#5 MC Casiopea Tour '82
1982/07/01 東京芝郵便貯金会館

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Opening

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Swear

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Gypsy Wind

向谷

え〜、どうも皆さんこんばんは、カシオペアです!(客席、歓声)

え〜もう、久方振りの東京で御座いましてですね、え〜23ヶ所回って参りました。北は北海道札幌から、南は九州熊本まで、もう、絶叫に次ぐ絶叫でですね、もう声がこんなになってしまいましてですね、もう本当に、申し訳無いんですけども、とうとう帰って参りました。今日が我々の「Casiopea '82」というタイトルのコンサート・ツアー最終日、千秋楽で御座います。今日は我々、一丸となって突き進みますので、どうぞ最後まで、御ゆっくりとお楽しみ下さい!(客席、拍手)

え〜、と言う訳で、ステージ衣装も大分着ましたけれども、野呂一生がもう、徹夜で考えましたこのオリジナル・ユニフォーム。 (客席、笑)当初、着だしたのがですね、5月でしたので、割と涼しかったんですけど、7月になっても長袖、シブいですね。 (客席、笑)え〜、もう機能性とか、そういった点は無視してずっと着続けました。今日はもう最後なんで、ビリビリ破ってみたりなんかしてみたいと思いますけれども…。

ま、と言う訳で、本日は1曲目。もう本当に お耳のうるさい東京の皆様の、神経を逆撫でする様な曲、まず「Swear」という我々の代表曲を1番最初に持って参りました。そして、それだけで終わったら面白くも何とも無い。何と、しぶとくメドレーでお送り致しましたのは、我々の4作目「Make Up City」から「Gypsy Wind」、非の打ち所の無いスタートで御座います。もう今日は完璧!(客席、拍手)

それではギンギンに行ってみたいと思います!この次の曲。今度は我々の新曲シリーズから出来たてのホヤホヤ、ギンギンにディスコ・リズムでお送りしてみたいと思います。 「Misty Lady」!

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Misty Lady

向谷

え〜、と言う訳で「Misty Lady」、新しい曲でした。これは、あの〜コンサートのツアーの初日には題名は決まっていなかったんですけれども、下関くらいの所でですね、ようやく決まりまして、もう、色んな事があったんですけども、え〜、ツアーは本当に長くて、2ヶ月半位かけてツアーをやった訳ですが、ま、色んな事がありました。

中でも僕が本当に印象に残ってんのは、野呂一生が人命救助をした話が、本当に有名な話として、僕しか知らないんですけれども…。頭に残っているんですよね。どういう話しかと言いますと、上野駅で、新潟行きの列車を待っている時にですね、待ち合わせしている所が京浜東北線のホームで、電車がもう一杯来ますよね京浜東北線とか、そうしますと、その時におばあさんが一人降りたんですね。「上野だぁ、上野だぁ」と思って降りたらしいんですけど、そしたらゆっくり降りたんで、前の方から降りたもんで、車掌さんの方から中々見難い所で降りましたんで、ドアが「プシャーッ」と閉まりましてね、あの〜荷物が引っ掛かっちゃったんですよ。で、普通ですと荷物を取り外すか、もし列車が動き出したら諦めてですね、荷物を放す所なんですけど、そのおばあさん、何かすごく、それ大事な荷物らしくて、列車と一緒にくっついて行っちゃったんですよね、荷物と。それを見た野呂一生がですね、運転席の前に立ちはだかり、(身振りを加えて)「うぉっ!おっと、ぅおっと、おと!」…(客席、失笑?)
別にたいした話じゃないんですけど…。え〜、まさにあのまま列車に当たっていれば、今日のカシオペアは無かった。ところがそう言ったやはり、一人の人間の命はこれだけ偉大なのだと言う事を、リーダー自ら見せて頂いた、そんな感じで御座いました。

