◆ REI=ZERO/アメリカ旅行記 ◆

2002年3月25日〜4月2日、ロスアンジェルス滞在記3

★3月28日(木)ロス4日目(昨日よりさらに長いぞ)


今日は「ユニバーサルスタジオ」に行く予定。
去年、日本の大阪にもできて話題になったテーマパークだが、
残念ながらヒデ一家は(旦那さん以外)まだ訪れたことがない。(だから楽しみ。)
9時半にモーさんが私達をホテルへ迎えにきてくれた。
そこで、(やはりマイキの迎えで)御出勤の旦那さんと夕食の打ち合わせ。
今日の夕食は事務所のEさんとJさんも一緒だという。
場所はユニバーサルスタジオの横のシティウォークの中にあるお店だそうだ。

じゃあ、私達はユニバーサルから直接そこへ行けばいいんだ、と思っていたら
お義母さんが「私は食事には行かない。」と言う。
連日の外出と大人数夕食会に少々お疲れ気味のよう。それで、旦那さんが
「ヒデ、4時になったらモーさんと一緒にユニバーサルを抜け出して
 お母さんをホテルまで送ってくれ。頼む。
 子供達はちょっとの間なら大人がいなくても大丈夫だろう?
 モーさんには、ホテルに送ってもらったらとんぼ返りで
 ユニバーサルの子供達と合流して、食事の場所へ来てもらうから。
 その間、ヒデはお母さんの夕食にルームサービスでも頼んでやってくれないか。
 夕食の予約は7時半だけど、こちらも6時頃にはホテルに行けると思うから、
 その時ヒデをピックアップしてユニバーサルに行くよ。」とのこと。
旦那さんはモーさんともよく打ち合わせして、必要に応じて
携帯で連絡を取り合う事に決めたそうだ。
モーさんは「大丈夫!お母さんの事は私がしっかり見るから心配ないですよ、旦那さん。
安心してまかせてください!」と胸を張って言う。
そうして、それぞれの思惑を胸にホテルを後にしたのだった。
後でトラブルになるとも知らず、、、。

  ****** ユニバーサルスタジオ ******

今日もみんなギリギリまで寝ていたので食欲がない。
それで、朝食抜きのまま目的地へ。
昨日連れて行ってくれた住宅のある山を越えて内陸の東方へ向かう。

ところで今日は寒い。ロスは暖かいと聞いていたのに
ディズニーに行った日以外はずっとどんより曇っていて寒い。
モーさんに「いつもロスはこんなに寒いの?」と聞くと
「そんなことはない。いつもはいい天気でずっと暖かい。」とのこと。ふ〜〜ん。
1時間弱でユニバーサルスタジオに到着。
駐車場を出ると、そこは今夜の食事の予定場所がある「シティウォーク」。
いわゆるユニバーサルスタジオお膝元のショッピングモールである。
そのモールを抜けるといよいよユニバーサルスタジオの入り口。

やっぱり混んでいる。入場券を買うのに行列ができている。(ディズニーランドも同じだった)
こちらは今「イースター」で休暇を取っている人が多いのだ。
モーさんと義母&子供達に脇で待っているように言って、行列に並ぶ。
するとまたモーさんがやってきてチケット売り場の看板を指差して言う。
「ヒデさん。みて。ここはアメックス(カード)だと安くなる。15%オフだ。
私はアメックスを持ってるからこれで買おう。」
いやとんでもない!モーさんにお金を払わせるわけにはいかない!
ヒデ「のー!これは私が払います!大丈夫だから!」
モー「なぜ?もったいない!こっちのほうがお得なんだから。」
ヒデ「モーさん。あなたにお金を払わせるわけにはいかない!」
モー「ああ、それなら大丈夫!後でヒデさんの旦那さんに精算してもらうから。」
ヒデ「あ、、そう。」(そういうわけね。)私は行列を離れ、代わりにモーさんが。
というわけでチケット普通一人$45の所を$38で購入。
なるほど、、、ひとり900円、6人で5400円お得。みんなの昼食代が浮いた。

76 今度は入り口ゲートで荷物&ボディチェックを受けるためにまた行列。
ディズニーランドでもそうだったが、やはり9月のテロの影響は大きい。
やっと入場したが、全く初めての場所なので中のレイアウトがわからない。
しばし、スタジオ案内地図とにらめっこ。まずは入り口近くからあたってみよう。

