「ガラスの仮面」

    私の仮面をとってくれ
    見えない仮面が私の素顔を覆い隠してとれないのだ
    仮面に抑えつけられる苦しみで
    仮面の下の私の素顔が涙に濡れても
    見えない仮面が乾いた笑顔を浮かべるのだ
    私の仮面に気付かない者
    私の仮面に気付いても
    涙を見るのを嫌がって
    気付かぬふりをする者
    誰も私の仮面を
    とってはくれないのだ
    だから仮面に抑えつけられる苦しみは
    止むことがなく
    見えない仮面は乾いた笑顔を
    浮かべ続けるのだ
    なぜ皆そんなにも涙を見るのを嫌がるのだ
    仮面をとってもらえれば
    私の素顔に涙など
    ないというのに




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