裁判長に同意を求められ、同意する時、 弁護士や検事は「ハイ」とは言わないで、 「しかるべく」と言っている。 被告人は、どこどこで「働いている」というのを、 どこどこで「稼動している」と検察官が書いたり、 「電話をかける」ことを、「架電する」というのも見かける。 固有名詞は読み方がわからないので、電話してたずねることもある。 はじめて法廷通訳をした事件のとき、親切な人がいて、 すべての漢字にふり仮名をつけてくれた文書があった。 「ありがたいなー」と思いながら読んでいると、 「運転手役」に「うんてんてやく」と仮名がふってあり、 「裁判用語では、そんな言い方をするのか!」と魂消ていたら、 数字や、なかには平仮名にまで仮名がふってあって、 ・・・東京よりも静岡の方が「人気」が少ないので犯行がし易い云々、というくだりで、 「にんき」と仮名がふってあったので、全てが判明した。 あやうく、変な「裁判用語」を覚えるところだった。 自動的にふり仮名をふってくれるワープロソフトがあるのだろうか。 (たまには日本語の話題で休憩しよう)