国家試験対策
医学部に入りました、というのは単なる第一段階。
第二段階とも言うべきなのはもちろん、ライセンスの取得です。これは臨床実習・卒業試験とは別立てで進めていく必要があります。
国家試験の概要
内科・産婦人科・小児科などをメインに、マルチプルチョイス形式の問題が出ます。試験期間は3日間ですので、それなりに体力・気力の勝負になってきますね。
また、他者の妨害をする学生(試験問題を解き終わった瞬間に「終わった〜」と大声で叫んで他人の邪魔をするなど、いささか子供じみた真似をするケースもあるそうです)もいるそうですから、何事も気にしない図太い人ほど有利なのかもしれません。
まあ、こういう子供じみた人間も医師免許は取れるんだよという意味では、「知識さえあればいい」と割り切った試験でもあります(常識ある一般人にしてみたら、「ありえねーぞそんな医者!頼むから不合格にしてくれ!」でしょうが)。
かつては60%以上の点数を取った人全てが合格した試験でしたが、最近は上位9割を通過させるための試験に変化しています。
つまり相対評価で下1割に入ってしまったらアウトです。
……というわけで、必死こいて勉強することにしました。
勉強の方法
国家試験の問題には、時としてあまりにも正答率が低いものが出てきます。このような問題は「不適切問題(誰も解けないような問題など、出す方がどうかしている)」として点数に入りませんから、難しい問題を解けても有利になりません。
つまり、国家試験においては「みんなと同じように、同じくらいの問題を、平均的な割合で解ける」ことが重要ということになります。平均のピークに入るよう努力するのが肝心なわけですから、奇をてらった勉強方法を採用してマニアックな問題を解けるようになる必要はない、という事ですね。
先輩である研修医の方々から伺ったところ、以下のようなパターンが多いようです。
- 「とにかくQB(あるいはアプローチ)」パターン
定番問題集をしっかり解いて、とにかく定番の問題はこなせるようになろうという作戦に基づくもの。問題が古すぎる場合もありますが、それは目をつぶればいいだけです。スタンダードな方法と言えるでしょう。
- 「とにかく模試・過去問」パターン
模試で出てくる問題も練りこまれてますから、それを中心に勉強しようという作戦。コスト的にはQBのみの場合も変わらないですね。
- 「模試・過去問・QB折衷」パターン
なんだかんだで最大派閥じゃないでしょうか。模試でQBの問題の古さをカバーしつつ、数はQBでこなそうという作戦。
当方もこれを採用しています。問題は、出費がバカにならないってことですヽ(;´Д`)ノ
勉強を開始する時期
先輩方の話を聞いてみますと、いろいろなパターンに分かれます。
- 「6年生の11月からQBを解き始めました」パターン
土壇場の詰め込みラストスパート可能・過去問重視・みんなと同じ事をやろう型。記憶力の良い人向けの方法だと思います。
社会人経験のある学士編入者、つまり他人よりも年を食った学生には不向きでしょう。
- 「6年生の4月からQBを解き始めました」パターン
過去問重視・みんなと同じ事をやろう型。私もこのタイプになります。
USMLE(結局受けなかったわけですが)対策のために時間を取られましたから、いささか遅いスタートになりました。
- 「5年生の秋〜冬からQBを始めました」パターン
過去問重視・みんなと同じ事をやろう型、遅れたらヤバイからやろうかなサブタイプ。実際には遅いってことも無いと思いますが、このくらいになるとやはり気になり始めるものです。
- 「5年生の春からQBを始めました」パターン
過去問重視・みんなと同じ事をやろう型、臨床実習平行サブタイプ。
勉強会(小グループでの勉強)をする場合、このくらいから開始するケースも多いようです。群馬大学のマジョリティかもしれません(が、実習スケジュールとの兼ね合いで進行速度が遅いことも稀ではありません)。
- 「4年生以前から過去問解いてました」パターン
過去問重視型、用意は万全サブタイプ。
かなり少数派ですが、いないわけではありません。
- 「2年生くらいから内科の勉強やってました」パターン
理論重視型、用意は万全サブタイプ。
非常な勉強家であるといえましょう。
- 「直前まで教科書をトコトン読み込んでました」パターン
理論重視型。正直、過去問を解かなくてもなんとかなる天才向けの方法だと思います。
で、この後どうなるかは……神のみぞ知るってことで。(_Д_)

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