必要な器具類:教科書だけではありません


教科書を買ってやれやれ……で済むわけではありません。このほかに実習器具などが必要です。
これはある程度、安く上げようと思えば安く上げられますが。
 

2003年度(3年次)購入分
品目 価格 その他コメント
解剖学実習セット 約13,000円 先輩からのお下がりを使ってもいいでしょう。
バラで購入するよりも、最初はまずセットを入手したほうが楽です。
メス替え刃 一枚50円くらい 作業効率を考えると、一時間につき最低でも一枚使うくらいの方がいいです。
めったに替えません、というツワモノもいますが、それを自分の器具を使い続けることで貫くポリシーがあるなら、まあ良いでしょう。
うちの相棒の場合、「刃なんか僕替えないよ、だってこれ切れるじゃん」と言いながら、刃を替えたばかりの私のメスを勝手に使っていたのですが(何度注意しても無駄でした)、切れなくて不便だと思ったら、メスの刃くらい自分で買いましょう。商売道具なんだから。
外科用の丸刃のほうがよく使ったかな。
小ピンセット まず最初にバカになる道具。お下がり器具を使う人は、かみ合わせをよく確認してください。作業能率を考えるなら、器具の状態が悪いのは問題ありです。
聞いた話では100円均一商品を使うべく試みた方もいるそうなのですが、あれはすぐにオシャカになると思います(工作用に持っていますが、あれで解剖をやるのはちょっと無理でしょう)。
白衣 3〜4000円くらい 二枚持っていた方が無難。
ケイシー・スタイルのものを買ってもいいですが、普通の長白衣でもだいじょうぶです。後に一種の制服として着用することまで考えるなら、長白衣の方がいいかも。
病棟実習(5年〜)のときに便利なのはケイシーだそうです。
ただし、白衣をあまり洗濯しない人の場合ですと、解剖が終わるころにはお客さん(=患者さん)の前には着て出られない代物に成り果てると思いますから、何を買っても同じかと思われます。
解剖用腕カバー 500円くらい 腕まくりしていれば問題ないですし、むしろ作業の邪魔になるくらいしか役に立ちません。
系統解剖では要らないでしょう(法医なら絶対必要だと思いますが)
解剖用マスク 最初の1〜2回はディスポーザブルの脱臭フィルタ付きを使いましたが、次第に匂いにも慣れますので不要です。
もっとも、作業中に液体やら破片やらが口に飛び込むというトホホな事故を回避するために、花粉症用マスク(あれなら60枚1000円くらい)をかけていても良いでしょう。
解剖用手袋 100枚〜2000円 あまり安いものを買うと、使っている最中に簡単に破れます^^;
といっても、高級なものは必要ないでしょう。ラテックスアレルギーが無いなら、普通の介護用ラテックス手袋(病院売店に売ってる)で十分。
解剖用前掛け 必要。大学生協で買えます。
ちなみにこれも、6年生の子が勝手に使ってどろどろに汚してくれましたが……どうしてこういう奴がいるんですかね。商売道具は自分の物を用意しましょう(他人の物を乱雑に扱う人は特に)。
色鉛筆 100円〜700円 解剖・病理・組織の実習で必要。子供のころに買ったものをお持ちなら(たいていの人は全部使い切らずに大人になっていると思います)、それでいいでしょう。
同期でも、私を含め2〜3人は20年位前の^^;色鉛筆を使っていましたから。
解剖室持込用に別途用意するのも良いと思います。
ところで、これも100円ショップ(やそれに類似のもの)のものはやめた方がいいです。HMSmith のものを持ち込んでいましたが、これは発色が悪くてイライラさせられました。
 
2004年度(4年次)購入分
品目 価格 その他コメント
聴診器 27,000円 予定を早めて購入。リットマンのカーディオロジー3にしました。
いろいろな難病にお目にかかれるのはもしかしたら学生の間だけかもしれませんし、その間にしっかりと音を覚えておきたいと考えたので、それなりのクオリティのものを選択。
定価は35,000円くらいですが、コストを抑えるために聴診器の通販サイトを利用しました。
 
2005年度(5年次)購入分
品目 価格 その他コメント
ハンマー
(打鍵器)
1,000円くらい 別に購入する必然性もないのですが、マイハンマーがあると必要な時に探さなくて済むので便利です。あと、肩こりの時にも便利です^^;
元ゴムメーカー勤務の某氏いわく「あまり良いゴムじゃない」そうですが、叩ければ良いので気にする必要なし。というか、私のような素人にはどうせ判らない違いです。
ペンライト 1,000円くらい マグライトを持っている研修医もいますね。出来ればスイッチを押すとオンになるタイプ(ヘッドをひねるタイプではなく)の方が便利かと思います。
白衣
(追加)
3〜4,000円くらい 洗い換え確保のため追加購入しました。
あまり洗濯をしない人は、病棟実習時には長白衣が便利です。ベン・ケーシー・スタイルの白衣は襟元が垢じみてきますので、二日も着ると見苦しくなります(もっとも、長白衣も裾と袖口が汚れてきますので、一週間以上着るのはやめた方がいいと思いますが……)。
USBメモリ 〜5,000円くらい レポート提出などの時に必要になります。
学内でも未だにFDを使っている人を見かけますが、FDドライブの付いていないマシンも多い昨今、FDでデータを持ち運ぶのはリスクの高い行為です(読み取れないメディアに入ったデータは単なる無意味ですから)。というわけで、必須アイテムになります。
 

※1
結局どうしたかって?
結果から言うと、私が最後までメスの点検・交換をしてました。
たまに買い忘れて「しまった刃がない!」というレベルならただのうっかりで済みますし、「とりあえずこれでも使っておけよ」、となりますが……自分の道具くらい、自分でちゃんと管理してもらいたいものです。
もっとも、名前の分からない組織片をピンセットでつまみあげて、「これなに〜?、これなに〜〜!?」と誰かが教えてくれるまで叫んでいたような奴(普通、こういうものは自分で調べます)ですから、お子ちゃまに管理を要求するだけ無駄と判断したのも事実です。


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