしました。



氷河クルーズ
Glacier Bay Tourのパンフで紹介されていたGlacier Bay Cruiseline ; www.glacierbaycruiseline.com に参加しました。

ツアー料金は、$170.00です。約2万円の1日クルーズツアーとなり、高いです。
グレーシャー・ベイ国立公園といえば、氷河でユネスコの世界自然遺産に登録されたため、氷河クルーズは高くてもどうしてもはずせませんでした。
国立公園のレンジャーのナレーション付(英語)で、海に落ち込む氷河を3つと、行く途中には野生動物を遠くになりますが見ることができます。また、ツアーには昼食とおやつに焼きたてクッキーが含まれていて、ホットコーヒーやホットチョコレートも無料でいつでも飲むことができます。さらに、ロッジなどでも売られている、グレーシャー・ベイのロゴ入りで、金属製のふた付マグカップがもらえるのは、何気にちょっとうれしかったです。

ツアーの内容は、7:30までにBartlett Coveに乗船して、8:00から16:00までの8時間の氷河クルージングとなります。
海に落ち込む氷河は、Reid Glacier, Lamplugh Glacier, Johns Hopkins Glacier の3つを見ます。肌寒い雨の中のツアーで、氷河まではほとんど船内でホットチョコレートを飲んで温まっていました。
途中、動物が見えると船上に出て、野生動物を撮影と観察しました。船から見ることができた動物は、ブラックベアー、ラッコ(Sea Otters)、アシカ(Steller Sea Lion)、ツノメドリ(Tuffed Puffinsなど)、黒鴨(Rafts of Scoters)、マウンテンゴート、アザラシ(Harbor Seals)、白頭ワシ、クジラ(Hump Back Wheal)などです。


氷河クルーズの船
氷河クルーズでのアルバムは、↑写真上をクリックして下さい!》

雨の中のクルーズで、激寒かったです。例え雨が降っていなくとも、ゴアテックスやダウンコートなどアウターの上下と、耳が隠れる帽子手袋は必ず忘れないように持っていって下さいね。



ハイキングコース Trail
グレーシャー・ベイには、歩くコースも少しあります。
毎日のようにロッジから国立公園のレンジャーによるガイドウォークがあり、ロッジ2Fのビジターセンターでガイドウォークのスケジュールはわかります。
個人でBartlett Lake Trail以外を歩いてきました。

 ○Forest Loop Trail (1.6qループ、30分〜1.5時間)
   ロッジから歩きはじめれるので、朝の散歩コースとして最適です。

 ○Beach Walk ()
   海岸沿いを歩いていきます。海岸沿いにどこまでも続きそうでした。途中でもまわって戻って来れます。
   暗くなったキャンプグランドへ行く途中、ハリネズミを見かけました。キャンプグランドの奥まで歩いたとき、歩くコース上にムースの糞を見つけました。

 ○Bartlett River Trail (往復6.4q、4〜5時間)
   Lake Trail よりもすすめられて歩きました。雨で足場が滑りやすくて、歩きにくかったです。コヨーテ、ムース、熊、カワウソなどを川沿いで見ることもある紹介されていましたが、動物を全く見かけませんでした。雨が激しくなり休憩なしで歩いて、往復約3時間20分でした。
   写真右は、折り返し地点です。

 ○Bartlett Lake Trail (往復12.8km、7〜8時間)
   モレーンを登り湖と山々が見れるようです。1日かかるので、昼食と水、雨具を持っていくように紹介されていました。



もし次回来るのなら...

まちがいなくカヤックをしながらキャンプするでしょう!
氷河クルーズの船では、カヤックでキャンプしていた人たちを途中ピックアップしたり、下ろしたりしていましたので、幾つかの場所でキャンプしながらカヤックできるようです。フランス人カップルも話していましたが、予期しないクジラの出現で、近距離でクジラなどにあうことができるかもしれませんし。
もし、短期間の滞在で時間的に厳しいなどの理由でカヤックをしないのなら、小型船でおこなうホエールウォッチングツアーに参加しますね。

グレーシャー・ベイへ行く前には、ジュノーにて滞在したいです。
ジュノー空港が、最もアラスカらしい風景と雰囲気を感じさせてくれた空港でしたので。
そして、次はホワイトガソリンのクッキングストーブも持ち込むつもりですが、ガスカートリッジをジュノーで買い出して、フェリーでジュノーからグレーシャー・ベイへ入ります。

また、ジュノーやグレーシャー・ベイだけでなく、小型飛行機でアラスカ南島エリアの島々などへも行ってみたいです。



(2004 Nov.)

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