「気」の大切さ


4組 担任  樋口 正次

 けやき坂もすっかり色づき、秋本番となってきましたが、皆さんの学習の進み具合はどうでしょうか。順調に行っていることと思います。
 先日、テレビを見ていると、医学的には治療の仕様がない、脳腫瘍をわずらった少年が、心理学博士と一緒に自分の脳腫瘍をやっつけるイメージ療法を試みて、1年後、ついにそのガン細胞をなくしてしまったという話を放送していました。そしてこの話の解説として、あるお医者さんが、免疫の働きには「気」が大きく左右すると言っているのを聞いて、やっぱりそうなのかという思いを強くしました。
 私は大学時代に心理学に興味を持ち、フロイトの「精神分析入門」から始めて、当時九州大学医学部で心療内科を開かれた池見酉次郎(いけみゆうじろう)先生の「催眠」「セルフ・コントロールの医学」「自律訓練法」「交流分析」などの本を何冊も読み、こういう話はいろいろ知ってはいましたが、医学的にはどうなんだろうかと思っていました。そして「気」で人を動かすという場面をテレビなどで見ますが、あれはどうも自分で体験するまでは信じられそうにありません。
 しかし、「気」の持ちようで病気が治るというのは、十分あると思います。昔から、「病は気から」と言いますし、ガン患者が吉本新喜劇を見た後で、ガン細胞を測定すると、数が減っているというのも聞いたことがあります。そして今回またテレビでお医者さんが「免疫力と気が関係している」と言っているのを聞いて、やはりそうなのかと思ったわけです。
 自分が実現したいことを強く心の中で思うと実現するというのも同じことかもしれません。自分の場合を考えてみても、思い当たることがあります。こうしたいなとか、こうであればいいなと思っていたことが、何とか少しずつ実現してきています。
 もうひとつ、最近NHKテレビの「ためしてガッテン」で、脳のメカニズムにのっとったガッテン流・新ダイエット法を紹介していました。これは、体重を朝晩2回、目盛のなるべく細かい体重計で量って、いつも見えるところに張ってあるグラフに記入していくだけというものです。今までのダイエットの失敗は、急激過ぎることによるリバウンドと、糖分や脂質を食べた時に出る「脳内モルヒネ」に負けてしまうことだそうです。ところがこのダイエットですと、目標1日50〜100グラムで、これならリバウンドは起こらないそうで、一番大切なことはグラフが右下がりになっていくのを眺めるときの快感が、糖分や脂質を食べた時に出る「脳内モルヒネ」に勝るのだそうです。この文章を書くためにNHKのホームページを見ましたが、このダイエット専用のグラフ用紙がダウンロードできるようになっていました。私もぜひこのダイエットを試してみたいと思っています。
 さて、今回皆さんに言いたいのは、「気の力」、「意志の力」の大切さを少しでもわかってもらいたいということです。皆さんの今の最大の関心事といえば、何といっても進路の問題でしょう。もうすでに、それぞれ自分の進路に向かって、力いっぱいがんばっておられることと思いますが、もし、思い通りにいかずに悩んでいる人がいましたら、今一度自分の希望を強く心に念じましょう。そしてその実現のために必要なことを、時間をかけて一生懸命やりましょう。そうすれば皆さんの希望は必ず実現するでしょう。人間関係ではあまりに気の強い人は嫌がられますが、自分の希望に関しては、いくら気が強くてもかまわないと思います。どうかがんばってください。