30年前、1ドル360円の固定為替で、ドルが未だ金本位制だった頃、 日本人で海外に旅行する者は、500ドルだか1000ドルまでだったか、 ドルを買うことが許されていた。 10年前、ブラジルでインフレが月に100%だった頃、 南米内の国外に旅行する者には300ドルだか、 そして南米外だと1000ドルとか、ドルを買うことが許されていた。 ただ、"do'lar no mercado paralelo"「ドーラル ノ メルカード パラレロ」、「闇ドル」 というのがあって、旅行社などで、 "do'lar oficial"「ドーラル オフィスィアウ」、「公定ドル」の倍くらいのレートで売買できた。 アルゼンチンに行く人が300ドルを公定で買って、そのドルを闇で売ると、 その差額で、航空運賃が払えてしまう。ただで旅行できてしまう。 いったい誰が払ってくれたことになるのだろう。 闇ドルを買った人? さらに、切符の代金は1ヶ月後までに支払うことになっていた。 1ヶ月経つと、インフレで、切符代の金額は半分の価値になっている。 闇ドルで儲かるは、切符代は半額になるはで、なんとも不思議な状態。