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いよいよロス滞在最終日。泣いても笑っても明日には発ってしまう。 旦那がすでに帰国した今日はモーさんの運転、マイキのガイドで市内観光の予定。 昨日が遅かったので今日のピックアップ時間は11時。 時間どおりにモーさんとマイキがやって来た。私達家族5人と合わせて総勢7人。 モーさんの車は詰めると8人乗れるが、窮屈なのでOさんは来ない。 Oさんは夕食の時に合流するそうだ。 マイキによると、今日の予定は市内ドライブと郊外のアウトレット見学、 そして夜は焼肉屋で夕食ということになっているらしい。 「旦那さんに、『家族を市内のあちこちに連れて行って、そこはどういう土地柄か、 またどういう人種が住んでいるか、どんな仕事をしている人達か教えてやってほしい。』 と頼まれています。」とマイキ。 今回のロス家族旅行を計画するにあたって旦那さんは言った。 「今、日本は不況だと言っているが、フリータ−なんて人種がいて暮らしている。 ピザ屋の配達にしろファーストフードのバイトにしろ、ある程度金になるからな。 だからうちの子供達もそうだが考えが甘い。 勉強や努力なんてしなくても、バイトで食いつないで生活できると思っている。 でもアメリカではそういう職業についてるのは 黒人か移民、年寄りで、白人はほとんどいない。賃金が安いからだ。 つまり安い賃金でも文句を言わずに働く人種がそういう職業についているんだ。 能力のあるやつはそういうところでは働かない。別の仕事でもっと稼ごうとする。 今に、日本も同じ状況になる。フリータ−なんて存在しなくなる。 やつらが大人になる頃はもっとずっと状況が厳しくなっている。 だから子供達にはそこをしっかりと見てもらいたい。 能力を発揮して稼いだやつがどんな家に住んでるかも見せてやりたい。 ただ、のんべんだらりと暮らしていては絶対に手に入れる事ができない家だ。 だけど自分に磨きをかけて頑張れば夢ではなくなる。アメリカはそういうとこさ。」 だから、そういう生のアメリカを子供達にも少しでも感じ取ってほしいと思って マイキにガイドを頼んだのだ。しかしあまりにも漠然としている。 マイキ「えーっと、、、どこから廻りましょうかねえ。どこがいいかなあ。」 ヒデ 「うーーん。あのね、その立派な家とかその土地柄ってのは モーさんが廻る先々である程度説明してくれてるのね。 具体的にその家にすんでる人の職業までは話して無いけど。 私の英語力で理解した範囲のことは子供達にその都度話してます。」 マイキ「そうですか。じゃああんまり説明することがないかなあ。」 ヒデ 「そうですねえ。いろんな人種のいろんな仕事に関しては 旦那さんが食事の時に折りにふれて子供達に話しをしていたから ある程度は聞いていると思いますよ。私も話すように心掛けたし。 ただし、子供達がどこまで理解し、実感したかはわかりませんがね。」 マイキ「わかりました。じゃあ、時間も無くなるので取りあえず 予定のアウトレットモールに行きがてら、必要に応じてガイドします。」 ****** アウトレット「THE BLOOK」( Orange ) ****** ホテルを出発するとすぐにフリーウエイに乗って南下。 なぜアウトレットに行くことになったかと言うと 私と次男坊がこの間行ったシュープラザをとても気に入って それをOさんにさかんに言ったものだから、 「靴だけじゃなくカバンや洋服のアウトレットが集まったモールがあります。 ちょっと遠いけど一見の価値はありますよ。」と予定に入れてくれたのだ。 私は「コーチ」という革製品(無地のやつだけね)のブランドが好きなのだが そのアウトレットもあると言う。日本の三分の一くらいの値段で買えるそうだ。 (Oさんも好きでステキなバッグを持っていたが値段は$60だという。