捨てゲー(※1)したことない人に、「捨てゲーは良くない」とか言われても、聞く耳持ちません。そういうこと言う人は、だいたい「お前はスコアのためだけにゲームしてて楽しいのか?」とか、「スポーツマンシップに反する行為をしていて恥ずかしくないのか?」というような思いで言ってるんでしょう。まあ、そういう気持ちも解ります。私もかつては捨てゲーしたことない人だったわけですから。

  では、捨てゲーしたことない(又はほとんどしない)人に聞きますが、捨てゲーしまくる人の気持ちが解りますか?解るわけないですよね?・・・・・こう言うと、「捨てゲーする奴の気持ちなんか解らないし、解りたくもない。」という言葉が返ってきそうですが、こちらとしては、「それなら黙ってろ。」「何も解ってない奴は口を出すな。」と言いたい。何も解ってない者の批判というのは、ただの主観論、感情論でしかありません。上で「聞く耳持たない」と言ったのは、そういう意味です。

  とか何とか言いつつも、私は捨てゲー絶対肯定派ではありません。どちらかと言えば、「捨てゲーは良くない」と思います。そこで、具体的に何がどう良くないのかということを、捨てゲーしまくってたことがある者の立場から書きます。


  捨てゲーする者の意見の1つとして、「1回ミスると気持ちが萎えるので、その後プレイを続けるのは、時間や気力の無駄。」というのがあります。これは一理あると思います。・・・・・てゆーか、私もそう思っていた時期がありました。でも、よく考えてみましょう。1回ミスったぐらいで気持ちが萎えるって、情けないと思いませんか?自分が、すごく集中力のない奴だと思いませんか?集中力のある人は、1回ミスったぐらいで萎えたりしないはずです。序盤でミスっても、後半面を繋げる(※2)練習をしたり、新しいパターンを試したりできるので、「ミスったら即捨てゲー」というのは、どう考えてもおかしい。序盤で捨てゲーしまくってる人は、「後半面は、もう練習しないでいいほど完璧なのか。」、「もう絶対に改善の余地がない、完璧なパターンを作ったのか。」と、自問してみるべきです。

  ミスった時に捨てゲーせず、そのままプレイを続けるのは、「集中力の鍛錬」だとも言えるんじゃないでしょうか。捨てゲーは、すればするほど集中力が落ちます。集中力が落ちてプレイが雑になり、プレイが雑になってミスが多くなり、ミスが多くなって捨てゲーも増えるという悪循環にハマっている人は、今すぐ捨てゲーをやめましょう。

  それから、捨てゲーしまくってると、終盤でのプレッシャーに悩まされることになります。捨てゲーというのは、お金を捨てるに等しい行為ですから、捨てゲーをしている人には「勿体ない」という気持ちがないわけではありません。その、「勿体ない」行為を積み重ねて終盤まで繋がったりすると、「あれだけ捨ててきたお金のためにも・・・・・」というプレッシャーが、無意識のうちにかかるわけです。そして、そのプレッシャーと、序盤で捨てゲーしまくってる故の終盤の練習不足が相まって、最後の最後で結局ミスったりするわけです。こうなると、もうなんつーか、発狂しそうになるわけですね。

  捨てゲーを控え目にすれば、終盤まで繋がって最後の最後でミスっても、「まあしょうがないか」とか「また繋げればいいや」と思えるようになります。そして実際、また繋がる可能性は高い。それは何故かと言えば、捨てゲーしまくってた時より集中力があり、丁寧なプレイができているからに他ならないのです。


  とか何とかいいつつも、私は捨てゲー絶対否定派でもありません。「捨てゲーは良くない」とは思いますが、ある程度はしょうがないんじゃないでしょうか。現時点では、捨てゲーと上手く付き合うことができる人が、最も効率よくスコアを出せるんじゃないかと思っています。だから、捨てゲーしてる人に「やめろ」とは言いませんし、私自身、やめるつもりはありません。ただ、捨てゲーしまくってて、「捨てゲー中毒」みたいになってる人は、やめるべきでしょう。とりあえず、「捨てゲーが我慢できない」という人は要注意だと思います。


  ※1「捨てゲー」・・・ゲームオーバーになる前にプレイをやめること。色々な場面で行われるが、この文章中では、アーケードゲームでのスコアアタックをする際の「捨てゲー」のこと。
  ※2「繋がる」・・・通しでプレイが成功すること。

2004.11.22記


[BACK]    [HOME]