コミックマーケット73報告(なんてものではない)

 

2007年12月29日(土)

かなり以前から、年末の天気は荒れ模様との不吉な予報。

帰りの便が飛ばなかったら、と母が心配しておりましたが、

私としては(オタクとしては)行きの便さえ飛べばどうにかなる、

という楽天的見地に立って、いとも気楽に出発。

スペースは久々に机半分のことゆえ、荷物も少ない。

イギリスで買ってきたキャスター付きのバッグに収まるくらいのものです。

12時10分の便に乗るべく、まずはバス停で11時53分だかのバスを待つ。

家を出るのがもたついたので少々焦り気味、しかも久々にはいた「ちょっとおしゃれな皮靴」が痛い。

何だか前途に不吉な予感が過ります。

少々あせりつつバス停に行くと、バスは既に年末年始ダイヤになり、3分ほどまだ時間あったのでした。

すぐ最寄りの地下鉄に乗り換え、地下鉄で空港へ。

11時4分の便がちょうど発車するところで、急げば間に合ったのかも知れないけれど、

見栄を張って急がず、11分の便を待つことになりました。

ひょっとしたら、この「見栄を張る」行為、いざという時の生死を分ける境目になるかもなあ。

ともあれ余裕を持って空港につき、まずは先日作ったJALのICカードにポイントをチャージします。

機械の操作がちと厄介でスタッフに教えて貰う。

二重に暗証番号入れるなんて(マイレージカードと、IC用と)面倒。

まあ、おかげで12000円分のお買い物ができるようになりました。

航空券も買えるというけれど、一度に使い果たすのはもったいない。

という訳で、ネット予約の航空券はそのままクレジットカードで購入。

しかし、12時10分の筈の便、20分と遅れています。

気になったので、悪天候の為かと聞くと、単に到着機遅れの為ですと。

毎回毎回、飛行機って遅れているような気がする。

荷物を預け、無事機内に。

帰省ラッシュは始まっているけれど、方向が逆なので空席多し。

左の窓際の私の隣二席、空いています。ラッキー。

持参したお弁当(食べかけのパンとおにぎり)が人目を気にせずに開ける。

機内の雑誌に目を通すと、特集がスコットランドの島だったので、持って帰ることにしました。

でも重たいから、帰りの便で。(忘れないようにしなくては)

今回の旅のお供は図書館で借りた「リチャード三世「殺人」事件」

イギリスはヨークシャーのマナーハウスを舞台にした

リカーディアン(リチャード3世の信奉者・研究者たち)の集いに起こった事件を描いた話です。

ユーモア・ミステリという程ユーモラスではないけれど、今のところそれ程陰惨でもない。

私自身長らくリチャード3世の支持者ですが、知識は大したことがないので初耳の話が多い。

羽田に着いて、荷物を受け取り、空港バスのカウンターに行った時、時刻は2時10分。

時刻表を見るとビッグサイト行きの2時20分とあります。更に25分も。

ちょうど良いので券を購入すると、

「20分と25分とどちらにします?」と聞かれました。

そんなの早い方に決まっているじゃない、バッカか、あんた、と思ったけれど、考えたらここは空港。

人によっては遅い便にして他に用足ししたりする人もいるのよね、と思い直した次第。

現に、五分遅れの便にしたら、パンを買う時間あったかな、何て乗ってから考えました。

しかし、何故に5分の開き?

 この便に乗れないと、次は1時間先なのです。

どうやら別会社らしいのですが、こういうのって、

「会社が他会社に客をさらわれないのが優先」であって、「お客の利便性」が後回しになっているような気がする。

前回は、これで1時間も待たされた上、ビッグサイトへの道も渋滞して、

挙句に今まであったホテルバスが突然最終便を切り上げたおかげで色々と難儀したのです。

バス停には長い列が出来ていたけれど、これはどうも別の便を待つ人々のようです。

私の前には女性ひとり、バスが来て乗りこんだのは結局ふたり。

しかもこの女性は途中のホテルで降りてしまったので、後は運転手と一対一です。

「あとはビッグサイトでいいですね」と念を押して発進。

空港からの道はとても滑らかに流れていて、渋滞していらいらさせられた前回とはまるで雲泥の差です。

「昨日は官庁の御用納めでね、空港行きの車が大渋滞で凄かったんですよ」と運転手。

「福岡も年末年始は都心すきますけれどね」

「ビッグサイトで何があるんですか?」

「本の即売会です。今日から三日間あります」

一対一なので、世間話をしてしまう。

しかし、はっと気づく

「ひょっとしてヴォイスレコーダーなど搭載していない? 私と無駄話していたら、あとでこの人が叱責されるんじゃなかろうか?」

と思うと、つい無口になりました。

会場に近付くにつれて、道は徐々に混んできます。

「少し混んでいますね。でも今日はそれ程でもないな」と運転手。

「いや、混むのはこれからだと思いますよ」と私。

そしてバスはビッグサイトに到着。

今日見たいのは東ホール配置の旅行記本。

という訳で、荷物持参で東ホールに移動。

駄目だろうと思いつつ覗いたロッカーは思った通りどこも満杯状態、第一特大サイズでないと持ってきた鞄は入らない。

まあ、車輪付きだからそれ程苦にはなりません。

と、東ホールに向かう通路の端に奇妙なものを発見。

通路の区画を仕切って「荷物預かりコーナー」が出現している。

しかし、これ、幾らだろう?

