キーボード編。

(キーボード編はちょっと他のに比べて難しいかもしれません・・・)

バンドでキーボードを弾くために最低限必要なもの。

■キーボード
「キーボード」「シンセサイザー」には様々な種類があります。値段もピンキリです。バンドで演奏することを前提としているモノから、作曲・編曲・録音・エフェクト処理等なんでも出来るもの、HIPHOP等のダンス・ミュージックを創るのに特化したもの、色々あります。自分の用途を良く考えて買いましょう。
多機能なもの、高機能なものなんかは非常にデカいうえに重いので、持ち運びが大変です。
またキーボードは練習スタジオなどでも借りられることがありますが、自分専用のを一台持っている方が色々と都合がいいと思います。

■シールド
楽器とアンプ、ミキサー等をつなぐ「電線」です。
ちょい長めのを複数本もっていると便利です。たまに信じられないくらい高価なシールドが売ってますが別に必要ないと思います。
かといって極端に安すぎるのとか細すぎるのとかもおすすめできません。
また、キーボードをステレオで鳴らす場合には、まったく同じシールドを2本使う事をお勧めします。シールドごとに微妙に抵抗値が違う場合もあり、左右の音のバランスが取れなくなるためです。



自宅での練習。

■とりあえずひいてみて、機能を覚える
キーボードを買ったら、とにかく無心にひいてみましょう。
適当にがーっと。飽きるまで。
キーボードの中には様々なパッチ(音の種類)が入っています。ピアノ、オルガン、その他いろいろ。同じ楽器でもまた様々な種類が入っていると思います。どのパッチがどんな音がするのか、把握しておくと便利です。
また、キーボードによっては複数の音を重ねて鳴らしたり、鍵盤を2つに分けて右手と左手で別々の音を鳴らしたりする機能がついてたりする場合があるので、その使い方も覚えておくと良いでしょう。
さらに【リバーブ】や【コーラス】といったエフェクター類がついている場合もあるので、効果的に使う方法を考えておくと良いかもしれません。

【リバーブ】……音色に残響音を与えます。お風呂で歌うときのアレです。

【コーラス】……音色をチューニングを微妙に変えて重ねることにより、独特の響きとうねりを与えます。



■正しいリズムで弾ければ他に何もいらない
自分の弾くフレーズを覚えたら、今度はメトロノームにあわせて弾いてみましょう。
メトロノームに合わせてカッチリ弾く。難しいんです意外と。
ここは重点的に練習すべきだと思います。

録音できるラジカセ等があれば、自分の演奏を録音してみましょう。
自分の演奏を聞いて、もたっているのか、ツッコミすぎているのか、見極めてなおしましょう。

上手い人はこの「もたり」「つっこみ」をあえてやることで独特の効果を出す場合もありますが、そういうことを意図的に出来る人は「ピッタリ弾け!」と言ったらピッタリ弾ける人です。とりあえずはリズム通りに弾けるようになることを目指しましょう。

また、地味に重要なのが「休符を意識して弾くこと」です。音を出さない(音を消す)技術です。弾くべきところはしっかり弾き、弾かないところはしっかり弾かない。アタリマエの事ですが、コレがしっかり出来るだけでかなり上手に聞こえます。

バンド全員で演奏した時、全員が同じタイミングですっと音を切って、同時にドカンと入る(←いわゆる”ブレイク”って奴です)。完璧に決まった時の気持ち良さは「バンドやっててよかった」と思える瞬間のひとつです。


■CDにあわせてみる
ある程度スムーズに弾けるようになったら、CDをかけて一緒に演奏してみましょう。
その際、キーボードのフレーズが、楽曲に対してどういった効果を与えているか、どういうポジションにいるかに注目してみましょう。
バンドにおけるキーボードの存在は、そのバンドごと、楽曲ごとに大きく変わってくるものです。原曲のキーボードの音色を良く聞いて自分のキーボードでも似た音をさがしてみましょう。


■”音を作る”事の大切さ
キーボードは前述の通り色々な音を出すことができます。バンドサウンドにさまざまな”色”を与え、最終的なバンドのカラーを決定付ける存在だと思います。それだけに演奏技術だけでなく音色を選ぶセンスやテクも必要になってきます。
自分の持っているもので、出来るだけいい音を鳴らす努力をしましょう。


■バンドの”音圧”を決定するキーボード
キーボーディストが意識すべき事は他にもあります。
ちょっと難しい話になるのですが、「音の分離」についてです。

バンド全体の出す音を考えてみると、まずベースは低音域にいます。ギターは中音域付近にいます。そしてボーカルは中音域と高音域の間くらいにいます。ドラムは全体的にバラバラにいます。そういった場合、一般的にはキーボードは高音域で鳴らすとキレイに聞こえます。

難しいのですが、音色の種類やフレーズによってはボーカルやギターと「けんか」をしてしまい、いくらボリュームを上げてもキレイに聞こえない、なんて場合があります。
また逆にギターや歌を助けてバンド全体の”音圧”を上げる(=迫力が増す)フレーズや音色もあります。

これはもう、経験で覚えていくしかありません。

スタジオに入った時、バンド全体の音の中で自分の音がどこに位置するか、確認して色々試してみましょう。
「ちょうどイイ場所」を見つけると、全然ボリュームをあげなくても自分の音色がバンドの中でキレイに響くので、びっくりしますよ。


■”コード感”を決定するキーボード
これもちょっと難しい話なんですが・・・。

たとえば、E7sus4onB→E7add9onB→E7onBというコード進行があったとします。

コードの構成音はそれぞれ、ミ、ラ、シ、レ→ミ、ファ#、シ、レ、→ミ、ソ#、シ、レです。
良く見ると、ラ→ファ#→ソ#と動いている以外は、構成音が変わっていない事に気付くと思います。

こういったコード進行の場合、全員がこの上記のコードを弾くよりも、ベースがB音をずっと弾き、ギターがE7をずっと弾き、キーボードでラ→ファ#→ソ#だけを弾くととてもスッキリしてキレイです(ギターとキーボードが逆の場合もある)。

このように、そのコードのコード感を決定する音をキーボードが弾くことにより、バンド全体がスッキリと分離の良い音になったりすることがよくあります。
このため、キーボーディストは、メジャーセブンスやディミニッシュといったちょっと複雑なコードを覚えておくと便利です。


■エフェクターを使ってみる
一部のキーボードに内臓されているエフェクターは、音色に様々な効果をもたらしてくれます。上手に使えばとても便利ですが、下手に使うとひどい音になってしまうことも少なくありません。
「お前それむしろエフェクター無かった方が良かったんじゃねーのか」という事もよくあります。
エフェクターを上手に使いこなすにはある程度の経験とセンスが必要ですが、とりあえず”さりげなく”かける事を心がければ良いんじゃないかなと思います。

■まとめ
・メトロノームを使って練習する。
・「バンドの中での音の位置」を意識してみよう。
・音を作ることは大切だ。



とりあえず思いつくまま書きました。
今後も何か気づいたことがあれば追加・修正しようと思います。

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