2009年9月26日 ルソン島中部を横断した台風オイドイ(台風16号)の豪雨は「みこころの家」があるモンタルバンにも大きな被害をもたらしました。
以下、シスター有田からのメールをもとに現状をお知らせします。
シスター有田は朝からマニラ市内の聖心会の修道院に向っている間にひどい豪雨に見舞われました。水はものすごい勢いで増水し、ついにシスターの乗る車の中まで水は入ってきたそうです。
幸い皆なんとか避難をして無事でしたが、通常であれば1時間半ほどで着くところの距離を9時間かけて到着したそうです。
その間にモンタルバンを横切る大きな川も急激に増水していきました。
モンタルバンに住む多くの貧しい人たちはこの川沿いのスラムに集まって暮らしています。
「みこころの家」の近くを流れる川はまるで海のように増水し、そこから人々の「助けて!」という叫び声と共に多くの人たちが水にのみ込まれていったそうです。
家を失った人々が「みこころの家」に来て避難をさせてくれとシスター方に頼みに来ました。もちろんシスター有田をはじめとする聖心会のシスター方は貧しい人たちのために場所を開放し、沢山の人たちが「みこころの家」の教室で一夜を過ごしたそうです。
(「みこころの家」に避難する人々)
(スタッフと彼女のお母さんです)
(「みこころの家」のすぐ横を流れる洪水後の水が引いた川 )
(フェンスが洪水によって壊されています)
(被害を受けた「みこころの家」に通う子ども達の家を訪ねるシスター有田)
(洪水で完全に壊れた小学生補習プログラムの子どもの家)
(洪水後の「みこころの家」で働く先生の家)
(洪水で泥まみれになった家を掃除するみこころの家の子ども)
(洪水で家財道具一切を失った小学生補習プログラムの子どもの母親と)
洪水の後は地面が沼のようになっていて、足がドンドン沈んでいくそうです。
泥に足をとられて転びそうになるシスターの手をとって一緒に歩いてくれるひとが沢山いらしたそうです。
子ども達の住む家の多くは洪水で流されてしまいました。
子どもの父親の一人は、水が増水してきた時に家の屋根の上にのぼりましたが、すぐに水が屋根まで増水しました。ベニヤ板で囲んだような簡単なつくりの家が増水する水に流されるのは時間の問題です。そこで、彼は家の後ろにあったアカシアの木にジャンプして、6時間も木にしがみつき、九死に一生を得たそうです。
そんな彼は次の日シスター有田に笑顔で挨拶してくれたそうです。彼らはすべてを失い、どんな厳しい状況にあっても今あることに心から感謝し、心配して訪ねてきた人々に笑顔で挨拶できる人々なのですね。
シスター有田は手紙の中で
「私たちの近所に住む貧しい人々の被害状況を見て、彼らの話を聞いていると自然と涙が出てきます。」
とおっしゃっていました。プラスチックの袋を二つほどだけを手にして、住む家も、また、僅かにあった家財道具まで失った人々を前に出た素直なお気持ちだと思います。
一日でも早く人々の生活が戻りますように皆さんで力をあわせましょう。
そして、モンタルバンの人たちが一人でも多く温かいクリスマスが迎えれるように
心を合わせてお祈りしましょう。
どうぞご支援宜しくお願いいたします。
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