日本なら2万5千円以上する) 昨日、私達が「シックスフラッグス」に行っていた間、Oさんと義母は「ロデオドライブ」に 行ったのだが、その時の事は後で夕食のOさんが参加した時に触れる事にする。 車は一時間あまり南下を続け、そのうちに「アナハイムスタジアム」が見えて来た。 (するってーとここらはディズニーランドの近くだな?) 「Orange」の標識のあたりで一般道に入る。 なんだ、遠いと言ってたわりには近いじゃん。と思っていたら 「目的地はかなり遠いので、ここにあるモールをのぞいて何かお腹に入れましょう。」とマイキ。 そう言えば今日は朝寝坊して朝食抜き、それに時刻はもう12時半。お昼も過ぎている。
私達が休憩に降り立ったモールは「THE BLOOK」。いくつかのアウトレットもあるという。それを聞いた子供達は食事より店を見て廻りたいという。 それでお腹を減らしたモーさんやマイキと待ち合わせの場所を決めて別行動を取り 一時間後に再開することにした。 サードストリートと雰囲気の似たお店が並ぶ。 時間がないので子供達をせきたてて店をのぞく。 いくつか覗いた中でみんなが気に入ったのはリーバイスのアウトレット。 長女はそこのパーカーが気に入ってしまったらしく動かない。 次女もTシャツが気に入ったらしい。次男坊は勝手に綿ズボンを物色している。 義母はテニス用の短い靴下を選んでいる。 私は5分そでの綿ブラウスに目がとまった。$38。まあ妥当な値段だな。 約束の時間にあと15分。みんなのところをまわって品物を掻き集め会計してもらう。 待ち合わせの場所へ行ってみると、少し離れたところにマイキとモーさんを発見。 ジュースのようなものを飲んでいる。 聞いてみると、すぐ側の店で買った「スムージー」というシャーベットドリンク。 子供達も飲みたいというので人数分のスムージーとスコーン数種類を買う。 スモールサイズを買ったけど、やっぱり大きかった。スコーンも 日本のそれの倍はある。もうこれでおなかいっぱい。 ****** イースターのアウトレット( 場所不明 ) ****** お腹もだいぶ落ち着き、最初の目的地まではまだかなりあるというので また車に乗り込む。行き先を聞いたのだが覚えられなかった。 だからこれからしばらく続くドライブは私の記憶している太陽の位置と(帰国してから) 地図とを照らし合わせた「たぶんこの当たりを走ったのだろう。」という推測である。 さて、車は「Orange」を後にし、またフリーウエイを戻る。 「アナハイムスタジアム」がまた見えたからね。でもすぐに来た道とは違う道に入った。 車の影からすると東の方に向かっていたらしい。 そのうちに「Yorba Linda」という標識を通り過ぎた。 へえ、ここがヨーバリンダなんだ。ここには去年まで(10年以上)知人が住んでいたんだ。 ディズニーに勤める日系アメリカ人と日本人の奥さんとその子供達。 ここからだとディズニーランドも結構近いんだろうなあ。(通勤にね) 今は仕事の関係で東京に来てるけど、ヨーバの家もそのままあるはず。 マイキに聞くとここは落ち着いた良い街だそうだ。 (そう言えば、某サイトでも老師範がここに引っ越したって言ってたっけ。わはは。) それでふと思った。 ヒデ 「あのう、、これから行く所ってラグナビーチから遠いですか?」 マイキ「うーん、かなりありますねえ。山のほうでちょっと方向が違ってるし、、。 ラグナビーチは海のほうですから。あっちになんかあるんですか?」 ヒデ 「いや、ちょっとね、、、。実はネットの知り合いがいるんですよ。 オレンジカウンティにも。会ったことはないんですけどね。」 マイキ「へえ、そうなんですか?ボクは以前あちらのほうにも住んでたことがあるんですよ。」 ヒデ 「じゃあ、女性のオーナーシェフで御寿司やさんをやってる人知ってます?」 マイキ「うーん、それって、◯◯さんのことかなあ。」 ヒデ 「本名はよく知らないんですが、ニックネームしか。でもラグナビーチで 創作寿司のカフェバーをやってるって聞いてます。有名らしいんですけど。」 