日本からの移民は、「サントス」"Santos"という港に船で到着した。 そこに聳える、約800メートルの崖を登ったところに高原が広がり、 サンパウロ市"Sa~o Paulo"がある。 そして、この高原は、内陸に向かってゆっくり高度を下げていく。 つまり、水は海に向かわず、大陸の南西に向かい、 "Rio Tiete^"「ヒオ チエテ」となり、アルゼンチンまで行ってようやく、 "La Prata"「ラ プラッタ」河という大河になって大西洋に注いでいる。 サンパウロを拠点として、チエテ川を下りながら、内陸部に 「金」"ouro"「オウロ」を捜しに行ったりした開拓民を、 "bandeirante"「バンデイランチ」と呼ぶ。 "bandeira"「バンデイラ」は、「旗」という意味。 行く先には、どんな危険が待ち構えているか。 もし、命を落とすときは、「神父」"padre"「パドゥレ」に祈ってもらわねば、 「天国」"parai'so"「パライーゾ」に行けない。 バンデイランチの一行には、必ず神父がついて行ったことだろう。 サンパウロの町を興したとき、まず教会を建て、その周りに家々を建てただろう。 「門前町」という言葉を思い出す。