と言う訳で、ツアーも何事も無く進んで来た訳ですけれども、その間に僕らがいつもお話している事があります。え〜、最近のカシオペアってのは、色んな事をやりだしましてですね、つい先日もですね、「レッツ・ゴー・ヤング」 っていう番組に出ましてね、本当ですよ!この辺に、かわ、河合奈保子とか居ましてですね。もう強力な世界でやってるんですけど、ま、その辺の話は後にしまして、NHKとのコネクションがだんだん最近深まって参りまして、よく言ってるんですけれども、この間3月に、我々はNHKの番組のテーマ曲を録音する事に成功致しました。シブイです(ここで客席から「経済情報」の声)そうです、「経済情報’82」という番組。(客席、歓声)
ご存知ですか皆さん?あの〜、これは、毎回コンサートで最近やろうとしてるのは、これも我々の新曲には変わりないという、開き直りの一種なんですけれども、え〜「経済情報’82」。ま、最近チョットあの〜、色々…(客席、ざわつく)そんなおかしいですかね…。大変イイ番組だと思います。毎週火曜日の夜10時という、最高のゴールデン・タイムに行われているこの番組、長さおよそ30分っていう短さで、我々の演奏している時間はわずか30秒です。え〜、でもその30秒間の間に、夢があり、そして希望があり、(客席、笑)そして明日の経済を占う、こういったカシオペアの個性が御座います。それでは我々の新曲第二弾、これを聴いて下さい。「経済情報’82」

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経済情報’82

向谷

シブイでしょ?本当に、「たららら、たらら、だーん」(イントロのワン・フレーズ)円安だ、そんな感じでしたよね。失礼致しました。

えー、と言う訳で、経済情報が終わった後は、今度は、我々の海外での、ま、一つの活動、その証をちょっとここら辺でお話してみたいと思うんですけども、我々、アメリカで既に2枚のアルバム「Eyes Of The Mind」そして「Make Up City」、これを2枚出しております。その他に最新作「Mint Jams」は7月の上旬よりロンドンと、そして先月から…、もう6月ですけれども、6月からはもうヨーロッパ30ヶ国で発売されたっていう情報が入って参りました。え、そん中で特に、我々の「Make Up City」というアルバムが、アメリカで非常な売れ行きを示して居りまして、つい先日入って来ました情報に拠りますと、カシオペアのこの「Make Up City」、アメリカでのジャズ・チャート、9位に入って来たという話がありまして。(観客、拍手)そして、序々にどんどん昇って参りまして、8位、7位!…、8位、9位…とまぁ、(客席、笑)そう言った中々こうシブイ、我々らしいと言いましょうか、カシオペアならではの、ちょっと出ればすぐ引っ込むという、そういうシブイ動きをしておるんですけれども、なんせ我々にとって、このアメリカでの7位という記録、今までの最高位で御座いますので、えー、このアルバム7位を記念致しまして、本日はこのアルバムの中の曲、4曲をメドレーでお聴かせ致します。聴いて下さい。「Make Up City のメドレー」!

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〜Make Up City Medley〜
Life Game〜Ripple Dance〜Twinkle Wing〜Make Up City

向谷

えー、有難う御座います。我々の4作目「Make Up City」から一番最初は「Life Game」、そして2曲目、えー、神保彰が初めてカシオペアに作曲した曲で「Ripple Dance」、そして3曲目「Twinkle Wing」、そして最後はアルバム・タイトル曲「Make Up City」と、これまた…、あまり言わないでおきましょうね。非の打ち所と言いそうになりまして、躊躇致しましたけれども、「Make Up City」のメドレー、4曲お送り致しました。

さて「Make Up City」、4枚目のメドレーを行った後、何とまたまたここで再びカシオペア、新曲を紹介してみたいと思います。(観客、拍手)ところが、この新曲、出来たてのホヤホヤの証にですね、えー、題名がまだ付いてないんですね。それで、この間演奏しました札幌では、どういう題名になったかと言いますと、「札幌の夜」…、こんな感じで(客席、笑)えー、その前が「函館の夜」で御座いましたんでね、えー、今日はどうしましょうね社長。(野呂の方を向く) もう、思いきって行っちゃいましょうか。

それでは、本日はファイナルで御座います。千秋楽で御座います。え、相撲の言葉を勝手に無断借用致しまして、カシオペアの最新作はこの題名で、ドバッとお送りしてみたいと思います。聴いて下さい。「千秋楽の夜」!