最初のアトラクションは「ウォーターワールド」。(水上ショー)
ケビン・コスナー主演のSF映画をショーにしたもの。あと5分で始まると言う。
それであわててそちらにむかうと、途中に看板が、、、。「水濡れ注意!」。
、、、、、なんかイヤな予感。
日本の遊園地ではあまりないが、アメリカでは水物のアトラクションには
「ずぶぬれ」がつきもの(と聞いている)。
会場に入ると、すでに客席(半円形ひな壇)は入り口近くをのぞいて上段まで満席。
とりあえず空いている下段にみんなで座るが、「もしや、、」と義母だけは
上段の空席を捜し、ひとりで座ってもらう。(ひとり分ならポツポツあいている)
ショーが始まる頃には全席が埋まっていた。

内容は映画のクライマックスの一場面をショー用にアレンジしたもの。
言葉がわからなくてもイイもんと悪もんがはっきりしているので
子供達でも話の筋はわかる。(私は映画を見ているので場面がわかる)
火薬の爆発あり、水の放射あり、炎上ありの大スペクタクル。
池の中でのジェットスキーのアクロバット。おまけに飛行機まで突っ込んでくる。
みんな大喜び。、、、、、、、そして、予感は当たった。
私達が座ったあたり一帯は幾度となく水の攻撃にさらされたのである。

私達の前に一列席があったので前の人達のおかげで下半身はガードされたが
上半身はまさにずぶぬれ。子供達もモーさんも。お互い顔を見合わせて大笑い。
(お義母さんを上段に避難させておいてよかった!)

そのショーの後、ほかのアトラクションを捜すが近いところはどこも混んでいる。
濡れたのと朝食を抜いていたので寒くなって来た。
それで早い昼食を取る事にしたのだが、時間がはやすぎてオープンしてるのは
屋台とオープンカフェスタイルのお店だけ。結局そこでご飯を食べることにした。
子供達はダイエットコークとハンバーガーセット、モーさんはコーヒーとタンドリーチキン。
私と義母はコーヒーとホットドッグ。どれも山盛りのフライドポテト付き。
(この食事がポイント。後日出て来るからチェック。)
取りあえずお腹は一杯になったけど、やっぱり寒い!
このまま外のアトラクションに行くのは辛いだろうと言う事で
室内の「ターミネーター」3Dアトラクションを見る事にする。
ちょっと並んだが室内で暖かく、舞台劇と3D映画ミックスのそれは面白かった。
子供達も「ターミネーター1&2」は何度もビデオで見ていてお馴染みだったので
英語がわからなくてもとても喜んでいた。

私達が最初にいたのは丘の上。ユニバーサルスタジオはレベル1とレベル2に
別れていて、レベル2は丘の下にある。レベル2のほうに
おもしろそうなアトラクションがあるというので長い、長ーーいエスカレータを下る。

そこでのアトラクションは「ジュラシックパーク」。
ボートにのって「ジュラシックパーク」の中を観光するという代物。
最後に滝下りがあり、また濡れることがわかっていたので
入り口のショップでひとつ300円程度のポンチョ式ビニールレインコートを購入。
みんなでこれを着込んで順番待ちの列に並ぶ。幸いに20分ぐらい。
このポンチョを着ているおかげで寒さがだいぶ和らいだ。

番が来てみんなでボートに乗り込む。
子供達は「ジュラシックパーク」も「ロストワールド」のビデオも見ていたので
それぞれの場面を思い出しながら楽しんでいたようだ。
義母もそれなりに楽しそう。途中ででてきた恐竜にはびっくりしていたが、、。
いよいよクライマックスの滝下り。着水でやっぱりハデに水をかぶったが
ポンチョのおかげで身体はガードできた。顔はずぶぬれだったけどね。わはは。

これが面白かったので子供達はもう一度乗りたいという。
もちろんモーさんもシッター役で着いて行く事に。
私と義母はその間、そばのショップで待っていることに。
しばらくして子供達が出て来た。そしてショップ内を物色し始める。
ところが、待てど暮らせどモーさんが来ない。
あたりを捜しまわって30分、いいかげん疲れた頃にモーさん登場。