短いながら列があるので並んでみます。

どうやら預かりの前に、住所氏名連絡先など記入しないといけないらしく、これがちょっと手間です。

が、車輪付きのバッグともうひとつの肩掛けバッグふたつをひとくくりにして500円とはお得かも?

預ける時間はせいぜい30分か1時間程度なのですが、すっかり身軽になって楽チンです。

軽い足取りで目指す東2ホールへ。

2時45分頃には着いて、3時頃には目指す旅行スペースに来ていました。

それは良いのですが、今回一番目当てだった「+BORDERLESS」さんのスペースが空だった。

ウェールズの話は貴重なのに。

ご近所の方に聞くとどうやら不参加だった模様。残念。

こけもも」さんのロンドン本と、これはたぶん初めての「夢倉庫」さんの湖水地方の本を買って帰りました。

この冬は旅行サークルが少なかったみたいで今日の収穫はこれだけです。

ついで西ホールに足を伸ばし、「オペラ座の怪人」サークルを覗こうかと思ったのですが、

サークル数少ないようだし、4時のホテルバスに乗りたかったので、早めにバス乗り場に向かうことにしました。

前回で懲りたので、今回、ホテルバスは4時半まであることを確認済み。

念の為に少し早目、3時40分頃に向かったものの、まだバスは着いていませんでした。

持参の本を読みつつ待つことしばし、バス到着。

大型バスで、乗客多いものの、空席多くて楽楽です。

あっと言う間にバスはホテルへ。

チェックインを済ませ、向かったのは10階の部屋。

ドアを開けた途端に感じた変な臭い。

気のし過ぎか? いや、この部屋かなり臭い。

念の為、外の廊下に出て中に戻ると、再び臭いでくらっと来ます。

フロントに降りて、スタッフに

「部屋が臭いんですけれど」と言うと「新しい部屋をご用意します」とのこと。

私はせいぜい脱臭スプレーでも借りようかと思っていたのですが、換えてくれるなら有難い。

少し時間がかかるとのことで、コンビニに行くことにしました。

今夜のご飯など調達するのにさんざん迷い、結構時間が過ぎて戻ると、

先ほどの係が先導して部屋に案内してくれました。

新しい部屋は9階で、これはグレードが高い「ストレスフリー・ルーム」というそうです。

何故にストレスフリー・ルームか?

部屋には観葉植物、そして浄水器、空気清浄機、マッサージ・チェア、更にコーヒー・メイカーなどがあるのです。

3000円高い部屋とのことですが、何年か前に泊まったことがあります。

多分、普通の部屋が満室だったのでしょう。

早速、お茶を入れて、と思ってはたと困惑。

湯沸かしセットが見当たらない。

フロントに聞きに行くか、電話をかけるか、またそれも人騒がせだなと思っているところに電話が鳴る。

前の部屋に、カードの控えやら忘れものがあるので届けてくれるとのこと。

先程の女性がやってきたので、ついでに湯沸かしのことを聞くと、浄水器から直接お湯が出るのですって。

それは便利。

ついでに、部屋に備えてあったワイヤレスのLANとルータについて質問。

この部屋はグレードが高いのでワイヤレスですが、他の部屋にも有線ならネット接続出来るそうです。

さて、折角なのでコーヒーを入れてみよう。

まずはコーヒー・メイカーの「取扱説明」を読んで。

なかなかムツカシイ。

豆を入れ、セットして、スイッチを入れて。

赤ランプがぴっぴっぴっと鳴り、それで終わり。動く様子ナシ。

これってエラー音?

ふと見るとテーブルの上にいくつかパーツが残っている。

どうも、中に取りつける蓋?がセットされていなかったようで、それをつけて再びスイッチを押すと、今度は動き始めました。

ぎゅおーんと物凄い旋回音がして、豆がひかれているようです。

どきどき。

その後、何やらこぽこぽ加熱されているような音が続く。

いつまでも。

やがて今度はまたぎゅーんと言うような無気味な音。

何だか怖くなってきて、離れた場所から見ていました。

爆発しそうな気がしてきたので。

そのうち、少しずつコーヒーが出てきた。

のは良いけれど、コーヒー、溢れる。

だーっとテーブルの上から、カーペットの上に。

何で?