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千秋楽の夜(仮題)→From Over The Sky

向谷

はい、どうも有難う御座います。えー、カシオペアの最新作ですね、「経済情報’82」よりも新しい曲で、本日の段階では「千秋楽の夜」という題名が付きましたが、明日になると「初日の夜」が叉、復活するんではないかと思いますけどね…。(笑)

と言う訳で、カシオペア最新作をお送りした後は…、えー、この次は最も古い我々のデビュー・アルバム「Casiopea」のルーツを探る旅と題しまして、懐かしい懐かしい、あのデビュー・アルバムの曲をお送りしてみたいと思います。とは言っても、このデビュー・アルバムの曲、この中から何と最新作「Mint Jams」にまた何曲か、リバイバル・ヒットしたという特殊な事情が御座いまして、カシオペアの場合は、最新作が最旧作、最旧作が最新作というつまり、使い回しの美学。(客席、笑)こう言った所を本日は中心にお送りしてみたいと思いますが、特にその中で、えー、この曲がもう本当に若さ、若さ、青春、20代前半、そんな感じの無謀さが目立つ曲、え、この25(才)の前後に来た我々がどの様にこなすか、この辺を見るのも素晴らしいんではないかと思います。

それでは懐かしいアルバム、デビュー・アルバム、そして「Mint Jams」から激しいナンバーでこれをお送りします!「Time Limit」!

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Time Limit

向谷

フーッ!フーフーッ!やぁ〜、この曲が、カシオペアのオリジナル曲から無くなった時、この時に「老化」…、そんな感じが出て来る感じですね。えー特に、あの32分音符というキメが御座います。「ツゥルルルルルルルルルッ、ダッ!」という、もう本当に若気の至りっていう感じで御座いますけれども、法律すれすれ…、っていう感じのキメで御座いますがね。まぁ特にこの曲はあのー、まぁいつも僕はあのー、コンサートの時は、この32分音符の事を先に言っちゃうんですけども、そうしますとセンターの野呂一生さんに大プレッシャーが掛かっちゃう訳ですね。つまり、手先を見られている弱さってのは、私などの場合はですね手先が見えないから、取り合えず、出だしと、最後を合わせようと言う風にしておけば、(観客、笑)えー、大変マズイ言い方なんですけど、ま、問題無いんですけどもね。まぁ、この曲、本当に25、30位になっても出来るんでしょうかね。えー本当に、この曲はお肌の老化のバロメーター、そんな感じで御座いましたけれども。

と言う訳で、激しい曲、結構割ともうハードな曲が続きました。こう言った時にカシオペアのコンサートは、最近どう言った物を持って来るかと言いますと、スペシャル・ゲスト、司会谷実のお時間がやって参りました。え、どうも。(客、拍手)今日はちょっとですね、いつもの、あの〜僕の、かん高くてノコギリ波と言われている、この私の美声が良く聞こえなくて申し訳有りませんけれども、アン・ラッシー…、ラッシーってのはラッキーの変形で御座いましてですね、上ニ段活用、ご存知でしょうか?ぞ、なむ、や、か、こそ、あらめ、失礼致しました…。本当に関係御座いませんけれども、えー、あのー、このー、曲がずっと続きますとですね、えーやはり、ちょっとこう息抜きをしたいなっていうのが、我々以上に皆様方も思って来るんではないかと…。こういった時にカシオペア、どういう事をやるかと申しますと、最近シリーズ化になっているのの一つに、「ご家庭で楽しめるJazz」ってのが有りましてですね。(客、歓声)そうなんですよ。これはもう、かなりやってましてですね、今の所2曲ないし3曲位のペースで行って、えーですけどもう東京は殆どやってるんですが、実はですね、この間横浜でこれをやりましたら、そのNHKの人が、「面白い、これは。すごく面白いよ」って言う訳ですよ。「実は今度レッツゴー・ヤングでこれをやってくれないか」なんて話が来ましてね、えー、と言う訳でこの間録画を撮って参りました。で、レッツゴー・ヤングになりますと、時間が凄く短くなります。それで、あのー、台詞なんかももう少しこう快活なしゃべりと言いましょうか、いつもですと私、「えぇ、誰かなぁ…ンフフ」(口篭もった感じで)とこう言ってますけど、NHKになりますと「そういう・わ・け・で!」(はっきりと)っとこう言った、(客席、笑)えー、この良く電波に通る声になりますね。えー、それで、ちょっとその雰囲気を2分間だけ、じゃあ、お送りしてみたいと思いますけれど、これはちょっと余興ですのでね…。(客席、拍手)