ヒデ「モーさん、どうしたの?タバコを吸いに行ってたの?」(喫煙場所がほとんどない)
モー「子供達がいなくなった!」
ヒデ「え?あそこで買い物してるよ。」
モー「オーッ!なんだ!ボクはてっきりみんなまたあの乗り物に乗ったんだと思った!
  だから、彼等を捜しに2回もあれにひとりで乗ったんだ!」
ヒデ「、、、、、、、、サンキューソーマッチ、、、、」(うぷぷ)
モーさん、あなたはいいひとです。

次はそのすぐ隣の「E.T」にしようと向かったが、そこは40分待ち。
ちょっと長い。その前に何か飲み物でも、とジューススタンドへ行く。
モーさんは「タバコを吸ってくる」とその場を離れた。
しばらくして戻ってくると、みんなの使用済ポンチョをくれという。
どうやら、途中で行き会った家族とおしゃべりをし
彼等がこれから「ジュラシックパーク」に行く事を知って、ポンチョをあげることにしたらしい。
(使い捨てにする人もいたからね。私は記念に持って帰るつもりだったけど。)
それで、「まあいいか(リサイクルね)」とみんなのポンチョを差し出す。
モーさん、うれしそうにそそくさと渡しに行った。
みるとその家族連れの中に若い美人のお姉さんがいる。その人に手渡し。
そしてまたうれしそうに手を振って別れて来た。
なるほど、、、、、、モーさん、あなたは親切な人です。

その時、娘達のモーさんを見る冷ややかな目に気がついた。
長女が私のところへやってきてヒソヒソ耳打ちする。
長女「ねえ、なんでモーさんってスケベなの?」
ヒデ「え?なにが?スケベ?」
長女「だって、ディズニーランドでもそうだったけど、
   すぐ、知らない女の人に話し掛けるんだよ。
   モーさんってOさんのボーイフレンドじゃなかったの?」
ヒデ「、、、、うーーん。それは別にスケベとは関係ないと思うんだけど、、。
   こっちの人って(日本と違って)だれにでも気さくでしょ?
   知らない人でも気軽に(ハァーイ!)って声かけるじゃない。」
長女「いや、絶対あれは女の人が好きなんだよ。うーーん、キモイ!」
ヒデ「あーた、それは偏見というものよ!今どき、そんな狭い考えでどうするの!
   彼は気さくで親切な人なの!もっとおおらかに考えなさい!」

と言いつつ、彼女の気持ちがわからなくもない。ははは。
日頃の生活でモーさんのようなタイプに接することがなかった娘達からみれば
(また丁度そういうお年頃だということもあって)
なんとなく「スケベ〜〜〜不潔〜〜!」って感じてしまうのだ。
現にうちでも中年オヤジの旦那さんが娘達をかまおうとすると(娘達には甘い)
「おとうさん、ベタベタしないでよ。気持ち悪〜〜!」と逃げる。

しかし、これからまだあと4日はモーさんにお世話になる予定。
娘達の反応を見て、ちょっと不安がよぎる。大丈夫か?
(頼む!みんな仲良くしてよ〜〜〜〜!)
しかしこの不安など、この後に起きたトラブルで吹っ飛んでしまったのである。

****** ユニバーサルスタジオ・暗転 ******

ジュースを飲み終わって、さて次に行こうとすると女の子達が寒いという。
最初に濡れたのが祟って冷えきったところに、冷たいジュースを飲んだからだ。
このまま日が暮れるともっと寒くなると思い、なにか上に着るものを買う事にした。
近くのショップに行き、子供サイズではちょっと小さいので大人のSサイズで捜す。
そして、スタジアムジャンパーとヨットパーカーを購入。(Sと言えども私でも着れる)
子供達に濡れた上着と交換して着せている時、モーさんの携帯が鳴った。

旦那さんからだったらしい。モーさんはさかんに「大丈夫!大丈夫!」と言っていた。
これがやっかいの始まりだった。いよいよ恐怖の会話に突入。
そのあとモーさんが「お母さんもお疲れでしょう。もう4時過ぎになるので
ホテルに送りましょう」という。

