ソ ラ ノ ウ タ


   −生きてゆくあなたへ−




もしも、おまえが枯れ葉ってなんの役に立つのって
きいたなら


私は答えるだろう
病んだ土を肥やすんだと

おまえは聞く
 冬はなぜ必要なの?

すると私は答えるだろう
 新しい葉を生み出すためさ

おまえは聞く
 葉っぱはなんであんなに緑なの?

そこで私は答える
なぜってやつらは命の力に
あふれているからだ

おまえはまた聞く
夏が終わらなきゃ
いけないわけは?

わたしは答える
葉っぱどもが
みんな死んで行ける
ようにさ

おまえは最後に聞く
隣のあの子はどこに行ったの?

するとわたしは答えるだろう

もう見えないよ

なぜならおまえの中にいるからさ

おまえの脚は、あの子の脚だ

が ん ば れ



「世界の中心で,愛をさけぶ」のなかで何度か引用されている詩です。
第1話の、雨の中弔辞を読む亜紀に、サクが傘を差し出すシーンや,
最終回のエンディングのシーンで、亜紀がサクに遺品として遺した手作りの絵本を、
サクが読むシーンなどで使われています。

この詩の出典は,「今日は死ぬのにもってこいの日」(Many Winters) めるくまーる
ナンシー・ウッド著/フランク・パウエル画/金関寿夫訳