曲が終わりました。曲が「ジャーン」…ちょっと違いますね(客席、笑)。ちょっとマズかったですね。終わりました、終わりました!で、「こんばんは、カシオペアです。」これは大事ですね。カシオペアなのかエチオピアなのか分からない人が多いって言うんで、すごく僕、気になってるんで、その辺はハッキリと「こんばんは、カシオペアです。」と言いました。それでその後、何て言ったかと言いますと、「今聞いて頂いたのは…」って実は経済情報’82をやったわけですね。やはりNHK!鋭い所を突いてますね。まずオープニングは経済情報’82で、番組の視聴率もダブルで上げようという魂胆が御座いまして、あ、失礼致しました。それは間違いで御座いましたけれども…。

それで始まりまして、「お聴きになって頂いて分かった様に、我々は、歌の無い、俗にインストルメンタルと呼ばれているバンドです。」ここが大事なんですよ。普通は「本日の歌のゲストは…」って呼ばれる所に僕らが出て行く訳ですから、歌が無いっていうのはまず、事前に言わなきゃいけないんですね。インストルメンタル…、インストルメンタルってものだけで、え、あのー、やはり小学校、中学生の前で言うって事は非常に難しい訳で、歌の無いインストルメンタル…、まぁ…、「最も新しい新曲」、そんな感じの日本語ですね。えー、分かりますか皆さん。(客席、笑→拍手)でも、やはり、そう言わないと通じない世界ってのが有るってのを、ご存知になって頂きたいと思いますが。ま、と言う訳で、「歌の無いインストルメンタルなバンドで御座います」って「ところで、ここでは私達だけが…」じゃ、なんつったっけ、おい、忘れちゃった…、誰も、チッ、協力してくれないこのシビアな感じで御座いますけどね、(客席、笑)もうすっかり前向いてますけれども、もう完璧僕の時間なんで、誰も協力してくれないんですが、なんちったんだっけな、えー、あっ!

「僕らならではの、音のお遊びをしてみたいと思います。題してご家庭で楽しめる音楽講座。」ここでジャズっていう言葉を使う事には非常に抵抗があるらしいですね、ですから「ご家庭で楽しめる音楽講座、それではまず、このメロディーを聞いて下さい。」(単音でエレピ[GS-1]を弾く)「ほら、小学校なんかで良く聞いた事があるでしょう?」(客席、笑)「これに、ほらあの歌詞が付くんですよ。いってやろ、いってやろ先生に、い」ここまで僕やったんですからね、NHKでねぇ!(客席、歓声)みんなダメだよー!あの…7月25日、6時からですから、病気ですけどね。まぁそれはいいんですが。で、ほらほら、どこまで行ったんだっけ、あっそう、あの、[いってやろ、いってやろ]、で実はですねこれも僕は非常に誤解してたんです。あの、カシオペアのライブではいつも、えーと、なんだっけな、「あーらら、こらら、先生にいってやろ」って言ってましたでしょ、ところがあれはですね、世田谷区立、二子多摩川小学校では非常に流行ってたんですが、野呂君の出身校であられます、世田谷区立多摩川小学校ではですね、あっ!違う、瀬田小学校じゃない、君何処だったっけ?瀬田小学校ではねぇ流行ってなかったんですよ、[ゆってやろ、ゆってやろ]。で、全国回ってもやっぱり、[いってやろ]がメジャーだってのが分かりましたんで、やはり公共の電波でマイナーな事は言ってはいけないと思いましたんで、「いってやろ、いってやろ、先生にいってやろ、ほらあんまりいい思い出は無いと思うんだけれども、ここでこの、いってやろのフレーズを新しいハーモニーを使う事によって、楽しい思い出に換えてみましょう。」ここまで言ったんですからね!(客席、歓声)もうどうでもなれって感じですよ。

