今からの1年
4組担任 樋口正次
いよいよ3年生の新学期が始まりました。高校生活の最後の1年です。この1年をどう過ごすかは皆さんの人生において最大の意味を持つかもしれません。今皆さんのほとんどは大学進学を希望しています。大学の学部や学科を選ぶということは、ほとんどの場合、自分の職業と深くかかわってきます。そしてその自分の希望する進路に進めるかどうかが、この1年の過ごし方にかかっていると言っても過言ではありません。過去にいろいろな生徒がいました。1・2年生の時は、遅刻も多く、全体的にだらけた印象でしたが、3年で見違えるようにしっかりし、見事に第1志望の大学に合格した人。この生徒は2年生12月の保護者懇談会で3者面談をした時、「先生、安心してください。ぼくは来年はちゃんとやりますから」と言っていたのを今でもはっきり覚えています。それとは反対に、いい成績で附高に入って来たものの段々と成績が振るわず、卒業する時は希望する道に進めなかった人もいました。
いつも言っていますが、何も大学がすべてではありません。人生にはもっと大切なことがたくさんあります。しかし自分の希望する人生が歩めれば、それに越したことはありません。皆さん一人一人が自分の希望する進路に進んでいかれることを心から祈っています。どうか、年度の変わった今、気持ちを新たにし、これからの1年を悔いのないように過ごして下さい。
話は変わりますが、最近テレビで、あるメーカーのお茶のコマーシャルで「チェッチェッコリ」という歌と踊りをよく見かけますが、あれは私には30年ぶりに聞く大変懐かしい歌でした。初めて聞いたのは大学の2年の時です。ワンダーフォーゲル部という山登りのクラブに入っていて、大阪にある国公立6大学のワンダーフォーゲル部が、毎年秋に各大学の人がそれぞれ入っているパーテーをたくさん作り、全体で六甲山などに登って親睦を深めるという行事がありました。登ってる途中でもゲームをしたりして大変楽しい山行なのですが、その時に私と同じパーティーにいた大阪教育大学の男性が、罰ゲームとして歌いながら踊ったのが、この「チェッチェッコリ」でした。おもしろい歌だなあと深く印象に残り、時に触れて思い出すたびに口ずさんでいました。しかし、他の人が歌っているのはその後1度も聞いたことはありませんでした。それが最近テレビを見ていたら、この歌が聞こえてきたのでびっくりしました。一体この歌はどういう歌なのか調べてみたいと思ってインターネットで検索しました。「チェッコリ」を自分のニックネームにつかっている人や、「リサンサマンガン」を「二酸化マンガン」と聞き間違っている人などの書き込みがいくつかありましたが、はっきりした歌詞や出典は何もわかりませんでした。それで思い切ってそのメーカーにメールで聞いてみることにしました。すると3月31日に、次のような丁寧な返事が返ってきました。
「この曲は、アフリカ・ガーナ民謡で「チェッコリ」という曲でございます。
歌詞は、
チェッチェッコリ チェッコリサ
リサンサマンガン サンサマンガン
ホンマンチェッチェッ
となっており、歌詞自体には意味があるわけではなく、リズムを楽しみながら歌い、
踊っていた遊び唄として古くから伝わるものでございます。
残念ながら作詞・作曲者は不明でございます。」
ガーナ民謡だったんですね。これではっきりしました。わからないことは何でも人に聞くのが一番ですね。インターネットが普及してから特にそう思います。
この返事をいただいた次の日、駅で小学生が「チェッチェッコリ」と歌っているのを聞いて、だいぶ流行ってきているのかなと思いました。
それではこの1年、しっかり、目標に向かって、元気に、そして楽しく、がんばっていきましょう。