通訳すると義母が「私はまだ大丈夫!疲れて無いわよ。モーさんに大丈夫って言って頂戴。」
ヒデ「お義母さんはまだ大丈夫と言ってるけど、、、。」(以後、私の怪しい通訳部分は省略。)
モー「いや、もうホテルに送っていったほうがいい。
   ホテルとの往復時間もあるし、旦那さんにも頼まれた。」
義母「まだ、大丈夫よ。疲れてなんかいないわ。それに、
   送ってもらわなくても、私一人で帰れるわ。」
モー「いや、そういうわけにはいかない。しっかり旦那さんに頼まれた!」
ヒデ「そうですよ、いくらなんでもそれは無理ですよ。
   ここからどうやって帰るっていうんですか?」
義母「タクシーでもなんでも帰れるわよ。行き先さえ書いてくれれば運転手さんに渡すから。」
モー「それはダメだ。私とヒデさんとでお義母さんをホテルに
   送って行きます。旦那さんもそう言ってた。」
義母「大丈夫よ!それに子供達はどうするの?ヒデがいなくなったら困るじゃ無いの!」
ヒデ「いや、それは大丈夫でしょう。パーク内で安全だし、2時間くらいの事ですから。」
モー「子供の事は私が責任もって迎えに行く。大丈夫。ちゃんと待ち合わせの
   場所と時間を決めておくから。」
(このやりとりを子供達は不安そうに見ている。)
義母「私は大丈夫だってば!モーさんに言って頂戴!
   一人で帰れるからって!貴女達はここに残ってなさいよ!!」
モー「私は旦那さんにお義母さんをちゃんと送り届けるって約束したんだ!」
ヒデ「子供達は大丈夫ですから。私も主人にお義母さんのことを
   きちんと頼まれてますから。最初からそのつもりで来てますよ。」
義母「私は一人で帰れるって言ってるでしょう!タクシーで帰れるわよ!」

ここで私が余計な一言を言ったのが命取り。
ヒデ「そんな、、お義母さん、、出来もしないことを、、、。」
それを聞いた義母はついにキレてしまった。(以後、モーさんへの通訳は無し)
義母「私に出来ないって!?どうしてそんな事がわかるの!?バカにして!!」
ヒデ「そういうつもりでは、、、決してバカになんかしてませんよ。」
義母「バカにしてるわよ!私にはできないって言ってるじゃ無いの!」
ヒデ「実際無理なことでしょう?バカにしてるんじゃなくて心配してるんですよ。」
義母「なにが無理なことなのよ!あんたにそんなこと言われる筋合いはないわよ!」

出た。ついに。(あんたにそんなこと言われる筋合いはないわよ!)過去(18年間)に3回。
これが出ると、もう嫁の私はなにも言えない。(言う気がしない)

ヒデ「すみません。言い過ぎました。そんなつもりで言ったんじゃないんですけど。
   言葉を選ばなくてすみませんでした。」
それを側で聞いていた次男坊がとうとう口をはさんだ。
  「おばあちゃん、実際ひとりで帰れっこないじゃん。みんな心配してんだよ。」
それを聞いて次男坊が私の味方をしたと思った義母はさらに激しく
「みんなでバカにして!」プルプル震えるほど怒っている。
   そこへモーさんが「もう行かないと夕食までに戻って来る時間がなくなる。」と割って入る。
すると義母はモーさんの腕をつかんで
「ねえモーさん!私は大丈夫なの!大丈夫なんですってば!」と日本語でまくしたてる。
でも通じるわけもなく、モーさんは義母の背中を押して出口のほうへ促す。
私は子供達に言い含めて、こづかいを$50(3人分)渡し、
モーさんと7時に入り口ゲートで落ち合うように言う。
「おかあさんは残れないの?モーさんだけじゃダメなの?」と長女。
「おばあちゃんは言葉がダメだから、ホテルにもどったら私がおばあちゃんの夕食の手配を
してあげるようにお父さんに頼まれてるの。それにモーさんとおばあちゃん2人だけだと
言葉が全くダメだから、帰りの車の中、気まずいんじゃないかなあ。」
(私の通訳は必要なかったんだけどね。全く会話がなかったから。とほほ。)

義母は出口ゲートに向かう長いエスカレーターを登っている時も
「やっぱり他人ね。バカにして。あなたはそういう人よ。」と言い続ける。
私はと言えばただ「すみませんでした。でも心配して言ったことですから。」を繰り返すしかない。
いいかげんうんざりしているところへモーさんが私の袖を引っ張って聞く。
モー「お母さんはどうしたのかな?」(ああ、、、、モーさん、あなたはいい人です。)
ヒデ「彼女、とても怒ってるの。」モー「なぜ?」
ヒデ「私が彼女に『あなたは一人でホテルに帰れっこない!』って言っちゃったから。
   すると彼女は、一人で帰れる!って言って怒ったの。」
モー「ふーーん。なるほど。でもボクは(旦那さんに)頼まれたんだ。」
ヒデ「ええ、そうね。」
この時ほど義母が英語を解らないのをありがたく思った事はない。
もしわかったらまた火に油を注ぐ結果になっていただろう。
(モーさんにも私の英語がわかったか定かでないが、、ははは)