マイキ「ああ、じゃあやっぱり彼女のことですね。 ボクはそのお店に行ったことはないんですけどね。場所は知ってます。 以前、彼女が独立する前の話ですがちょっとだけ同じ職場にいたことがあるんです。」 ヒデ 「ええ?そうなんですか??ひえー。世間は狭いですねえ。」 びっくり!まさかマイキがゲンキ姉さんのことを知ってるとは。ホントに世の中狭い。 (ということは私の行いもどこで知られるかわからない。) 悪い事はできませんなあ、わはは。 そうしてる間にも車は走り続け、今度はやや北上しはじめた。 オレンジを出発してからもう1時間以上走っている。(途中一回給油) 子供達も義母もロングドライブに飽きて寝てしまっている。 あたりの景色はおなじみになった延々続くハゲ山。(これじゃあ眠たくもなるよねえ。) しばらくすると急に緑が増えて来た。あれ?どうしたんだろう。 鬱蒼と木々が茂っている。それも車の右側だけ。 ヒデ 「ここはどうして緑が多いの?ここだけ地形の関係かなんかで雨が多いの?」 マイキ「ああ、ここは昔ダムだったんですよ。今はもう違いますけど。 さっき、土手みたいなところを通ったでしょう? ダムの名残りで、ここらへんは湿地帯なもんで木がたくさん生えているんです。」 なるほど。そう言われれば確かに土手があった。 かつてあれで水が塞き止められていたんだなあ。 さらに一時間近く走ってやっと目的のアウトレットへ到着。 たぶん場所は「Mira Loma」の近辺だと思う。 ところが、、、ところがだ。なんか変。 広大な駐車場に車がほとんど止まっていない。 いくら田舎といえども、あんなに大きなモールなんだから、 もう少しお客が入っていてもいいだろうに、、やっぱりおかしい。 モーさんとマイキもうろたえている。 ひょっとしてお休み?日曜だっていうのに?この掻き入れ時に? 入り口の扉になにか貼り紙がしてある。何人かその前で話している。 モーさんとマイキが確かめに行った。 「すみません。やっぱりお休みです。イースター休みでした。」とマイキ。 ひえーー。ホテルから通算すると約三時間のドライブ。それなのに休み。 うーん、やっぱり日頃の行いが物を言ってしまったか? それにしても日本ならこの休日は絶対に開けるであろうに、アメリカは偉い! ちゃんと従業員にもお休みをあげるのだ。(田舎だからということもあるとは思うけどね) さて、これからどうしよう。夕飯はサンタモニカで21時の約束。 「牛角」という焼肉屋。その時間しか予約が取れなかったそうだ。 いくらなんでもそこに向かうには早すぎる。 しばらくモーさんと相談をしていたマイキが言い出した。 「すみません。よく確かめもしないでこんなところに連れて来てしまって。 せっかくだから、ヒデさんの言ってたラグナビーチの海でも見に行きますか? あそこは良い街でこじんまりしてますから歩きやすいし、景色もいい。」 ヒデ 「え?いいんですか?だって帰り道ではないじゃないですか。 わざわざ行く事になるんじゃないですか?」 マイキ「いえ、大丈夫です。時間はありますから。 せめて海の景色ぐらい見て行ってもらわないと申し訳ないです。」 うおーー!やったーー!!ラグナビーチに行ける。ついに。 でもちょっと待て。忘れた。ホテルにゲンキ姉さんの店の電話番号と もし会えたらと用意しておいたおみやげ。(ピッチャーと箸置き)オレカンのちりるにも。 がーん。まさかこんな展開になるとは夢にも思ってなかったからなあ。 ****** ラグナビ−チ ****** 行き先が決まったのでまた車に乗り込む。 今まではモーさんが運転してきたけど、今度はマイキに交替。 この先もたぶんラグナまで2時間近くかかる。 まだ子供達は眠ったまま。このほうが静かでいい。(笑) 車はしばらく北上を続けた後、進路を西に取る。一時間ばかり走って このまま西に行くとラグナからはだいぶ北じゃないかなあと思っていたら 東よりに南下し始めた。おおっ、「Orange」の標識。 かなり近付いてきた!
