◆ アメリカ旅行記・パート2 ◆

2005年3月26日〜4月2日、ロスアンジェルス滞在記(6)

★3月30日(日)・ロス5日目 ※ディズニーランド


昨日に引き続き、今日も遊園地の予定。
今日はHさん&その子供3人とディズニーランドに行く事になっている。
このHさんは旦那さんの知人日系アメリカ人Mさんの奥さん。
過去日記にも登場した事がある「麻布のペントハウス」の住人だったあのMさんだ。
去年の秋にMさんが転勤でロスに戻ったため、家族もヨーバリンダの自宅に戻っていた。

旦那さんがロスで一人暮らしを始めてからは、「一人じゃ寂しいだろう。」と
いろいろ気にかけてくれて、よく食事やゴルフに誘ってくれているらしい。
今回、私達がロスに行くというのを聞き付けたHさんが
「じゃあ、一緒にディズニーランドへ行きましょう。うちの子供達も(娘3人)
 久しく行ってないので行きたいと言ってるから。」
と私達のお守を申し出てくれたのだった。

 ※※※※※※※  ヨーバリンダのM&Hさん  ※※※※※※※※※


Mさんの自宅には9時半までに行く約束になっていたので、8時過ぎにアパートを出発。
ヨーバリンダまではアパートから東に約1時間の道のりだが、朝のラッシュと
途中でガソリンスタンドに寄るので少し早めに出たのだった。

娘達は昨日のユニバーサルスタジオを歩き回った疲れがまだ抜けていないようで
車の中ではずっと寝ていた。(普段の運動不足が祟っている)

ヨーバリンダはフリーウエイで何度もそのそばを通っているが降りたのは今回が初めて。
かーなり内陸、山の中に入ったとこだが山と言っても日本のそれとは異なり
うっそうとした森林ではない。もっと乾いた感じだ。
それでも今年は雨が多いせいでハゲ山にも草が伸び緑を感じる。

フリーウエイを降りてすぐに山の斜面を宅地造成したような住宅地へ入る。
ともかく日本のとスケールが違うので、住宅地と言っても広々している。
その住宅地の坂道をどんどん上って、もう上には家がないという一番高いところに
Mさんのうちはあった。家の裏側は山の頂上まで草原が続くだけである。
眺めがよくてロケーションは最高である。裏にはプールもあるらしいが表からは見えない。

私達が到着したのは丁度9時半。Mさんはすでに出勤しており、Hさんも
すぐに出られるように支度して待っていてくれた。
それで、旦那さんは私達を置いてすぐに会社へ向かい、私達も挨拶もそこそこに
(家には入らず)すぐにHさんの車に乗り込んだ。(ホンダのUSAブランド「アキュラ」の7人乗り)
メンバーはHさん&娘3人(17歳、16歳、7歳)と私&娘2人(16歳、15歳)の7人。

ディズニーランドまでは約30分の道のり。車内の会話など少々。

「信長さんは今度こっちに家を買うんですってね?」
「ああ、なんかそんな事言ってましたねえ。詳しい事は知らないけど。」
「でも、そうしたらヒデさんもこっちに来るんでしょ?」
「う〜〜ん、、、、、お姑さんがいるからすんなりとは、、。」

「あ、こっちに来るのは気乗りがしないとか?」
「いやいや、それは全くないです。すぐにでも来たいくらい。」
「ああ、ならいいけど。こっちの生活がダメだって言う人結構いるから。
 私は東京の暮らしよりこっちのほうが性に合ってるんですよねえ。
 わがままで日本人から見るときつく見えるかもしれないけど。」

「Yes-Noはっきりしてるとか?個人主義のとこ?」
「そうそう。東京で子供の幼稚園のおかあさんのおつきあいなんてイヤだったなあ。
 みんなで食事しようとか、一緒に出かけようっていうお誘いがある時に
 こっちはその気がなかったり、都合が悪かったりで断りたいんだけど、そこで断ると
 ”つきあいが悪い”と次から誘ってもらえなくなるかも、なんて心配しなきゃいけないのよね。
 でもこっちだと”ああそう?じゃ、また今度ね。”って言葉通りで、次はまた普通にお誘いが来るの。
 断ったからって誰も気にしないの。そういうとこが私には楽なんですよね。」

  「ああ、、わかりますねえ。
 学校の役員やってると、必ず集まりの後にみんなでお茶や食事するんだけど、
 それに参加しないとなんか仲間はずれにされるっていう感覚ですね?
 まあ、私は日本にいてもあまり気にしないけど。。。わはは。」