義母はお嬢様育ちである。もちろん花嫁教育もうけているので家事はパーフェクトにこなせる。
しかし、結婚相手の義父がなんでも仕切る人だったので家計の賄いは
必要に応じて義父がお金を義母に渡すというスタイルだった。もちろんお小遣いも。
家族で行動する旅行の手配や外食の予約などもすべて義父がやっていた。
義母が一人でやっていたのは自分の月の小遣いのやりくりと(←私の月給より多い←薄給だが)
歯医者と美容室の予約くらいではなかろうか。
義父が亡くなった後も廻りに子供や自分の兄妹がいるのでみんなやってもらっている。
だから彼女の日頃の生活を見ている旦那さんは(私も)必要以上に過保護になったのだ。
もちろん、義母もその気になればなんでもこなす能力はある。(と思う)
でも75歳という年齢とここはアメリカであるという条件の中で
いきなり冒険させるわけにはいかなかったのである。

義母には義母の(まだみんなと一緒に遊んでいたい←帰りたく無い、
だけど、みんなの足手まといにもなりたくない。)という思いが、
モーさんには(ガールフレンドの大事なお客さんで、旦那さんからも頼まれた。)という思い、
そして私達夫婦には先述の思いがそれぞれ交錯し、ボタンをかけ違えてしまったのだ。
誰も、悪気はなかったのに、、、、、人間ってややこしい。しみじみ。

そんな事を考えているうちにホテルへ到着。(車中はみんなだんまり。)
モーさんにお礼を言って、子供達の事を頼みホテルの玄関で別れる。
義母はモーさんにお礼を言ったあと、すぐ自室に向かう。
一緒に部屋の前まで行き「お夕飯にルームサービスを頼んでおきますが何がいいですか?」
と聞くと「何も食べたく無い。」と言う。
「じゃ、なにか近くで買ってきましょうか?」と聞いても「いらない。」とのこと。
今はまだ無理か、、、とあきらめて義母の部屋を後にし、自室にもどる。
(結局、私は用無しだったか、、、、モーさんと義母の二人で帰っても同じだったなあ。)

自室にもどって一息ついたところへ旦那さん到着。
「おかあさんどうだった?楽しんでた?」と聞くので、
「最初はね、でも私、お義母さん怒らせちゃった。」と、事の顛末を話す。
「まあ、仕方ないよな。(今日は)みんなと食事するのはイヤだって言ってんだから、、、
かといって一人で帰せるわけないしな。まあ気にするなよ。」と旦那さん。
(はい、実はもう気にしてません。終わったことだから。←こういう性格、ワタクシ)

食事に出かける前に旦那さんがもう一度、義母の部屋に行ってみたが
やはり食事はいらないとのこと。
「本人がああ言ってるんだから放っておこう。そろそろマイキが来る頃だ。」
迎えにきてくれたマイキの車で再びユニバーサルへ向かう。
(子供達が気になったが、まだモーさんもあちらには着いて無い時刻。)


****** シティウォーク・ウルフギャングパッチ ******

さて(気分を入れ替えて)ユニバーサルスタジオのシティウォークに到着。
携帯でモーさんと連絡を取り合うと、今、こちらに向かっているとのこと。
ほどなく合流。子供達も一緒。(ヨカッタ、ヨカッタ)
子供達に別れた後の行動を聞いてみると、
「どこに何があるかよくわからなかったから、別れた近くの建物にはいって
劇みたいなのを見た。それからゲームセンターで遊んだら時間になった。」とのこと。
アメリカに来てまでゲーセンもないだろうと思ったが、
放し飼いにしてた手前、うるさい事も言えない。(ま、しょうがないな)

夕食の席を予約したという店は「ウルフギャングパッチ」というイタリアンレストラン。
内装がカラフルなタイル張りで、椅子やテーブルもいかにもイタリアデザイン的な形と色。
思ったよりも広いファミレスのような店。オープンテラスもある。
今日のメンバーは、マイキ、旦那さん、モーさん、私、子供3人と
ちょっと遅れて来たロス事務所のEさんとJさん、の9人。(EさんとJさんは初日の日記を参照)