いきなりゲンキ姉さんのとこ行ったらびっくりするだろうなあ。(私もびっくりしているんだから)食事はできないけど、(モニカで予約してあるからね) 「カフェ」というくらいだから、お茶くらい飲めるかなあ。 そしたら姉さんのとこからちりるにも連絡してもらおう。(近いはず) 運がよければ会えるかも。なんかドキドキしてきた。 私は自分のHPの事は家族には内緒にしているが(そりゃそうだわな、とても見せられませんて) 今回ロス旅行にあたって、こちらにメル友がいるという事だけは話してある。 だから、もしラグナに行けたら、彼女等に会うかも知れないと断ってあった。 でも最初の予定にラグナビーチは(遠すぎて)入ってなかったので 思わぬ展開に私自身、かなり動揺していたのだ。がはは。 そんな事とはつゆ知らず、子供達は爆睡、義母もうとうとしている。 そのうちに車がフリーウエイを降りた。あたりはなんにも無い所。 平べったいハゲ山が続く。ところどころにボソボソ木が生えている。 「もうすぐラグナビーチに着きますよ。」とマイキ。 だんだん山に緑が増えて来た。でもやっぱり山ばっかり。 海ップチのはずなんだけど、海の「ウ」の字も感じられない。 ヒデ「ここからホントに近いんですか?ラグナって。」 マイキ「ええ、そうですよ。もうすぐです。こじんまりした街ですからね。(笑)」 言われてみると山の中にも家が増えてきている。低い山の中腹に建っているそれは 日本で言うと「葉山」の家々のような景色だ。もっとゆったりしてるけど。
すると間もなく海が見えて来た。おお!ほんとだ!と思う間も無くすぐに街の中心街へ入った。 マイキは馴染みの街らしく迷うことなく、さっさと駐車場へ車を入れる。 「一時間ちょっとしか時間が取れませんが、小さい街ですから充分でしょう? ぶらぶらしながら◯◯さんのお店まで行ってみますか?」 行きます、行きます!ぐっすり寝たので子供達もすんなり起きた。 1本裏道の駐車場から狭い路地を抜けて、海沿いのメインストリートに出る。 ここがラグナビーチか、、、。感激。わはは。 ゲンキ姉さんのお店は通りのはずれのほうにあるというので 店をウインドウショッピングしながら歩いていく。 どの店もアメリカらしからぬ風情で、こじんまりしている。 それに一軒置きくらいにギャラリーが並んでいる。 うう、中に入りたい。でも時間がない。 「ここはギャラリーが多いでしょう? 都会やほかの場所からアーティストがたくさん集まってる街なんですよ。 それに仕事をリタイアしたお金持ちもいっぱいいます。 だからこういうお店がたくさんあるんです。」とマイキ。 そう言われると、歩いている人達がみんなお金持ちに見えて来た。(笑)
お母さんは「ここは良いわねえ。とても気に入ったわ。いままで見た街の中で一番いいみたい。」とニコニコしている。 確かにいままで訪れたところは大きさやボリュームに圧倒される所が多い反面 大雑把で繊細さに欠ける雰囲気があった。 でもラグナビーチは丁度、日本の湘南(逗子、葉山)のような ちょっとハイソな落ち着いた感じがする。 店や街の規模も日本人の感覚に近く、なんかホッとする。おまけに海もついている。(笑) お店のショーウインドウにはウサギや卵のディスプレイが目立つ。 ああ、そうか。イースターだもんねえ。 大勢のひとが出入りしているお店はなんだろうとのぞくと 店中にいろんなチョコレートが並んでいる。 おお、これがチョコレートの測り売りのお店だな。 巨大なブロックのものもあれば、丸ごとのリンゴをチョココーティングしたもの ゴディバのチョコのように宝石のごとく並べられているもの様々。 あちらの人はモーさんも含めてホントにチョコ好きが多いよね。 やっぱりアメリカ。日本だとチョコ専門店がにぎわうのはバレンタインの時期だけだからね。 それでチョコだけだとやっていけないから、大抵、ほかのお菓子やケーキも売っている。 私達はそのお店を見ただけで、もうチョコを食べた気分になってしまった。(笑) その数軒先で子供達が立ち止まった。 角にたつ小さなアクセサリー屋。そこのオーナーが作っているのか いかにも手作りと言う感じの小物も並ぶ。 しかしみんなのお眼鏡に叶うものは見つからずなにも買わずに店を出る。 と、そのとき細い道どなりのデリカテッセンのような店の前に人だかりがしていて なにやら金管楽器系の音楽が聞こえて来た。 行ってみるとイイ歳した(ほとんど初老)おじさんたち4〜5人がバンド演奏をしている。 いわゆるストリートパフォーマンスってやつである。 みんなシェーキーズのユニフォームのようないでたちで楽しそうに演奏している。 まるでディズニーランドにいるみたいだなあ。 でも、のんびり見ている暇はない。時間があんまりないからね。
