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10月27(月)
ダイエーは、強かった。悔しいけど、実力の差で阪神は負けていたと思う。勝った試合も、「苦しみながら何とか勝った」という感じだったし。実力で劣る者が勝つためには、実力以上の力を出さなければならない。なりふり構わず、ここで死んでも構わないぐらいの気持ちで戦う、「捨て身」の戦い方をしなければ、阪神はダイエーに勝てなかった。しかし、星野監督は、「捨て身」の采配をしなかった。ダイエー打線を抑えられそうにない伊良部に2度目の登板機会を与えたのは、伊良部に悔いを残させないためだったのだろう。井川を中3日で投げさせなかったのは、無理をさせたくなかったからだろう。 星野監督は、来シーズンのことを考えて、「捨て身」にはなれなかったのではないだろうか。伊良部にも井川にも、来年がある。そして星野監督には来年はない。この日本シリーズで「捨て身」の采配を振るうと、選手を「勝つための駒」として酷使し、ダメにしてしまう可能性があった。今年の戦力を、安心して戦える戦力を、そのままの形で時期監督に引き渡したかったのではないだろうか。監督業の重圧を知り尽くした星野監督とは、そういう気遣いが出来てしまう人だとオレは思っている。 |