医学部に入って国家試験だけ目指してがむしゃらに頑張るなら、ここで紹介するコストは一切かかりません。しかし、ただ勉強机だけにかじりついていても、それはそれでつまらない。
学生でも参加可能な講習会はいろいろありますから、そういうものに参加して、医学へのモチベーションを維持するのも重要なことです。
人脈形成にもつながることですし、ココロに多少の余裕を持って、こういった事に参加されることをお勧めします。
| 項目名 | 総コスト | その他コメント |
|---|---|---|
| PJ-EM-PCP (アメリカでの短期研修) |
1,000ドル+交通費+宿泊費 | この他にテキスト代が必要でした。 総価格に眩暈を覚えたのも事実ですが、払っただけの価値はありました。 |
| LS関東 | ? | 学生による、学生のための救急ワークショップ。スタッフとして参加しただけですので、コストが幾らだったかは忘れました。 |
| 項目名 | 総コスト | その他コメント |
|---|---|---|
| TOEFL-CBT | 2,100円+交通費 | 語学力を証明するために受けておきました。学生ですから、TOEICではなくてTOEFLを受験することになります。 |
| CCS@庄内余目病院 | 10,000円 | クリニカル・ケース・シミュレーション実習と病院見学(往診への同行を含む)がセットになっていました。セミナー費として左の価格が必要でしたが、諸々あわせると病院持ち出しになったコストの方がはるかに大きいです。地域医療に関心のある方には、往診に同行できる病院見学も魅力になると思います。 セミナー担当はハワイ大学の斉藤先生。我々が参加したときは慶北大学の金先生(群馬大学第一外科の教授の先輩でもあるそうで)も来ておられ、一粒で3度美味しいセミナーでした。当方にとっては、教授の噂話で盛り上がれたのも(以下自粛) |
| 医学交流セミナー by 野口医学研究所 |
7,000円+交通費 | 将来の臨床留学を目指す人をメインターゲットにしたセミナーなので、まったく興味のない人には縁のないもの。 とりあえずUSMLEだけはいずれ受ける予定なので、参加してみました。 |
| 感染症セミナー by IDATEN |
16,000円+交通費 | 宿泊費込みの価格。 もっともこのセミナー(夏と冬の二回あります)は開催場所によって値段が変動しますから、高い時はもっと高くなります。 ……それはさておき、見たような顔がぞろぞろ参加してました(お互いに同じことを思ったはず)。 |
| 臨床問題解決セミナー @自治医科大学 |
6,000円+交通費 | 感染症に主眼を置いたシミュレーション形式のセミナー。PBL(問題解決型学習)というメソッドを用いているのが売りのようです。 ここでも見た顔に会いました。 |
| 項目名 | 総コスト | その他コメント |
|---|---|---|
| EBM-Tokyo | 2,000円+交通費 | 最近流行らしいEBM(エビデンス・ベースド・メディシン)ですが、実態がいまひとつ良く判らない。というわけで参加してみました。 歯科関係者が多い(岡山大学の某前川さんが率いてきた一党のせい?)、薬剤師も栄養士もいる、と業界内各職種が入り乱れていたのも面白い点でした。 私が参加した回は、医学生も多かったとのことです(これまた、名簿を見たら見覚えのある名前が^^;)。 |
| BLSプロバイダー | 18,000円+交通費 | ベーシック・ライフ・サポート、つまり「とりあえず命だけはなんとかするための基本手技」を習得するための講習です。認定資格でもあります。 持っててどうにかなるものでもないですが、一通り知っておく方が無難。というか、OSCE(4年次、5年次終了時点における診療手技試験)の試験項目の一つです。 もっとも、OSCEのためだけにわざわざ金払って講習受ける必要はありません。手近の学生プロバイダーに講義させましょう。当方も含めて身銭を切るほど酔狂な連中ですから、ちょっと教えてくれよと声をかけてくれれば、喜んで教えるはずです(教えることで学ぶことも多いので、教える方も損はしないです)。 |
ここまでの合計金額は16万円ほど(交通費・宿泊費を除く)。
これらには予備費を全額投入した上に、図々しくも資金援助を頂いたこともあります。さらに不足が出た分は、アルバイト代で賄いました(おかげで、成績は犠牲になったかもしれません^^;)
海外研修なんぞしないなら、交通費込みで20万も見ておけば足りるのではないかと思います。
これらのセミナーに参加する人は、どうしても似たようなグループになってしまいます。というわけで「あれ〜、また会ったねえ」なんてことも珍しくなくなるわけです。
横並びの学生は競争相手でもありますが、協力関係にあるのもまた事実。同じようなものに興味のある知り合いは、作っておくに越したことはありません(同じものを目指す以上、どのみち競争相手になる関係です。知り合いだろうがそうじゃなかろうが、競争相手になるという結果は変わらないのですから、お互いに顔の見える距離にいたほうが平和に競争できると思いますよ。良きライバルか単なる敵か、その違いは大きいと考えるべきでしょう)。