「そうそう。それと、こっちの日本人の中にはここの生活に馴染めなくて
 引きこもりになっちゃう人もいるんですよ。まあ、ヒデさんは大丈夫そうだけど、、、。」
「う〜〜ん、それは住んでみないとなんとも言えないけど、、、でも例え引きこもりでも
 私は取りあえず絵か陶芸ができればどこに住んでも平気かも。寒いとこはイヤだけど。」

「ああ、そうだった、ヒデさんはそれがあるもんねえ。
 それならこっちにも充分住めますね。逆に向いてるかも。
 ロスは気候もいいし、さっさとこっちに来ちゃえ!それがいいですよ。
 私は今ゴルフが面白くて生き甲斐なんだけど、それを取ったら何にもないから、
 今から老後の別の趣味も見つけとかなきゃダメですねえ。ははは。」

彼女は日本生まれの日本育ちで、19年前Mさんと結婚してその後こちらに住むようになった人だが
今は完全にアメリカナイズされている。家庭内ではほとんど英語なので言葉にも不自由はない。
日本時代の結婚前の彼女も知っているが、その頃よりさらにイキイキして解放されている。
彼女はこちらの土壌が肌にあっているのだろう。

 ※※※※※※ ディズニーランド(アドベンチャーランド) ※※※※※※


 dl1 ディズニーランド(の駐車場)についたのは10時ちょっと過ぎ。
立体駐車場からはシャトルバスで入り口ゲートまで向かった。お天気は昨日に続き快晴。
ディズニーランドには今年開園50周年の「本家ディズニーランド」と
後からできた「カリフォルニア・アドベンチャーランド」というのがある。
日本で言えばTDLとTDSのようなもんだ。

「どっちに入ります?」とHさんに聞かれたので
「あーー、前回本家のディズニーランドに入ったから、今度はアドベンチャーランドに
 入ってみたいですねえ。日本には無いし。」と答え、アドベンチャーランドに入る事になった。

チケットブースでチケットを買おうとしたらHさんに
「あ、これがあるからこれを使ってください。」と人数分のパスポートを渡された。
ああ、そうだった。彼女の夫Mさんは仕事の関係でここのチケットが手に入るのだ。
遠慮するのも今さらなのでチケットは有り難く頂戴した。

アドベンチャーランドは本家ディズニーランドと広場を挟んだ対面にあり、
広さは本家よりやや狭い。(たぶん)
TDSとはまた雰囲気が異なるが、本家に比べるとターゲット年齢がやや高い感じ。
ほのぼのファンタジーよりは名前のとおり「アドベンチャー」で刺激的なアトラクションが多い。

Hさん家族はすでに何回もここに来ているのでお勧めを聞いてみた。
「う〜ん、絶叫系は大丈夫ですか?」
「はい!うちはみんな大好きです!」
「じゃあ、いくつかあるけどまずは”タワーホテル”がいいでしょう。でもあそこは
 いつも混んでいるから先にファストパスを取ったほうがいいですね。」

おお、噂の「(ハリウッド)タワーホテル」だ!直降下型の絶叫系アトラクションで、
確か今年の秋(来年だったか?)にTDSにもオープンする予定になっている。
日本に先駆けて体験できるのはうれしい!娘達も目を輝かせている。

そこは予想通り混んでいたのでファストパスをとる。予約時刻は12時10分。
ファストパスを取るとき、私のパスポートはバーコードの部分が印刷ブレで
にじんでいたため機械を何回通してもエラーになってしまったのだが、
Hさんが係りの女性に説明して、代わりのチケットを発行してもらったので
その後は問題なくできた。やっぱり英語が話せるといいよなあ。

さてタワーホテルに入れるまで時間ができたので、そのそばにあった
3D映画アトラクション「マペットビジョン」に入る事にした。
待ち時間は20分。ここは年齢に関係なくみんなが楽しめそうだ。
これはディズニーなのにどういうわけか「セサミストリート」の
「知ったかぶりカーミット」が出て来て、そのほかにもマペットがゾロゾロ。
おとぼけカーミットを中心にしたドタバタコメディで
相変わらず言葉はわからないがそれなりに楽しめた。

