異能使い二式 by.ATM
【海の彼方に潜むもの】
cast:屍奈落、Final、火龍、RYUJI
OPテーマ「SCISSORS」(Fence of Defense)、EDテーマ「暁に捧ぐ」(Fence of Defense)

このページは、異能使い二式のセッションの補足をするために用意されたページです。



現代へ至る道

異能使い二式 キャンペーン
【海の彼方に潜むもの】

Session0【ジェスター・グレイン】

 空夜京一は「死に」、代わりに「生まれた」ジェスター・グレインは、更に異能者への憎しみを深め、更に慎重になり、そして自分の本来の目的を忘れ、手段が目的へとすり替わっていた。
 非力な人間を守るためと言う理由が消え、優れた異能者を狩ることだけが目的と化していた。
 異能者こそが魔性の卵。
 その彼にとっての《真実》を異能者自身に見せ付けるため、彼が狙う標的は、何らかの期待を掛けられている優れた異能者や魔性と率先して戦う異能者へと絞られていた。
 そして餌食となる者は自然、天武八家に連なる者に集中し、ジェスター・グレインは《天武八家の人間を狙う魔人》と呼ばれるようになった。
 そして、天武八家の総意により、この魔人を殲滅するための特別チームが結成される事となる。

Session0【御影優麻】

"真祖"饒速日尊の仔としての意志を改めて事件後に何処かへと去った御影優麻は、自分の犯した過ちを生涯を掛けて償うため、密かに天武八家・御影家へと戻っていた。
"真祖の仔"としての力を振るえば、ほぼ不可能なことは無いはずだったが、彼はそれを良しとしなかった。彼はただ、日本の異能者を正しく導く立場の天武八家の者自身が道を踏み外さぬように監視するだけに留め、自らの力をそれ以上に振るうことはしない事に決めていた。
 彼自身の力は、紛れもない"魔"の力であり、その力を振るうことが側にいる者たちに良い影響を与えるはずが無かったからである。
 彼は、天武八家に連なる者達を密かに見守り続け、そうと気付かずに/気付かれずにあるべき道を踏み外そうとする者についての警告を御影小夜へと伝え続けていた。
 ある時彼は、自分が察知した『危険人物』の中に、ジェスター・グレインによって殺された者が含まれていることに気付いた。そして、ジェスター・グレインによって堕落させられたり、道を誤ったと目される人物たちに感じた違和感に気がついた。
 確実と言うにはケースが少な過ぎたが、その奇妙な違和感は、ジェスター・グレインの標的になっている人物に纏わりついているのかもしれない。
 検証の為に次の被害を待つわけにも行かず、彼は『危険人物』としてではなく、ジェスター・グレインの魔手が迫りつつある人物として、察知したばかりの異能者の名前を御影小夜に告げた。
 しかし、彼のその警告は残念ながら、その異能者・九輝真一の身を守ることは出来ず、ジェスター・グレインによる犠牲者はまた一人増えることとなった。

Session0【ドラクリア=ドラクル=バラクルの仔ら】

 七年前、《電子の海の彼方》へ消えたヴラド公を、以来ずっと警戒し続けていた異能者が二人いた。
 己の意志に反してヴラド=ドラクリアの眷属へと加えられながらも、幸運にも追従して《海の彼方》へ行かずに済んだ者達である。
 一人は、法王庁異端断罪課に籍を置く司祭・ジュゼッペ・バルサモ。
 一人は、天老院陰陽局に籍を置いていた元エージェントの伊綱建人。
 彼ら二人は、同じ呪われた血族の肉体を持ちながらも人間の心を留めていたが、抗いようのない盟主の声がいつ何時《海の彼方》から聞こえてくるか分からないと言う恐怖に苛まれていた。
 ひとたび主の声が掛かれば、それに逆らう術はない。
 二人は密かに連絡を取り合い、ヴラド=ドラクリアを本当に滅ぼす方法を探究していた。
 事件について多少の関わりを持つ法王庁記録課のバルトロメオ・ヴィッタディーニは全面的に協力をし、表立って活動することの出来ない二人に代わって法王庁のパイプラインを利用した情報収集に注力する。
 やがて、彼らの捜査線上に、《エリュシオン》と名乗る夜族グループが浮かび上がった。
《エリュシオン》は、どこから嗅ぎ付けたのかヴラド=ドラクリアについての調査をしているようだった。
 この小さな《エリュシオン》という組織が、電脳世界のヴラド公への接触に成功し、更に現実世界への道を開く方法を見出すなどと、この時には誰も予想していなかった。




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