それで、あのー(コードを付けてエレピで演奏)この、ただの…、ちょっとカッコイイですね、もう一回行きますけど、(再度演奏)こういった感じで、あの、ハーモニーが凄く明るくな、明るくってかナウくなって来た、ジャズっぽくなって来た、こういった所をまぁ追及してる訳です。それで2分ですから、もうこの辺で1分30秒位来てる訳ですね。もう今の脱線は全然無いんです。もっと簡潔明瞭に進んで「カ・シ・オ・ペ・ア・です」こういう風に言ってきた訳ですが、そして最後のキメはですね「それでは今日は、僕らカシオペアが居る訳ですので、このカシオペア独特の16ビート…」言ってしまいましたついに16ビート、放送禁止用語ギリギリですけどね。(客席、笑)えー、「16ビートによります、新しいリズム・アレンジでこの[ゆってやろ、ゆってやろ]を題名を付けたんです、[ゆってやろ’82]と題致しまして、2コーラス、それでは2コーラス聞いて下さい。レッツ・ゴー!」

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ゆってやろ’82

向谷

やったぜ!最後のあの「レッツ・ゴー!」ってのがシブかったでしょ。あの「レッツ・ゴー!」の合図で神保が、「ダズダダッ、ズデッ、ドゥン、テッ、トゥ、テン」(イントロ、ドラムのフィルインを口真似で)カーッコイイですね、つまりこれが7月25日、公共の電波、視聴率何十%とという1千万世帯にばら撒かれる訳で御座います。是非皆さん、このカシオペアの音楽講座、NHK6時で御座いますので、ぜひ御覧になって頂きたいと思います。

えーどうも、これでお耳直しが出来た所で、それでは本題カシオペアのコンサートの方にすんなりと戻って参りたいと思います。え、次の曲は我々の最新作「Mint Jams」からメローなこの曲、お送りしてみましょう。「Take Me」!

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Take Me

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〜Key Solo〜

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Magic Ray (神保、桜井がパーカッションで演奏)

向谷

はい!フレットレス・ギター、野呂一生!やりましたね。そして、本日のスペシャル・ゲストをご紹介致します。まずこちら側で御座いますね。パーカッション、カルロス哲夫!イェィ(客席、歓声)同じくパーカッション、ボリー・ニョー・ダ彰!(客席、歓声)有難う御座いました。どうも…、と言う訳でカシオペアのスローなナンバー、「Magic Ray」、これをですね、本来の編成とはちょっと変えまして、2人のパーカッションの人に参加して頂きまして、お送り致しました、スローなナンバー…。それではこのパーカッションの方が、叉々改名なさいまして戻られます。

そして戻って待ち受けるものは、何か。カシオペアのコンサート、スローの後にはハードが有る。そのハードも、そんじょそこらのハードさとはちと訳が違う。それではご紹介させて頂きます。まずその一、本日も盛り上って行きましょう、リズム・セクションのソロが有る!ウン!(客席、歓声)もう、今日は千秋楽、何が飛び出るか分かりません。もうギンギンギラギラ、夕日が怖い、こんなノリでお願いしてみたいと思います。そして、最近のカシオペアのコンサートでは、ただソロが有る…、それでいい時代は終わった…。そういったタイトルのもとに、この曲に、何と、去年の暮れのツアーから考案致しました、「音のドミノ倒し」が有る!(客席、歓声)