そこを出た時刻は12時ちょっと前。丁度「タワーホテル」にいい時間だ。
ファストパスのおかげで待ち時間は10分ほど。
タワーホテルの建物の中を進むとエレベーターの前に立たされる。
ひとつのエレベーターには一度に20人弱が入り、
みんな同じ方向を向いている座席に座る。(シートベルト着用)
そのエレベーターが上下してスリルを味わうのだが、途中で何回か
エレベーターのドアが開いて、廊下の向こうにゴーストが見えたり
ホントの外(もちろん高い所から)の景色が見えたりでなかなか面白い演出だ。
これは日本にできたらまた乗りに行こう!わはは。

yama さて、次はどうしようかと話していたら子供達はみんな
お腹が空いてきたというので、お昼を食べながら後のコースを
相談する事にした。
で、入り口近くのメキシカンバーガーショップに入ったのだが
ここのフライドポテトは普通のシューストリングタイプではなく
ポテトの輪切りメッシュタイプで油っぽく、最初は空腹のためがっついて食べたが
半分もいかないうちにギブアップ。これが後々祟られる事になったのだが
それはまた後の話し。

次のHさんお勧めは「グリズリー・リバー・ラン」。つまり激流川下り。
これはビショ濡れになるので、洋服が乾くまだ陽の高い時刻に乗らないと
夕方には寒くてきついというのだ。まあHさんとこの一番下の子は
まだ小さいから風引いたら大変だしね。
で、そこに行ってみたら待ち時間は90分。うひゃー、これはすごすぎる。
しかもファストパスを取ろうとしたら予約時間は16時過ぎだと言う。
これじゃあ遅過ぎて濡れたあとすぐに陽が暮れてしまう。
子供達に聞くと並んでも乗りたいというので並ぶ事にした。
待ち時間の前半は炎天下の行列だったので、Hさんの長女と次女が
列を離れてみんなにアイスキャンデーを買ってきてくれた。
後半は屋根の下でつづら折りに並んでいたのだが、2列向こうに
具合の悪そうな若い女性がいて、それに気が付いた係りの人が
さかんに話し掛けているが「大丈夫、大丈夫。」と列を離れない。

でも良く見るとラリっているのかふらふらしている。
そのうちに係りの人は半ば強引にその女性を連れて行ってしまった。
それからしばらくして、急にアトラクションのボートが止まってしまった。
列の進みも止まる。アナウンスが流れ、注意していると
「只今、立ち入り禁止区域に人が入り込んだため、機械を休止しています。
しばらくお待ち下さい。」と言っているようだ。

どうやらさっきの女性が脱走して危険な所に入り込んだらしい。
水際のチェーンで仕切られた立ち入り禁止区域から係りの人2人に
抱えられて連れ出されていくのが見えた。
おかげで10分ほど余分に待つ事になったが、すでにボート乗り場が目前で
イライラするよりもその連行光景のヤジ馬になり退屈しなかった。

dl6 ついに順番が来て巨大タイヤのような丸いボートにみんなで乗り込む。
最初はジェットコースターのようにまず高いところまでエスカレータ状態で
引っぱり上げられ、あとは激流を下っていくのである。
基本的には日本の「八景島シーパラダイス」にある急流下りと同じであるが
シーパラのほうは乗る前に全員にカッパを貸し出してくれるので濡れないが
こっちはそのままなのでずぶ濡れになると言う事だ。でもスリルがあって面白い。
私はあまり被害がなかったが、うちの長女とHさんはかなりハデに濡れ
とくにHさんはボートを降りた後「パンツまで濡れちゃった!つめたーーい!」と
しばらく気持ち悪そうにガニマタで歩いていた。美人がだいなし。わっはっは。

さて、次に向かったのはアドベンチャーランドの奥に位置するところにある
いわゆるジェットコースター。
が、やはりここも混んでいる。ファストパスを取って、待ち時間の間に
ほかのアトラクションに乗る事にした。幸いその近くにあった「マリブーマー」という
アトラクションの待ち時間が短かったので乗る事にした。
これは高い柱の周りにつけられた椅子に座って、てっぺんから直下降するアトラクションで
やはり日本のシーパラにある「ブルーホール」と良く似た代物。
それよりやや小振りだが、それなりに面白かった。