1ブロックも歩くともうメインストリートのはずれ、道はゆるやかな上り坂。振り返ると「ルート1」越しに砂浜が見渡せる。おお、イイ眺め。 「あそこが◯◯さんのお店ですよ。」とマイキ。 ついに来た。ここがゲンキ姉さんの店かあ。 店の中からの写真は姉さんのHPでみた事あるけど外から見た店は知らないからね。 白い二階建てで入り口の横の大きな窓には「242カフェ」 「フュージョン」「SUSHI」の文字。やっぱりここだ! ところがだ、なんとお休み!ひえーーーー! お店の中は暗く、だれもいないのが外からもわかる。 マイキ「やっぱりイースターだからですねえ。行くって彼女に電話はしなかったんですか?」 ヒデ 「いや、まさかラグナビーチに来れるなんて思ってなかったから。 最初、今日の予定にはなかったでしょ?メモ忘れたし。」 マイキ「それもそうですねえ。すみません。アウトレットが休みで。」 ヒデ 「わはは、いやいや、マイキのせいじゃないんだから気にすることないですよ。 ここに連れて来てもらっただけでもすごくうれしいですから。」
とは言いつつも、やっぱり悔しい。お店がお休みなのは仕方ないけど、あのお土産をホテルに置いてきてしまったことがね。 もし持って来てたら、ドアの所にでも(ポストにでも)一筆添えて 置いていけただろうに。 ただし、エアーキャップ(プチプチの梱包材)で厳重にくるんであるから もしゲンキ姉さんが見つけても「なんじゃこりゃ?爆弾か?」と 不振に思って開けずに消防署に通報する可能性あり。がはは。 まあ、そんな事言ってても仕方ないので、来た証拠写真だけは撮って帰ろう。 写真撮影の後、後ろ髪を引かれつつも来た道をもどる。 それにしても姉さん、いいとこに住んでますなあ。わはは。 時間も無くなって来たが、行きに目に止まっていたTシャツの店に入る。 そこでラグナに来た記念にシンプルな「ラグナビーチ」の文字入りTシャツを購入。 なんかうれしい。ローカルなTシャツだ。わはは。 さて、車に戻ったのは6時過ぎ。 サンタモニカの約束の店までは2時間はかかる。でもちょっとだけ余裕。 それで、来た道を戻らずに海沿いを走ってくれるという。 「少しでも景色を楽しんでください。」とマイキ。 おお、ハゲ山よりは海が見えるほうがずっといいぞ!サンクス!マイキ。 当たりは薄暗くなってきたし、曇ってたので方向はよくわからないが 海沿いにルート1を1時間近く走ったあと、どうやらルート405の フリーウエイに乗ったらしい。そしてさらに1時間。 今日はドライブにあけくれたなあ。ホテルを出たのが11時過ぎで 夕飯のレストランは21時予約だからその間10時間。 そのうち車に乗っていた時間が7時間。すごい!運転手さんも御苦労さん。 ****** 焼肉レストラン「牛角」 ****** サンタモニカの焼肉レストラン「牛角」に着いたのは9時15分前。 そこで、すでに来ていたOさんと合流。 ここは日本人経営のお店で人気があり、9時しか予約が取れなかったという。 お店の待ち合い室にも三組ぐらいお客さんが待っている。 私達も前のお客さんがまだいるというのでしばらく待たされた。 お店の中はやっぱり日本の居酒屋風のインテリア。焼いた木のイメージ。 店員さんたちは流暢な日本語を話す人もいれば、カタコトの人も。 でもアメリカ人のお客が多いので、大体は英語で話しているようだ。 ただし、「いらっしゃいませーー!」「ありがとうございましたーー!」 だけは全員が完璧。全く訛っていない。これはしっかり訓練されてるな。(笑) 焼肉の匂いは食欲をそそられる。子供達も早く食べたくてうずうずしている。 Oさんとマイキが相談しながら「みなさん、何が好きですかね?」 というのでこちらの好みを伝えると、オーダーを始めた。 