それでは、初めて「音のドミノ倒し」を御覧になる皆様に、簡単にこの「音のドミノ倒し」の聞き方、シートベルトの締め方から救命胴衣の付け方まで、酸素マスクは頭上より降りて参ります…。失礼致しました。面白くとも何ともない冗談で御座いました。(客席、笑)さて、こと…こと…、この「音のドミノ倒し」…、私もだんだん燃えて来ました。司会は楽しいですね、本当に。えー、どのようになってるかと言いますと、既にご存知の方には誠に申し訳御座いませんが、初めての方にご説明したいと思います。これはカシオペアというバンド、4人で御座いますね。この4人がそれぞれ異なる楽器を担当してます。まさか野呂君がキーボードである訳は御座いませんし、私はギターを弾いて居りません。司会はやっておりますけれども。(客席、笑)と言う訳で、この4人、違う楽器を扱っております関係上、この違う楽器をずらして演奏する方法というものを最近考案致しました。このワザを訳して「音のドミノ倒し」音が4人の間で、「ツルツル、ツルツル、ツルツル」っとこういう風に繋がって行く、こんな感じを描写して…「描写」、ナウい言葉ですね。え、作った技が「音のドミノ倒し」で御座います。さて、その順序で御座いますが、一番左側、ドラムスから(神保にスポットライト)、完璧なフォローって言うんですねこれは、そして一個飛んでセンター〜ギター!イェィ、そして戻ってベース!最後は私向谷!(スポットライト点灯せず、客席笑)流石、このスタッフとの協同戦線っていうのが最近流行って居りまして、来ない所がミソなんですね。…と言う訳でこの4人の間に音が「ツルツル、ツルツル、トゥルトゥル」とこのドミノって来る、こう言った状況を「音のドミノ倒し」と申して居ります。

さて、これを何故事前に話してしまうかと言いますと、これいらぬ誤解を受ける恐れが御座いますね。えー、つまり初めて何も知らないでこの「ドミノ倒し」を聞いたあなたが、最初に感じる事って言うのは、「あれ?ズレいてる」(客席、笑)もちろんそうですね。「ズレてるよ、おい、ヘイ・ベイビー、ズレてるぜ」こう言ったノリ、誤解、これは非常にコンサートの流れを阻害してしまいますね。実は、これは我々がワザとズラしているんだと、そういった点をご考慮入れて頂いて、この「音のドミノ倒し」を聞いた後の清々しさ、何物にも変えられない、そんな感じで御座います。それでは、御託を並べていても始まりません。カシオペアのリズム・セクションのソロと、「音のドミノ倒し」を入れた曲は言わずと知れたこの曲!皆んなノっていこうぜ!「Domino Line」!

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Domino Line (include Bass solo〜Drums solo)

