□3人称・単数(※これはとても大切ですから、しっかり理解すること)
人称(にんしょう)という少しとっつきにくい言葉ですけれども、1人称、2人称、3人称と3種類あります。
・1人称・・・「話し手」である自分のこと。自分のことを「私」、「僕」と言います。
日本語では、他にもいろいろな言い方ができます。「俺」、「わし」、「わい」(大阪弁)、「おいどん」
(鹿児島弁)、「朕(ちん)」、「われ」(大阪弁と違いますよ)、など。こんなにたくさんあるのに、日本
語ではこのような主語になる言葉をしばしば省略します。しかし、英語では、省略できません。しか
も、こんなにある日本語の「1人称」をひとこと・一文字で表します。 I [アイ] です。大文字です。
・2人称・・・ひとりだけでは、淋しいですね。「話す相手」が必要です。これが2人称。「あなた」、「君」が代表で
すね。「おまえ」、「汝(なんじ)」、「あんた」、「貴様(きさま)」、などいろいろあります。これも日本語
の中では省略されることがしばしばです。英語は、省略はだめです。これらの日本語の「2人称」
は、you[ユー]で表します。
・3人称・・・1人称と2人称以外を3人称と言います。「彼」、「彼女」「それ」「これ」「あれ」が代表です。しかし、
3人称は「わたし」と「あなた」以外ならなんでもいいのですから、無限にあります。「あの山」、
「この人」、「その家」、「この机」、「この空気」、「この命」、「この地球」などなど,..。
ここまでの説明で、私はあるごまかしをしています。数のことに触れていません。英語は数にやかましい言語です。日本語は、数のことがあいまいですね。数には、単数(1つ)と複数(2つ以上)があります。だから、上の人称に「〜たち」、「〜ら」、「〜方」を付けると複数になります。「私たち」「私ら」「あなたたち」「あなた方」「彼ら」「彼女たち」「それら」「あれら」「これら」などなど。
しかし、今はとりあえず複数は少し置いておきます。無限にある「3人称」しかもその「単数」、つまり「3人称・単数」に焦点をあてましょう。英語ではその代表の「彼」 he[ヒー], 「彼女」 she[シー], 「それ」
it[イット]です。無限にあるこの3人称・単数の世界のいろいろなものはすべてこの3つの代表に置き換えることができます。
□「性」にもやかましい英語
単数・複数という数だけでなく、英語は男性・女性・中性(男性・女性以外)の性の区別にもやかましいです。
・he・・・男性を表す言葉でひとりなら、heで受けます。(※「受ける」というのは「表す」くらいの意味です)
例) this boy (この少年) , Jack(ジャック),
Takeshi(たけし), my father(私の父)など
・she・・・女性を表す言葉でひとりなら、sheで受けます。
例) that girl(あの少女), Jane(ジェーン),
Saori(さおり), my mother(私の母)
・it・・・人間以外のもの(中性)はitで受けます。(注.自分のペットで雄・雌が分かるようなときはhe・sheを使
います)
例) this desk(この机), the flower(その花),
that cat(あの猫), this school(この学校)など
□確認テスト※答えはdrag & check で確認できます。
1. 3人称・単数の言葉に○をして下さい。
1) 私( ) 2) 彼女( ○ ) 3) 俺( ) 4) お前( ) 5) あんた( )
6) 彼( ○ ) 7) それ( ○ ) 8) 僕( )
9) あなた( ) 10. 君( )
2. 次の言葉はhe・she・itのどれで受けますか。( )に適切なものを書いて下さい。
1) ドラキュラ(Dracula)( he ) 2) ナンシー(Nancy)( she ) 3) 大阪( Osaka )( it )
4) これ( this)( it ) 5) 私のガールフレンド(my girl friend)(
she ) 6) 1匹の猫( a cat) ( it )
7) イチロー(Ichiro)( he ) 8) あの机( that desk)( it ) 9) 地球( the earth)( it )
10) この本( this book)( it ) 11) ひとりの可愛い女の子(a pretty girl)( she ) 12) 私の学校(my school)( it )