それを聞きながら「うーーん、足りるか?それで、、」と思ったが、 「ここはアメリカ。下手に頼んだら、どんな山盛りになるかわからない。」と 沈黙を守った。万が一足りなかったら追加すればいいもんね。 総勢8人に対して肉は12人前、サイドオーダーはご飯ものを入れて 10個くらい。私は石焼きビビンバが大好きなので、 「みんなも食べるでしょうから、三人前ぐらいたのみましょうか?」と聞くと 「いつもご飯に行く前にお腹がふくれるから、そんなに食べれないと思いますよ。 ひとつでいいんじゃないですか?」とOさん。 そうだな。ここはアメリカ。やめとこう。 しかし、、しかしだ。そこはアメリカじゃなかった! 日本のそれよりボリュームが無い!うちでよく行くチェーン焼肉屋の7割盛り。 次から次に来る皿も片っ端から空になって行く。そりゃそうだよねえ。 カルビやロースはいうまでもない。一番人気。 3皿頼んだタン塩など目にも止まらぬ早さでなくなった。子供達の好物だもん。 子供達はレバーは好きでは無いが、モーさんがいる。やはりあっという間。 私が口に出来た肉はカルビ2切れとロース1切れ。あとはたまねぎとニンジン。 おにぎりも来たが6個あっというまになくなった。 待ち焦がれた石焼きビビンバもみんなで分けたら私の口には一口分しか残らなかった。 やっと確保したワカメスープをすすりながら、 「あのう、、もう少し追加したほうが、、、。ナムルもまだ来ないし、、。」と Oさんに持ちかける。「そうですねえ、、それがいいかも、、、。」 店員さんを呼んでいざ追加しようとするとさっき注文したナムルも含めて ほとんどのものが品切れだという。そんなーーー!! 今日はいつにも増して混んでいたのと、時刻が遅かったのとで品切れが続出だという。 結局、そのあと口に出来たのは焼きおにぎり1個ときゅうりの漬け物オイキムチ。 ふと隣のテーブルを見ると、若い白人男性2人が どうみてもお好み焼きに見えるものを食べている。 え?焼肉屋にお好み焼きもあるの?(私の好物)と思ったが 焼肉屋をセッティングしてくれたOさんの気持を考えると お好み焼きは邪道だろうと頼むのを遠慮した。 後で「あれはチヂミだったのでは?」と気がついたがもうすでにお会計済み。とほほ。 アメリカに来てはじめて「食事が足りない!」という気持を味わった。 食事中の話題といえば、今日がドライブ三昧だったということと、 「シックスフラッグス」の子供達の感想と昨日の義母とOさんのロデオドライブ巡り。 「シックスフラッグス」のほうはみなさんよく御存知のはずなので省略。わはは。 昨日、義母は12時にOさんにホテルでピックアップしてもらったあと、 (昼食はどこで食べたのか聞きそびれた) ロデオドライブに連れて行ってもらったそうだ。 そして何軒か店を廻ったらしいが一番長くいたのが「ディオール」の店らしい。 そこで自分の娘達(2人)の土産用と自分用のブレスレットを購入したのだが いざ、カードで支払いと言う時にエラーになったらしい。 なんと使用限度額を超えてしまったので、それ以上はカードで使えないという。 米ドルの持ち合わせは100ドルにも満たない。しかし、日本円も使えない。 それで、急遽Oさんが自分のカードを出して立て替えてくれたそうだ。 (義母はすぐに日本円で返したそうだが。) 「もう恥ずかしいったらなかったわよ。カードなら大丈夫だって言ってたのに。」 と義母はさかんに首を振る。 実はこの旅行の準備をする際義母が言った。 義母「お金はみんな米ドルに換金したほうがいいわよね? 50万で足りるかしら?もっと持って行ったほうがいいかしら?」 ヒデ「え?、、、、50万?、、現金でですか?」 義母「日本円じゃないわよ。米ドルに換金してってことよ。」 ヒデ「そ、、それはまずいんじゃないですかねえ。」 義母「じゃあ、100万くらいのほうがいいかしら?」 ヒデ「あ、、いや、そうじゃなくてですね、、、米ドルにしても現金はまずいですよ。 そんな高額を持ち歩くのは危ないです。カードを持って行かれた方がいいですよ。」 義母「そんな事言ったって、私カード持って無いわよ。作ってないもの。 私はカードで買い物なんてしないから。」 