メニューを見ると、やっぱりイタリアン。イタリアンと言えばパスタとピザ。
しかし、、ここはアメリカ。メニューだけではどんなものが出て来るかわからない。
廻りを見回すと、(やっぱりボリュームはあるが)ちゃんとしたパスタとピザだ。
私はチーズが苦手なのでパスタにすることにしたが、どれがいいかわからない。
すると、私の隣に座ったEさんがカタコト(といっても私の英語よりマシ)の日本語で説明してくれた。
彼は今の会社に来る前はアメリカの玩具メーカーの日本支社にいたそうで(某ボールペン会社の後)
8年間、日本とロスを半分ずつ行ったり来たりしながら暮らしていたそうだ。
(でも、Jさんは全く日本語を解さないので、私はなるべく英語を使うようにした。←余計わからん)
Eさんはお店のお勧めのパスタが美味しいという。
「もし、あなたがニンニクが平気なら、これが美味しいですよ。
ベーコンとニンニクのクリームソースパスタ。」
おお、ニンニク大好き、トマトソースの苦手な私には願ったり。さっそく注文。

しばらくして私の前に置かれたそれは、やっぱり山盛り。でも美味しい。
子供達はミートソースパスタとピザをそれぞれ注文していた。
ピザは日本の常識サイズだから問題ないが、やっぱりパスタは多すぎたようだ。(もてあましている)

男性陣はと言えば、食事をしながら仕事の話し(らしい)。日本のオヤジだけではなかったんだ。
モーさんは、あんまりしゃべらずタンドリーチキンをつついている。(あれ?お昼もチキンだったよね?)
このチキンがすごかった。一人前のはずなんだけど、どうみても一羽丸ごと。
それを平らげるモーさん。いつもチキンを食べているモーさんに聞いた。
「モーさんの国(イラン)では牛はたべちゃいけないの?」
すると「いいや、そんなことない。チキンのほうが太らないと思って。」と答える。
あ、、そう、、、、。そっか、、、ダイエットしてるんだもんね。
でも、、それって、肉の種類じゃなくて量の問題だと思うんだけどなあ、、、。
彼の車の中には必ず大量のチョコレートが常備してあるし、、(運転中かじってる)。
日本人のダイエット感覚とはかなり違うらしい。果たして効果はあるのか?

食事も中盤になった頃Eさんが話し掛けてきた。(いちおう英語、だから内容は推測)
Eさん「あなたの趣味は何ですか?」
ヒデ「えーーーっと、、、絵を描く事と陶芸かなあ、、です。はい。」
Eさん「おおっ、絵を描くのが好きなんですか?それはいい。どんな絵ですか?」
ヒデ「はあ、、昔、油絵をやってたもんで、、、、そういう学校に行ってたんですよ。
   今は忙しくて油絵は描いてないですけどね。」
Eさん「おお、わかります。子育てが忙しいんですね?」
ヒデ「はあ、、それもありますけど、、、仕事が、、、
   私(一応)グラフィックデザイナーなんですよ。」
Eさん「えーーっ?ホントですか?どんな?」
ヒデ「うーーんと、、まあEさんとこでやってるようなオモチャのですね、
   キャラクターを描いたりとか。アイテムを考えたりとか、、、、いろいろです。」
Eさん「それは素晴らしい!ホントですか?旦那さん。」と旦那さんに振る。

すると旦那さんが答える。
「いえす。しーいず ぐっどぐらふぃっくでざいなー。しーいず ぷろふぇっしょなる とぅー。」
ちょっと聞いた?ね、ね。これって褒めてるんだよね!
私の仕事のことで旦那さんからこういう言われ方したのは初めて。うれし!うはは。
いつもは私が家で仕事しててもしらんぷりしてるのに。
Eさん「んじゃあ、うちの(ロスの)仕事もやってもらいましょうよ!うんと安いギャラで。
    うん、これはいい考えだ!」(オイオイ)
ち、ちょっと待て!安いギャラって、、。それに私はチンタラ仕事をしてるのがいいのであって
20代時代のような殺人的仕事生活はゴメンなのだ!早死はゴメンだーーー!
英語でなんと反応しようか考えていたら
Eさん「わはは、ジョークですよ、ジョーク。」
、、、、、、、なんだ、冗談か、、、ははは。(どーっと冷や汗が出た。心臓に悪い。)