そのあとまだメインのジェットコースター「カリフォルニアスクリーミン」の
予約時刻まで少し時間があったのでそばのショップで時間調整。
激流下りでハデに濡れた長女は、すでに洋服は乾いていたがチビT一枚だったので
夕方の冷たい風に寒くなり、そこでナイトメア・ビフォー・クリスマスのキャラ、
ジャックが印刷された黒いパーカーを購入。(彼女のお気に入りのキャラなのだ)
次女も友達のお土産に「リロ&スティッチ」のキーホルダーを購入していた。

ジェットコースターに乗ったのは16時過ぎ。だいぶ陽も傾いている。
これは特別巨大というわけではないが、アドベンチャーランド内ではタワーホテルに並ぶ
人気アトラクションで高低差もそこそこあり、ぐるんと逆さまに回転するコースもあり、
いわば正当ジェットコースターでそれなりに面白かった。

dl7 次はどれにしようか?とHさんと相談したが
19時には旦那さんがヨーバリンダまで私達を迎えに来る予定になっていたので
18時半にはここを出なければならず、楽しめるアトラクションはあと
せいぜい1つか2つ。

「たぶんすごく混んでいると思うんだけど、もうひとつだけお勧めのがあるんです。
『ソアリン(オブ カリフォルニア)』って言うんだけど、、。パラグライダーの
 疑似体験ができて、とっても爽快な感じのやつなんだけど、、。
 いつも混んでるから、これにするならアトラクションはこれで最後になりますね。」

面白そうだし、娘達も興味を示したのでそれに決定。
それは比較的入り口近くなので帰るにも都合がいい。
早速「ソアリン」に行ってみたがやはり行列。でももうファストパスでは遅くなり過ぎるので
待ち時間90分に並んだ。
その間に私は自分の体調があまり良くない事を感じはじめていた。
直前に乗ったジェットコースターのせいかやけに気持ち悪い。というか胸焼け。

若い頃よりもジェットコースター系が苦手になりつつあることは最近自覚していたが
続けて何回も乗らないかぎり、ここまで気持ち悪くなる事はない。変だなあ。
朝は体調も良く、これといって思い当たる理由もないのだが
強いて言えばお昼に食べた「フライドポテト」か?
あれからずっと胃が重い感じはしてたのだが、気持ち悪いほどでもなかったので
気にしていなかったのだ。

いよいよ「ソアリン」に乗る。Hさんの説明通り、まさにパラグライダーの
疑似体験である。前面に大きなパノラマスクリーンのある天井から吊るされた
椅子に腰掛けるのだが、アトラクションがはじまると映画館のようにあたりは暗くなり
腰掛けた椅子が持ち上がり、スクリーンに写し出されたカリフォルニアの雄大な景色を
見ていると、本当にパラグライダーで空を飛んでいるような錯覚を起こす。
これは本当にお勧めだ。みんな大変満足。
(ただし、私は体調のせいでちょっと気持ち悪くなった。普通ならありえないけど。)

dl11 日本のTDSに「タワーホテル」ともうひとつ何か(忘れたけど)アトラクションが新しく出来ると
聞いているが、ひょっとしたらこれだったかもしれない。そうだったらいいなあ。

時刻は丁度タイムリミットの18時半になったのでアドベンチャーランドを出る事に。
Hさんのガイドのおかげではじめてのアドベンチャーランドなのに
限られた時間の中で盛り沢山にいいアトラクションを楽しめた。
娘達も大満足のようである。

 ※※※※※※ アドベンチャーランドを後にして ※※※※※※


再びHさんの自宅、ヨーバリンダへ向かう車の中。

「ヒデさん達はお夕飯はどうするんですか?」
「あーー、実は旦那さんと朝約束してて、トーランスに帰る途中で
『イン&アウト』のハンバーガーを食べようと言う事になってるんですよ。
 こっちに来る前から、ぜひ食べたいと思っていたんだけど
 なかなかそのチャンスを逃してしまっててまだ食べてないんですよね。」
「ああ、『イン&アウト』のバーガーは美味しいですよね。
 こっちから引っ越してアトランタに住んでる身内がこの間仕事で来たんだけど
 『何食べたい?』って聞いたら『ともかくイン&アウトのバーガー。アトランタにはないから』
 だって。時間がなかったのにそれだけはしっかり食べて帰っていきましたからねえ。」
「じゃあイン&アウトってこっちの地方限定って事ですか?」
「そうみたいですよ。」

そのときHさんの携帯が鳴った。
どうやらMさんからのようだ。もちろん会話は英語。
電話を切ると私のほうを見てHさんが言った。

「Mさんももうじき自宅に着くって。信長さんからも連絡があって
 やっぱりこっちに向かってるんだって。信長さんはあと15分くらいで着くそうだから
 丁度私達と同じくらいになるかもしれませんね。」