ヒデ「でも、お義母さんは確か高島屋か三越のカード持ってましたよね?」 義母「持ってるけど、あれはサービスカードで買い物するとポイントがたまるのよ。 いつもその場で一緒にお金払ってるもの。銀行のカードじゃないわ。」 ヒデ「いや、確かマスターかビザがついてたはずです。」 義母は財布の中からしぶしぶカードを差し出した。 やっぱりついている。高島屋にはビザが、三越にはマスターが。 ヒデ「やっぱりついてます。これ使えますよ。ビザよりマスターのほうが 使えるお店が多いと思うから、こちらの三越のカードを持っていけばいいですよ。」 義母「変ねえ、いつの間にこんなのついたのかしら?つけた覚えないのに、、、、。」 ヒデ「、、、、、お義母さん、、、、入会手続きした時に一緒に銀行引き落としの手続き したはずですよ。じゃなかったら、ビザやマスターはつきませんから。」 義母「そうだったかしら?忘れちゃったわ。」(オイオイ) ヒデ「ともかく米ドル現金は最低限にしてカードを使ってください。危ないです。 もし、心配だったら少しだけ日本円を持って言ってください。(帰りの税金用)」 というわけで、しぶる義母を説得してカードを使うように促したのだ。この私が。 だから攻められても仕方ないのだが、、、利用限度額を超えるとは、、、。 いったい義母の限度額はいくらだったのだろう? ちなみに私のカードの利用限度額は60万である。それも最近の話し。 息子のパソコンをカードで買ったからだ。(20万ちょっと)それで増えた。 それまでは私も小額しか利用していなかったのでずっと限度額は40万だった。 いづれにせよ、私は限度額まで買い物するなんてことはありえないから 義母のそれもまったく頭になかったのだ。まさか、こんな事になるとは、、。 だから「すみません。お義母さんの利用限度額。そこまで気がつきませんでした。」 と平謝り。うかつだったなあ。Oさんもびっくりしただろうなあ。ごめんなさい。 「牛角」を出たところで別の車で来ていたOさんと別れることに。 「明日は11時55分発でしたよね?会議が一つ入っているのでホテルには行けませんが 空港のほうにはお見送りに行けると思います。じゃあまた明日。」とOさん。 そのあとモーさんはホテルへまっすぐ戻るかと思いきや、どうもそうじゃないらしい。 マイキが「おいおい、モーさん、何処行くの?道が違うんじゃ無いの?」 と聞くとモーさん「ちょっと寄りたい所がある。」という。 どこかと思いきや、例の「ボバティー」のお店。甘いもの好きなんだなあ。 マイキもヤレヤレという顔。モーさんは結構マイペースだからね。 しかし、なかなか戻ってこない。私はトイレに行きたくてうずうずしていた。 まだかなあ。早くホテルに帰りたいなあ。 やっとモーさんが戻って来た。見ると両手にみんなのボバティーを抱えている。 みんなに「飲め」とさかんに勧めるモーさん。 ありがとう、モーさん。でも私は今飲んだら危ない。ぎりぎりなのだ。 それよりも早くホテルに行ってください。 ホテルに着いたのは23時。やっぱりこの時間。 もじもじしながらも明日の打ち合わせ。 飛行機が11時55分発だからホテルチェックアウトは9時半ころかな。 9時にマイキがチェックアウトの手続きに来てくれるという。すみませんねえ。 9時半にモーさんがピックアップに来てマイキとバトンタッチし 空港まで連れて行ってくれるとのこと。 じゃあ、また明日、と挨拶をしようとしたらマイキが 「今日、段ボールとテープを持ってきてあります。増えた荷物は この段ボールに入れてお持ちになってください。」という。あなありがたや。 子供達の荷物(衣類)が異様に増えてカバンからあふれていたのだ。 それからやっとそれぞれの部屋にもどり、私はトイレに駆け込んだ。 ほっとしたらお腹が空いていることを思い出した。涙の焼肉。 そうだ!モーさんからもらったボバティーがある! あれでお腹がふくれる。ズズッズズッとストローでタピオカをすする。 おいしい!、、でも、、、あっまーーーーい!!しみじみアメリカ。 こことも明日でお別れ。長ーーーいドライブのちょっと切ない1日だった。 |
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