盗塁で数々の輝かしい記録を打ち立ててきた福本豊氏が解説をしていた野球中継で、実況のアナウンサーが冗談半分に、「福本さんは、あれだけ足を酷使して、よく足が壊れませんでしたね。」と言ったのに対し、福本氏は、「いや、走ってれば足が強うなるんですよ。」と答えた。
ピアニスト、ニコライ・トカレフ氏の趣味は、サッカーだそうだ。ピアニストだから指を痛める心配のないスポーツをしているのかと思いきや、ゴールキーパーをやっているらしい。
今までテトリスと言えば『テトリス・ザ・グランドマスター』(以下『TGM』)ばかりやっていた私が、最近、『テトリスキワメミチ』(以下『極道』)をやり込み始めた。テトリスをやり込んでいる方ならすぐに解ると思うが、『極道』は、『TGM』とは激しく操作感覚が違う。操作感覚だけでなく、ブロックの色や、NEXT等の表示方法まで、かなり違う。故に、『極道』が発売された当初は、『極道』の感覚に慣れてしまったら『TGM』の腕が落ちるんじゃないかと思っていた。数年かけて培ってきた『TGM』の技術が水泡に帰す可能性を恐れて、最初はとても『極道』をやり込む気にはなれなかった。
私が『エスプガルーダ』(以下『プガル』)をやり始めたばかりの頃は、ボタン配置に慣れるのに一生懸命だった。『プガル』のボタン配置が独特だったため、慣れるまでは他のSTG(シューティングゲーム)を全くやらないようにして、徐々に慣れていった。ようやく『プガル』のボタン配置に慣れてきた頃に『怒首領蜂大往生ブラックレーベル』(以下『大往生(黒)』)を久し振りにプレイしたら、ボタンを押し間違えそうになったり、実際に押し間違えたりして上手くプレイできなかった。それ以降、私はますます『プガル』の上達のためには他のSTGをやるべきではないと思うようになった。その頃は、『プガル』と、一般的なボタン配置のSTG、どちらかをやり込めば、やり込んでいない方がまともにプレイできなくなるため、両方ともまともにプレイするのは不可能だと信じていた。
しかし、『プガル』にやや飽きた頃、『大往生(黒)』も『プガル』も両方やるような状態がしばらく続いたら、両方ともまともにプレイできるようになってしまった。このことを思い出した時、『極道』をやり込んでみる気が起きた。どちらか一方だけしかやっていないと、一方だけしかできなくなるかもしれないが、両方やっていれば両方できるはずだ。万一、『TGM』の腕が落ちたとしても、そんなのは一時的なもので、すぐに戻ると思う。それに、色々なテトリスをプレイした方が、総合的な「テトリスの実力」は上がるんじゃないだろうか。
今、私は『極道』をやってよかったと思っている。NEXT3つ、HOLDありという、新しいテトリスの楽しみ方が解ってきた。『TGM』だけに固執していたら、この面白さは味わえなかっただろう。
福本豊氏が、足を壊さないために、必要な時以外は走らないような性格の人物だったら、数々の盗塁記録は生まれていなかったかもしれない。
ニコライ・トカレフ氏は、ゴールキーパーをやるのが好きなのだろう。他のポジションでサッカーをしていたら、あまりサッカーを楽しめないのかもしれない。
2004.8.2記
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