プレゼンはどうも苦手だ。
ビジネスマンにとってプレゼンの成否は社内での力関係を左右する重要なイベントだ。
私はいわゆるやり手のビジネスマンではない。
しかし、この度我が社でもごくごく小さなプレゼン・・・・というより発表会が行われる事になった。
人前で話しをすると言うのは私にとって尤も苦手とする行為である。
それでも、やるからにはキッチリ勤めを果たしたいと思い、『分かりやすい説明の仕方』的な書籍を読んで勉強をした。
それらの本には、絶対に犯してはならない、失敗例などが取り上げられており、
特に自分本位にダラダラと説明するのは御法度とされていた。
まず、重要なのは概要を最初に話す事である。
いきなり本題に入ると聞き手はついて来れない。
自分では分かっている当たり前な事でも聞き手にとっては始めて聞くような話ばかりである。
そこで、最初に概要を話し、聞き手に準備を整えさせる事が重要だと言う。
次に重要なのはゆっくり話す事。聞き手を置いて一人で突っ走らない事が肝心だ。
時には小休止を置いて、聞き手の脳内整理を促すのだ。
まぁ、細かく言えばいろいろとあるのだが、初心者である私は特にこの2点を意識して、原稿と資料を作り上げた。
何度も脳内シミュレーションを繰り返し万全の体制で臨んだのだが・・・・・・・
プレゼンが始まると頭の中が真っ白である。
最初に説明したが、私は極度のあがり性で、人前で話すのは元々苦手である。
もう、ある程度想像はつくと思うが、散々な内容であった。
概要をすっ飛ばし、いきなり本題に入ってしまったので聞き手は『???』状態である。
さらに早口でまくし立ててしまったので、全く話についてきて貰えない始末。
上司の助けも会ってなんとか、理解をして貰えたのだが、私の努力は水泡に帰してしまった。
私は説明術よりも、いかに緊張を緩和するかの技術を先に体得しなければならないようである。
ところで、人前で緊張するとは一体どうゆう事なのだろう。
私はとかく論理的に、時には感性につき従って物事を捉えがちだ。
しかし、今回つくづく思った。『社会』ではやはり『経験』がものをいう。
初めは誰でも上手くいかないし、緊張もする。
いくら理論武装した処で、本番で使えなければ意味はない。
ビジネスに於いては、『経験』がものをいうと言う事を認めざるを得ない。
日本の教育では、知識は教えるが実技は軽視されているように思われる。
全くない訳ではないが、『遊び感覚』程度のものであったと記憶する。
要は真剣さが足りないのだ。
生徒が緊張感をもっていないと言う事は、学校も緊張感を与えていないという事である。
アメリカを褒めるつもりはないのだが、アメリカの教育現場などをテレビで目にすると、
日本がいかに遅れているかを痛感させられる。
最近グローバルスタンダードと言う言葉を良く耳にする。
教育も例外ではない。私のような状態で社会に放り出される子供達を増やさぬよう、
日本でも小学生の頃からビジネスで実践できる位の真剣な教育が必要であろう。

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