色んな感想

あくまで感想




(音楽)m-flo ■ASTROMANTIC

「アストロマニアック」だと思っていました。
こんなワクワクおもちゃ箱感覚で聴いちゃったのはFANTASMA /cornelius以来です。って言うとえらい昔だorz しかも言いすぎかも、あの頃は若かったし・・・いや、結構内容ばらばらなアルバムってよくできててもすぐ忘れちゃうんですよね。このアルバムは私の弱い頭にもちゃんと刻まれると思うですよ。一曲一曲なかなか立ってますよ。
超豪華なコラボです。私はLISAのスウィーーートヴォイスにやられて聴きだしたクチなので、やはりmelody.やCrystal KayやBoAが歌うメロリントラックには特別ヨワイのですが、今やそれがなくても全然楽しいです。とりあえず音数の多さとおしゃなセンスに圧倒。verbalのラップは好きじゃなかったですがなんかあんま気にならなくなってきた! CHEMISTRYとのコラボが私的には意外に良かった。ダフトパンクみたいで
でもやっぱりベストはAmiss youだなあ。めろりんキュー



(映画)HERO

つ、つまんねえ。
話は二転三転するしドンデン返しもありますが、そういうのどーでもよくなってしまうほど、 わざとらしいワイヤーアクションがいただけない。早送りをこらえました。こんなに歴史の重みとロマンあふれる主題なのに、なんかもったいないです。
映像・衣装はとってもおしゃでした。一エピソード一色にしたのとか、美しくも効果的。ただ、私には、むこうの映画のかっこよく表現したい「こと」がやたら古くさく見えてしまいます。これの闘うシーンをはじめとして「男の美学」的なクライマックス(マギー・チャンだけハブなとこにも!)、「インファナル・アフェア」の固ゆでぶりとか、「様式美」ってことばさえ浮かびます。ウォン・カーウァイとかの映画とあまりに違う感覚で驚いたのですが・・・、これはまあ当たり前か。香港色々、日本だって色々咲き乱れるの。ということですね。
チャン・ツィイーの可愛さは、仲間由紀恵を超えいまや重文指定クラスになりました。



(映画)アマデウス

秀才萌えという属性をご存知ですか?わかりやすく言えば、「悟空よりもべジータに萌え る」というものです。そんなあなたは超必見。
天才モーツァルトと秀才サリエリの話です。モーツ ァルトの才能に嫉妬したサリエリが、彼の出世を妨げついに殺してしまった、という話を元にしています。史実かどうかは疑わしいらしいですが。
天才>>>(越えられない壁)>>>秀才、というのは今も昔も変わらない構造なわけで。 プライドの高い秀才は天才の存在に傷つきます。天才はしばしば残酷なほどに天真爛漫で、また秀才を傷つけます。さらに残酷なことに、天才の真の偉大さを理解できるのは、その優秀さゆえに秀才だけだったりします。ほんと、神さまがいるんだったら「どーなってるの!」と問い質したくもなります。そんなドラマがモーツァルトの名曲やオペラにのって展開します。オペラシーンもなかなか迫力があり楽しめます。絢爛な衣装、俳優も魅せてくれます。極上の映画!
陽気な天才だったけど貧しく夭折したモーツァルト。神に身を捧げてまで才能を欲したにも関わらず、名を残せない秀才サリエリ。秀才萌え者ならびに、私含む全ての秀才にならなれるかもしれない凡人たちに観て欲しいです。「凡人の神」はいつでも私たちを見守っています。多分。



(映画)パニック・ルーム

一昨日テレビでやってたのを録画してあったので。
吹き替えで映画観るのも久しぶりならスリラーも久しぶりです。女の声がキャーキャーうるさいこと!びっくりしました。
でこの映画なのですが、怖いのがわかるが筋は単純だし犯人も被害者も間抜けすぎだし(イライラした)、ハラハラさせるだけ!って感じで好きじゃないです。怖がらせる演出とか撮り方は優れてると思います。私はこーいうジャンルの映画向いてない、とわかった。
でもさ、デビット・フィンチャーって「ゲーム」とか「ファイト・クラブ」撮った人ですよね?最後にドーン!が来ると思ってじりじり待ってて、最後のジョディ・フォスターの表情にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! だったのに・・・



