不定法 「不定法」は、動詞を名詞のように使うものです。 「〜する」という動詞があるとすれば、その動詞の不定法は、「〜すること」 という意味の「名詞」として使われます。例えば、「話す」という動詞の不 定法は、「話すこと」という意味の「名詞」として使います。 「不定法」には、「人称不定法」と「非人称不定法」とあります。 どちらも、時制(現在、過去、半過去、未来など)によっては活用変化し ません。 ただし、「人称不定法」は、人称(1人称、2人称、3人称のそれぞれ単数、 複数)によって活用変化します。 「非人称不定法」は、活用変化しません。その動詞の原形(辞書の見出し に載っている形)と同じ形が「非人称不定法」です。例えば、「話す」の原 形も非人称不定法も、"falar" です。 ここでは、「非人称不定法」だけをとりあげます。 非人称不定法 前述したように、不定法では動詞を名詞的に使います。 名詞ですので、「主語」になったり、「目的語」、「補語」として使えます。 「目的語」としては、動詞の目的語と、前置詞の目的語があります。  主語  動詞   補語部  ------- ------ ----------------          動詞 目的語 ------ -------- Ver     e'  poder  crer. ヴェール  エ ポデール クレール 見ること です できる  信じること (見ることは信じることだ、という意味)     主部           動詞      補語部    ------------------------------- ---- ---------------------  主語      副詞句         補語   形容詞句  --------- ------------------ ---------- ---------        前置詞  目的語          前置詞 目的語 ---------- ------- -- ----- Na~o pagar  antes  de receber   e'  a maneira de viver . ナン パガール アンチス ジ ヘセベール  エ  ア マネイラ ジ ヴィヴェール 払わないこと の前に   受け取ること です  方法   の 生きること (商品を受け取る前には支払わないという生き方もある、という意味) Vamos   mandar    tomar   cafe'. ヴァモス マンダール  トマール  カフェ しよう  させることを 飲むことを コーヒーを (コーヒーを飲ませよう、という意味) Vamos fazer cama. ヴァモス ファゼール カーマ しよう  作ることを ベッドを (ベッドメイクをしよう、という意味) Sentiu   tremer ? センチウ トゥレメール 感じた   揺れることを Na~o  deixa   entrar. ナン デイシャ エントゥラール ない させる  入ることを (人を入れるな、という意味) Viu   entrar ? ヴィウ エントゥラール 見た  入ることを (入るのを見たか?という意味) Procurei   esforc,ar. プロクレイ エスフォルサール 心がけた  努力することを (努力するように心がけた、という意味) Ouvi    cantar. オウヴィ カンタール 聞いた  歌うことを 命令文 命令の意味を表す動詞の形は3通りあります。 最も一般的なのは、「接続法」を使う方法ですが、その他「命令法」を使っ て表す方法と、前述の「不定法」でも表せます。 命令を表現するのは、1人称(自分自身)に対して行うことはあまりないので、「接続 法」の現在、3人称の活用だけを紹介します。(ブラジルでは2人称のかわ りに3人称を使う) 直説法現在の1人称単数の語尾 "o" を取り除いて、下記の語尾をつけます。          3人称単数   3人称複数  ar型動詞    e       em  その他の動詞  a       am Voce^   anda  devagar.    Ande  mais  ra'pido. ヴォセ アンダ ジヴァガール アンジ マイス ハピド あなたは 歩く ゆっくり   歩け  もっと 早く (ここでは、ande が接続法現在3人称単数です) Deus me  abenc,oe ! デウス ミ  アベンソーエ 神よ 私を  祝福したまえ (abenc,oar という動詞の直説法現在単数は、abenc,oo 、その語尾の o を取って e をつけたのが、接続法現在単数) 否定の命令「〜するな」を表すには、 "Na~o" を文頭につけます。 Voce^s   reclamam   muito.  Na~o  reclamem   tanto. ヴォセス ヘクラーマン ムイント ナン ヘクラーメン タント あなた達は 文句を言う とても するな 文句を言いなさい そんなに (文句の言い過ぎだから、そんなに言うな、という意味) (reclamem は、接続法現在の複数) 「〜して下さい」というお願いの意味の命令文は、 "por favor"「お願いし ます」を文頭か文末につけます。 Me  de^    a'gua,  por  favor.    Te    dou   cha'. ミ  デ     アグァ プル ファヴォール チ    ドウ   シャ 私に あげなさい 水を  お願いします    あなたに あげます お茶を "fazer" 「する」の接続法現在 "fac,a" と動詞の不定法を使って、次のよう にお願いする表現法もあります。 Fac,a   o  favor     de me dar    a'gua. ファッサ オ ファヴォール ジ ミ ダール   アグァ しなさい  親切を     の 私に 与えること 水を (字句どおりには、私に水をくれるという親切をしてください、という意味) 同様に、"ter"「持つ」の接続法現在 "tenha"と不定法を使う表現もありま す。 Tenha  a bondade   de me  dar   a'gua. テニャ ア ボンダージ ジ ミ  ダール アグァ 持ちなさい 善意を   の 私に 与えること 水を (字句どおりには、私に水をくれるという善意を持ってください、という意味) 感嘆文 「なんと〜なことだ」と驚いたり、あきれたりする気持ちを表す文です。 疑問詞(Que, Como, Quanto等)を使って、文末には疑問符 "?" でなく、 感嘆符 "!" をつけます。 Que e' isto ? これは何ですか?(疑問文) Que e' isto ! いったい何だこれは! キ エ イスト Que coisa e' isto ? これはどんなものですか?(疑問文) Que coisa e' isto ! いったいどんなものなのだこれは! キ コイザ エ イスト Que bela final ! なんという美しい結末だろう! キ ベラ フィナウ Que cedo tem que acordar ! なんと早く起きないといけないことか! キ セド テン キ アコルダール Quanto gastaram ? いくら使いましたか?(疑問文) Quanto gastaram ! なんと(たくさん)使ったことか! クァント ガスターラン Como comem ? どうやって食べますか? Como comem ! なんと(たくさん)食べることか! コモ コーメン Como e' lindo o por do sol ! 夕日がなんと美しいことか! コモ エ リンド オ ポール ド ソウ 間投詞 驚き「えーっ」「なんと」「まさか」:  ue !, meu Deus !, nossa (Senhora) !,   puxa (vida) !,   uai !  ウエ メウ デウス ノッサ(スィニョーラ)プシャ(ヴィーダ)(ウワイ) 呼びかけ「おーい」「おいおい」:  alo !,  psiu !  アロ  プスィウ 制止「シー」「静かに」「こらっ」:  psiu !,  sile^ncio !,   atenc,a~o !, basta !  プスィウ スィレンスィオ アテンサン  バスタ 願望「お願いだから」:  tomara !, oxala' !  トマーラ オシャラ 同情「かわいそうに」:  ai !, coitado !  アイ コイタード 賞賛「すごい」「やった」:  bravo !,   viva !  ブラーヴォ ヴィーヴァ 励まし「がんばれ」「それー」:  coragem !,   vamos !  コラージェン ヴァモス 喜び「うわー」:  ah !  アー 拒絶「とんでもない」:  Deus me livre !  デウス ミ リヴレ