イベリア半島の西部は、ローマ帝国の頃には、既に "lusitania"と呼ばれていたようで、現在でも、 ポルトガル人のことを、"lusitano"「ルズィターノ」とか、 "lusi'ada"「ルズィーアダ」とも呼ぶ。 ローマ神話の"Lusus"がポルトガル人の祖先とする間違った説がある。 "Lusus"は、酒神"Bacos"「バッコス」(「バッカス」のこと) の子孫。 バッカスは、ギリシャ神話の"Dionysos"にあたる。 バッカスは、"Jupiter"と、"Cadmus"王の娘"Semele"との間にできた子。 ポルトガル人の祖先は、ケルト・イベロ族の一派である、 "lusoni"「ルソニ族」だそうだ。 (Roger Bismut著"Les Lusiades") ポ語の俗語で、"bacana"「バカーナ」というのは、 概して「非常に良い」という意味で、 "Baca"からきているかどうかは知らない。 ラテン語で"bacchans"は、「飲んで騒いでいる」という意味。 "bacchabundus"も同じような意味。 ポ語で、"vagabundo"「ヴァガブンド」(「放蕩の」という意味)は、 このラテン語からきているかも。 フランス語などの「ヴァカンス」はどうだろうか? ともあれ、ポルトガルは、ワインの生産が盛ん。 ポートワインは、フランスのブルゴーニュ地方から移入された葡萄を使っているらしい。 ナポレオンと戦ってくれた御礼に、 イギリスからブドウの苗をもらったとも聞いた記憶がある。