ヨーバリンダに着いたのは19時ちょっと回った頃。
私達が到着したとき、Mさんが丁度ガレージに車を入れたところだった。
久しぶりに会ったMさんは東京にいた頃より日焼けしている。
やっぱり陽射しが違うからなあ。
Mさん夫婦に家に招き入れられ、旦那さんが迎えに来るまでしばし歓談。
(20数年前、Mさんが日本にやって来たとき、彼は全く日本語が話せなかった。
が、今はとても流暢に話す。)

10分ほどした頃、旦那さんが到着。
旦那さんがMさん&Hさんにお礼を言ってる間に私はトイレを拝借。
が、ここで懺悔。用を足して手を洗い壁にかかっていたタオルで拭こうとしたら
タオルかけの金属棒が壁からもげてしまったのだ。うひゃーーー!!
(断じて)そんなに強く引っ張ったわけではないのに、、、なんで?
良く見ると棒を固定していたねじがゆるんでいたようだ。
仕方ないのでこっそりそのねじ穴にねじを突っ込み、強引に壁(板)に差し込んで
見た目はなんとかぶら下がっているように見せた。
そして、何もなかったふりをしてトイレを出た。(Hさんごめんなさい!)

※※※※※※ こんなはずじゃ、、、 ※※※※※※


夕飯前に長居しても悪いので、そのあとすぐに私達家族は辞去した。
車が走り出すとすぐに旦那さんが言う。
「今日のディズニーランドはどうだった?楽しかった?」
「うん、とても面白かったよ。Hさんのガイドで日本にはまだない
 面白いアトラクションに乗れたからね。よかったよ。」

最初は調子良く話していたのだが、段々車に酔ってきた。
気持ち悪くて言葉を返すのが苦痛になってきたのだ。こんな事はつわり以来。
段々無口になる私。そこへ旦那さんが話し掛けて来る。

「じゃあ、今日の夕飯はイン&アウトのバーガーでいいな?」
「う、、、、、ん、、、、。でもちょっと食欲が、、。」
「え?何が?」
「なんか、、すごく気持ち悪い。車に酔ったのかなあ?」

娘達2人も「あまり食欲がない。」と言う。
やっぱり昼に食べたポテトがまずかったのかも。
あれほど楽しみにしていたバーガーも食べる気がしない。

気持ち悪さのため黙り込んでしまった私(&娘達)を見て旦那さんは誤解したようだ。
実は今日のディズニーランドが楽しくなかったのじゃないか?
自分と一緒にバーガーを食べたくないんじゃないか?と。

旦那さんがどんどん不機嫌になっていくのが手に取るようにわかったが
気持ち悪くてそれを取りなす気力もない。口を開けば吐きそうだ。
アパート近くのインターを降りた時、旦那さんは完全に怒っていた。

「じゃあ、イン&アウトはいいんだな!?なにも食べないんだなっ!?」
「ごめん、、、無理みたい。」
「わかった!もういいよ!でもオレはハラ減ってるからっ!」

と、アパート近くのデリカテッセンに寄り、自分の分だけサンドウィッチを買って来た。

20時半過ぎ、アパートに戻ると旦那さんはそそくさとダイニングテーブルにつき
一人無言でサンドウィッチを食べ始めた。
私はソファーまでやっと辿り着きダウン。
娘達は私ほどひどくはなかったようだが、旦那さんが不機嫌なので「触らぬ神に祟り無し」と
「シャワー浴びるね。」と2人で寝室に行ってしまった。

私はしばらくソファーでノビていたのだが
「そんなに具合悪いんならさっさと寝ろよっ!」と旦那さんに言われたので
階段をはうようにして3階の寝室へ向かい、やっとのことでベッドに潜り込む。
着替えるのが精いっぱいで、シャワーどころではなかった。

明日は「デザートヒルズのアウトレット」に行くためにわざわざ旦那さんは 休暇を取ってくれている。
だからホントは不機嫌なままの旦那さんを残して先に休むのは気掛かりだったが
まだ不機嫌な旦那さんの相手をする気力も体力もなかった。

そのために、翌日も暗転のまま明ける事になるのは予想できたのだが。。。

楽しかったはずの1日が「ポテトの祟り」でとんでもない幕引きになったのだ。

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