(もちろんその後、仕事の依頼はない。だけど本音を言えばちょっと惜しい気もした。
なぜなら、もしその仕事を請け負ったら「ロス出張!」なんてこともありかな?なんて考えが
頭をよぎったからである。がはは。)←ナイナイ

言い忘れていたが、うちの旦那さんは私達より一足先に日本へ帰る事になっている。
4月1日の会社の入社式に間に合うように帰らなければいけないからだ。(30日(土)にロスを発つ。)
今、ロスはイースター真っ盛り。
ホントはEさんもJさんも休暇を取っているはずなんだけど
うちの旦那さんが行くというので先延ばしにしてくれたらしい。
旦那さんが帰国したあと、Eさんはメキシコ国境近くのあったかい所へ(ロスは寒い!)
Jさんもマイアミだかどっかあっちのほうへリゾートに行くらしい。(2人ともハイソ?)

旦那「彼等はひどいんだ。せっかく家族でロスに来たんだから、1、2日くらい
   休暇をくれて(家族サービスさせてくれて)もいいのに、ずっと会議を入れてる。」
Jさん「旦那さんがいるうちにやっとくことがいっぱいあるのさ、なんたって
   月に一週間しか来ないんだから。」Eさんもうなずいている。
旦那「そりゃそうだけど、、モーさんだって大変だよなあ。毎日こんな連中のお守りで。」
 すると、借りて来たネコのように大人しかったモーさんの目がランランとかがやき
モー「大丈夫!!私に任せてください!全く心配ない!私が責任持ってみんなの面倒見ます!」
、、、、ははは、、、モーさん、あなたはほんっとにイイひとです。

9時過ぎに食事を終え、駐車場のほうに向かって
シティウォーク内の店をプラプラ、マーケットリサーチ。
(子供達もいろんな店に頭を突っ込んでは友達のお土産を物色している。モーさんは子供のお守)
大の大人、それも2メートル近くの大男含む4人の男がおもちゃ屋を出たり入ったりして
商品を手にああでもないこうでもないとヒソヒソ話している姿は異様である。
まだ、みんなカジュアルな格好してるからマシではあるけどね。

日本のディズニーランドなどでよく見かける背広姿もしくはジャケット姿のオヤジ集団は
(ちうごくじんさん&農協さんを除く)
間違い無くマーケットリサーチにきているうちらの同業者。すぐわかる。
目つきが刑事ばりに怪しい。(刑事さん、ごめんなさい)
だったらなんなのよ?と聞かれも困るけどね、、わはは。

子供達がまだ店を覗いていたので、EさんJさんは先に帰っていった。
マイキ、モーさん、旦那さん&私の4人で子供達を待っている時の会話。(ほとんど日本語ね)
旦那「おまえ、たいしたもんだよ!」
ヒデ「え?なにが?」
旦那「あんなにEさんやJさんとペラペラ話してさ。ほとんど初対面のくせにさ。」
ヒデ「ええっ?私ってそんなに英語が上手い?!通じてた?!うはは。」
旦那「、、、、そうじゃなくてさ、、、、」
ヒデ「、、、じゃ、、なんなのよ?」
旦那「普通、できないよ〜〜。ああまでは。」
ヒデ「、、、、そ、、、それほどでも〜〜〜?。」
旦那「あんなひどい英語でさ。良く恥ずかしくないなと思ってさ。」
そばでマイキが力強くうなずいている。
ヒデ「そ、、それほどでも、、、、、、はい、、、恥知らずです。」
マイキ「いや、ほんと、たいしたもんです。ははは」(これは褒めているのか?)
旦那「ま、、、お前はロス(アメリカ)に向いてるのかもな!たぶん!」
マイキ「ボクもそう思います!。」
わはは、ほめられちゃった!(ちがーーうって!バコッ)

ホテルに着いたのはやっぱり23時。
暗転があったにもかかわらず気分はハピー。(私だけね)
いい気持で眠れそう。(だから私だけだってば)

ほかのみんなにとって今日は、、、、未だかつて無い
ホントに長い、ナガーーーーーイ、大変な一日だった。

こりゃ、読むほうも大変だ!

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