向谷

イェーイ!ドラムス、神保彰!ベース、桜井哲夫!ギター、野呂一生!キーボード、向谷実!(客席、歓声)はい、どうも有難う御座います。それでは、盛り上って来た所で、この辺でカシオペア・コンサート恒例のお客様チェックの時間になって参りました。次の私の呼びかけにどの様に応えてくれるか、お客様チェック、滞り無くまず第一回目行ってみたいと思います。バックステップからですね、ちょっと卓球をやってみただけですけどね。(卓球のスイング)フェイント。行きますよ。みんなノってるかい!(客席、イェーイ!この時クラクションを鳴らした客がいて笑いが起きました)いやー、チョット声が枯れてるもんで迫力に欠けましたが、それでも今、およそ前列50%のお客様方の「イェイ」の反応は早かったんですけれども、後半、そして2階席の一部からは、「あれ?みんなのってるかい?おかしいな今日はインスト・バンド見に来たんだけど、何て言う台詞だろう。」そういった一瞬の驚きと戸惑い、そんなもんがあったんではないでしょうか。しかし私はこう考えます。コンサートにジャンルは関係無い。ニューミュージック万歳。そんな感じですね。(客席、拍手)コンサートは我々と皆様、共に盛り上り燃え上がり、そして燃え尽きるこの一言に尽きるのではないでしょうか。(客席、歓声)それでは、今言った事で、皆さんの頭にあったインスト・バンドのコンサートに関する先入観が、綺麗に抜け去った所で、この辺でお客様チェック、テイク2行ってみたいと思います。みんなノってるかい!(客席、イェーイ!)盛り上って来たぜエブリボディー!出ましたねエブリボディー発言が。それではカシオペア、皆さんのその声援に応えるには、またまた激しい演奏しかありません。そして本日はまだパーカッションも残って居りますし、盛大に演奏してみたいこの曲は、我々の5作目のアルバム・タイトル曲、これです「Eyes Of The Mind」!

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Eyes Of The Mind

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Perc, Performance (神保以外がパーカッションを演奏)

向谷

(カウベルの4つ打ちが続く中)イェーイ!みんなノってるかい!(客席、歓声)いやー今日は本当にどうも有難う。沢山集まって頂きまして、誠に有難う御座いました。えー今日は我々としては最後なのに、こんなに盛り上って頂いて、もうギンギンに盛り上げて頂きまして有難う御座いました。それじゃあ、もっともっと盛り上るカシオペアの18番、盛大に演奏して終わってみたいと思います。野呂一生のイントロで始まる、「Asayake」!

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Asayake

向谷

どうも有り難う!ドラムス、神保彰!ベース、桜井哲夫!ギター、野呂一生!キーボード、向谷実!(客席、歓声)以上カシオペアでした。本当にどうも有難う!さよなら!

アンコール1

向谷

イェーイ、みんなノってるかい!(客席、歓声)ギター、野呂一生!(客席、歓声)続いてベース、桜井哲夫!(客席、歓声)なんと、バンドが付いて来ましたね。頭にね。そして最後、ドラムス、神保彰!(客席、歓声)やた、やった!エブリ・オッケィ!はいはい、もう大盛り上り、大盛り上り、ほらほら、ワイヤレスの野呂さんもほら、やったねぇー。(客席、歓声)完璧盛り上って来ました。それでは皆さん、もうこのお客様の鋭いノリに応えるには、この次の曲、我々のですね、全員のソロを交えたギンギンギラギラの曲で行ってみたいと思います。準備オッケイかなー、行くぞー、びっくりして、んー腰抜かしちゃいかんぞ!行きます!我々の6作目のから「Galactic Funk」!

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Galactic Funk

アンコール2

向谷

(ステージ前に一部観客が集まってしまい、危険な状態になってしまった為)
アンコール、御応えする時にちょっと一つだけ、あのーこちらからなんですけども、なんかその辺オケピットっていうやつで、あのーあんまり集まっちゃうと抜けちゃうそうなんですよね。ですから、ごめんなさい。誠に申し訳無いんですけど、その辺の人、ちょっと、あのー、席の所にあのー、戻って頂ければ…、もうそれ以外ならもう何をしても、もうビンビンノっちゃうからさ!僕らも!ねぇ!(客席、歓声)じゃあくれぐれもさぁ、事故だけは注意して、なんとなく雰囲気が段々ニュー・ミュージックになって参りましたが…。事故だけには注意して、一緒に僕らと燃え尽きましょう!イェィ!フー!(客席、歓声)それじゃあねぇ、もうみんなの期待にそぐう様に、偶然この曲が残ってたんですよ。僕もびっくりしました。まさかこんな曲が残ってるとは思わなかった。もう大ファンキー、大ギンギン、ノリノリ大会のこの曲行くぜ!「Black Joke」!

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Black Joke

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Tears Of The Star