(映画)ライフ・イズ・ビューティフル

イタリア映画ですね。ホロコーストを扱った映画なのでどんな暗い映画かと思ってました。
その扱い方について賛否両論みたいですし。「戦時中の強制収容所はこんなもんじゃなかった」というのはとっても納得できます。距離の問題なのかも。私にもっと近い状況(地震でもサリンでも原爆でも)にベニーニみたいのがやって来たら私も許容できないかもしれないと思います。確かに「舞台」として扱うにはあまりにもデリケートだし、ハイリスクなわりにリターンは少なかったな、と。喋りすぎベニーニ!ギャグがコテコテだよベニーニ!そんなご都合主義でいいと思ってるのかベニーニ!とかも含め、許せないと感じたらこの映画は全然好きになれないし、この映画のメッセージも伝わらないでしょう。もう感性の問題ですよね。と私は思う。
私はこの映画、文句なしに大好きです。感動して泣くというのではなく、「ライフ・イズ・ビューティフル」という普遍的なメッセージでいっぱいでした。過剰な演技もリアリティに欠けた展開も厳しすぎる状況もひとつの悲劇も、そのメッセージのための演出です。こんなに判りやすく――タイトルで言ってますけど――「人生は美しい」って伝えようとしてる映画は他に見たことないです。なんか私にとってはもう親子愛とかそーいうのさえ超えちゃってます。
ドイツの諺にこんなのがあるそうです。「ユーモアとは、にも関わらず、笑うことだ」。この映画を観て思い出しました。



(映画)オール・アバウト・マイ・マザー

スペインの映画です。「女性の強さ」とか「母性」がテーマらしい、とは聞いたのですが・・・。
はっきり言ってよくわからなかったです。人物の言動行動及び存在意義までもよく理解できないのです。 理解ですよ、もう「共感」以前の問題で。そーいう人は心臓診てもらったほうがいいらしいですけど。
例えばロサ(ペネロペ)。きつい家庭環境に育ち、厳しく言ってしまいますけど自分の責任で病気に罹り、あ ーいうことになってしまった彼女。彼女はマヌエラ(セシリア・ロス)の引き立て役じゃないし、「女は強し」群像の中の一色でもないのですよね?では、なんのために??こういうことがいちいち理解できないのです。
周りの評判が高いだけに、「なんか私には欠けているところがあるんではないか」と不安です。なんだろう、私が子どもを持つことを恐れているから?あんま自分を分析しても愉快じゃないし、誰かこの映画の良さを的確に文章化してくれないかしら。それで駄目ならもう諦めます。ああ、文章化できないから映画でやってるのか・・・ 
色彩感覚はたしかに新鮮でした。目に楽しかったです



(安ワイン)王様の涙

スペイン産で500円くらいでした。
ぶどうの種類とかは不明です。安安ワインとしてはかなりビッグネームですよね。スペインのワインてシグロくらいしか飲んだときなかったけど、なかなか。
香りも深いしちゃんと渋みもあるのに、ボディは軽くて飲みやすい。コストパフォーマンスの高いワインだと思いました。



(映画)生きてこそ

うわあー。「神の食糧」か…。
でも日本人は彼らのように確固とした信仰を持ってるわけではないし、この状況になったらもっとあっさり食べて しまう気がする。多分、私は食べるです。
死んじゃだめなんだ、と思った。
エンドロールに流れるアヴェ・マリア、感動します。音楽のたった一フレーズだけで、本当に体が震えて涙出た。あの 神々しくすら感じる一瞬、まだ観てない方は是非。



(まち)新宿

年とったので渋谷から移民。ありがちです。
新宿の飲み屋はアツイ。どーせ安い飲み屋に行くんだからサービスなんか期待してないけど、それにしても すごい。オーダー取りながら寝たり、チェーンの居酒屋でも普通に中ジョッキがテーブルの上滑ってきたりする。
ホストがでかい顔をしている。超局地的なところで局地的な層にビーム出してるくらいでエラソウにしてんじゃないよ、 と思う。馴れなれしいんだよ!!
未だに迷うので、あまり買い物とかでは行きたくない。ショップのおねえさんたちもなんか ヒステリックで怖い人が多いような。買い物も嫌だし飲むのも嫌なのになんで しょっちゅうウロウロしてるんだか。そういう街。乗り入れている電車の中では西武線が一匹狼的 魅力を放っている。嘘。ハブにされてるだけ。