結局、下のポットに入ったのはカップ1杯程度で、殆どのコーヒーは溢れてしまったのでした。

危険なのでコンセントをはずして、説明書に目を通すと

「蓋のつけ方が悪いと溢れることがあります」って。

なんて難しいコーヒー・メイカーなんだ。

テーブルのから床から溢れたコーヒーは、仕方がないので備品のタオルで拭きました。

どこがストレスフリー・ルームなのだろう。

コーヒー入れるのに寿命が縮む思いがしたよ。

それはともあれ、コンビニで仕入れた夕食を済ませ、明日に備えます。

テレビをつけたら、エベレストの番組をやっていました。

ハイビジョンなので映像がきれいです。

家にいる時にはあまりじっくり見ない内容ですが、出先では時間潰しにちょうど良いのでした。

持参の小説本と、入手した旅行記に目を通して早めに就寝。

 12月30日(日)

イベント前のお泊まりは早寝することもあり、夜中に目が覚めることが多いのですが、今回はふと時計を見るともう6時でした。

外はまだ暗い。

そのうち東の空が明けてきました。

今日は好天の模様、日焼けに要注意です。

7時頃朝食に行くと、学生が多いようでかなり席が埋まっています。

荷物をまとめ、次回の予約をしてチェックアウト、8時のバスは大型で、10分程度で会場に着きました。

早い早い。

西ホールのスペースに着くと既にお隣は設営済み。

反対側隣はまだ空席です。

チラシの山と格闘した後、だいたい本を並べてからご近所を覗きに行きました。

今回、夏と同じく創作文芸と、創作少女のスペースが近いのが嬉しい。

これからずっとこうだと良いな。(と思ったら夏コミでは違っていた。ガッカリ)

留守にしている間にいつも助っ人をして下さる藤誠さんがいらっしゃいました。

今回こそは買いそびれぬように事前に用意しておいたお土産を渡して一安心。

スペースの左側、大きく開口部が開いていてここから吹き込む風が寒い。

値札も飛びそうになるし、要注意です。

と思っていたら、開場後しばらくして閉まりました。

どうやら雨が降ってきた為らしいのですが、私は全然気づかず。

夏に3種の新刊があったのに比べて、今回はわずか1種、しかもプリントが間に合わず本当に持ち込み数は僅かばかり。

代わりに夏の在庫を少々持ち込んだのですが、そちらは全部なくなりました。

嬉しい、けどまた作らなくちゃ。

今回、1スペース分なので持ち込みの本の種類も限られたのですが、おかげで設営及び撤収は楽でした。

実は東ホールに配置の小説ファンクラブ(特にシャーロック・ホームズ)を見に行きたかったのですが、

藤誠さんのお話では大混雑で通路の途中で引き返したとのこと。

その話を聞いて行くのを諦めちゃいました。

そして、今回は意外にお買い物が多かったのでした。

買ったまたは頂いたサークル(敬称略)

てつめんぴーず インコ本

さあくるこあ スタジオ・コントレイル ななつぼし工房 猫本

けろけろ開運堂 カエル本

南京豆企画 アーサー王伝説

マタタビMIX 旅行本

欧亜州共同体 マルティン・ルター

Bien オリジナル漫画(モンゴル)

いつもチェックすみのサークルが多い中、今回の注目度(期待度)ナンバーワン

KUINIGE 手作りビールのシリーズ。

サークルのカット、名前などは前から記憶にあるのですが、本に気付いたのは初めてで、面白そうなのでまとめて買ってきました。

肝心の自分のスペースの模様ですが、冬にも関わらず意外に売れ行き良い方。

お寄り下さった方々、どうもありがとうございました。

さて、今日の天気、年末寒波を心配していたにも関わらず、東京は穏やかで快適。

ただ、人がはけるのが早く、3時にはこちらも畳んでしまいました。

いつもより少し早かったので、藤誠さんと羽田空港で昼食(?)

ジャーマンポテトがおいしかった。

それは良いのですが、

バスに荷物を預ける時に、ターミナルの番号を間違え、もう少しで先着のANA(第二)に荷物を置いて行かれるところでした。

後で着くJAL(第一)と言わなければならなかったのです。

しかし、番号は間違えたかも知れないけれど、ちゃんとJALと言ったでしょ。

係の人、「第一」とか「第二」とかでなく「JAL」か{ANA」かと聞いて欲しいな。

バスのアナウンスも係員の言葉もわかりにくいのです。

一便早く5時15分にも間に合う程の時間だったのですが、流石に年末なので満席、

6時まで待つことにしました。

恒例のお土産、崎陽軒のシウマイ舟和の葛餅万世のハンバーグサンドまい泉のカツサンド

ところで、崎陽軒のシウマイは15番ゲート前にありました。

前回は14番と言われたのに(でも聞いただけで見ていない)

この場所はしっかり覚えて置かねば。

殆どのお買い物はJALカードのICで購入。

出発が10分遅れというのでのんびりしていたら、もう少しで呼び出されるところでした。

帰りは満席、既に東京の空は暗い。

入手した本を読んだり、「リチャード三世「殺人」事件」の続きを読んだりしているうちに福岡到着。

窓の外の景色をずっと眺めていたのに、どの方向から入ったのか全然わかりませんでした。

福岡に着いて思ったこと。

寒い。

地下鉄からタクシーに乗り継いで9時少し過ぎた頃自宅に到着。

不審げに見守る猫たちのお出迎えを受けて、

今回の冬コミも何とか無事に終了致しました。


おまけ

私が乗った羽田、福岡間の6時の便、翌日は欠航となりました。

悪天候そのものではなく、それに伴って飛行機のやりくりがつかなかった為、ですと。

危ないところでした。

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