(音楽)スピッツ ■三日月ロック

ツタヤのせいでスピッツが流行る。どの曲もいいです。超遅ればせながら気づいたが演奏もいいぞ!くそシンプルで。すごいよ!
05ババロアが良いです。なんか畑違いのひとがやるほにゃほにゃな打ち込み曲が好きらしい。あくまで本気じゃなく。 くるりのワンダーフォーゲルとかも感動したもんなあ。ただの四つ打ち好きという噂もあります。



(映画)ゴーストワールド

テーマソングが良い。オープニングから引き込まれます。jaan pehecaan hoか・・・「人生を知れ」ってとこですか?
良くあるただ単に支離滅裂な若い女子が出てきてめちゃくちゃやるけど「でも仕方ないよね少女だもん」みたいな かんじで許される少女礼賛ガールパワーウィーアーシャンプー(懐)的クソ映画と思ってました。違いました。
青春ムービーと名乗ってるけど、ちょっとそれだとイメージ違うと思う。主人公は「オンナノコだから」 「思春期だから」ダメに生きてるのではなく、そういう人間なんだと。だってそうじゃなかったらラストシーン、 バスに乗り込んだ彼女はただの「早まっちゃった人」になるわけで、そんなドジな話じゃないしそんな弱い 人間の話じゃなかろう。ダメな話だとしても。あのバスはどこに行くのでしょうか?このリアルじゃない世界 (=ゴーストワールド?)から脱出するのか、これから向かうのがゴーストワールドなのか・・・。解釈が分かれる とこですねえ。
基本的に若い娘が周りを振り回す映画は嫌いなのですが(本ならいいけど、映画は実在するかもわからない 「少女性」みたいなものを盾にとって結局逃げている気がする)、これは上の理由とブスキャラでふくふくしい ソーラ・バーチが可愛かったので、あまり不快感を感じずに観れました。長く自分の中で残っている映画。



(映画)千年女優

じゃぱにめーしょん初挑戦。なんか海外で(宮崎さん以外で)有名な方が監督なさってるのですよね?今敏さん。
基本的にストーリーは一本道で単純なので(だから千代子の最後の一言は驚いた)、走る千代子のスピードとか、 鮮やかなさすがアニメ!な画面転換とかを楽しみましょう。アニメなかなか見ないしもの珍しさも手伝って、映像作品 を観てる気分でした。そういう目で見れれば良作だと思います。



(外国本)ジェイムズ・エルロイ ■キラー・オン・ザ・ロード

”連続殺人のクロスカントリー”を9年にわたって続けていたマーティンは、獄中のこの回想録で 驚くべき事実を語っていく。エルロイがシリアル・キラーの暗黒を描破する!
「誰もが暗黒を持っている」というのはもう社会のコンセンサスっぽいですが。私のような一般市民はなかなか「黒!」は感じないですよね。 果てしなくグレーの世界にひとりぼっちです。マーティンは黒で誰かと繋がった錯覚を得たのですよね。そこの ところが非常に悲しい・・・
しかし一般市民なので描破されても理解できないのでした。



(外国本)ウィリアム・ゴールディング ■蠅の王

漂流した少年たちの話。というと十五少年漂流記とか大好きな私が食いつきますが、違います。 少年好きでもありません。嫌いじゃないが。
「蠅の王」と対面することがどんなに難しいか、その強さと現実的な強さは別なものだと、 思うです。ひしひしと。 でもほっといたら人間てこんなになっちゃうんだろうか?と思うと気分が暗くなります。



(外国本)スティーブン・キング ■ゴールデン・ボーイ

少年と老人の話(そうだけど)。
うわー… キングがいつもとまた違う真っ暗な話を。これはほんとに気分悪くなるな。
いつもみたく「おばけホテルが!」とか「狂犬が!」とかでなく、 ひとがおかしくなっていく過程なわけで。こんなの読むのは悪趣味なわけで…
でも読んでしまうのですね。トッドみたくならないようにしないと。