インターネットに見る人間の善意
樋口 正次
(E-mail) higuchim@cc.osaka-kyoiku.ac.jp
(Home Page) http://www.ikeda.osaka-kyoiku.ac.jp/~higuchim/
昨年の8月に英語科研究室のコンピューターがインターネットにつながって以来、インターネットの持つ素晴らしさに魅せられ、毎日その感動を新たにしています。
その中で、最近つくづく感じるのは、インターネットの中には人間の善意が詰っているという事です。どこかの誰かが人知れず、いろいろ役に立つ情報を入れてくれています。インターネットによる弊害も懸念されていますが、そのような心配とは比べものにならないほど大きな人間のやさしさを感じるのです。
いくつか例を挙げてみますと、
1. The On-line Books Page (http://www.cs.cmu.edu/books.html)
古今東西の有名な文学作品が英文で入っています。孔子の「論語」もあります。
2. CNN Custom News (http://customnews.cnn.com/cnews/pna_auth.welcome)
あなたの名前の入ったオーダーメイドのニュースを、CNNが作ってくれます。ニュースはもちろん、スポーツの結果から、株価、地域の天気や雑誌の記事に至るまで、自分の好みの記事だけ送ってくれるというすばらしいサービスです。
3. The Internet Movie Database (http://us.imdb.com/)
洋画の事が何でもわかります。配役、撮影場所、興行収入、あらすじ、批評、制作中のちょっとしたエピソードなど、それぞれとても詳しい情報です。洋画の原題がわからない時は Title Index Search (http://www.stingray-jp.com/cinema/search/search.htm)を見て下さい。私はこれで「告発」という映画の原題が "Murder in the first" (第一級殺人)ということを知りました。そしてこのDatabaseの中のあらすじや評論で、アルカトラズ刑務所の独房にはいくら長くても19日しか囚人を入れてはならない事が決められていた事、あの裁判がきっかけとなってアルカトラズ刑務所がその後使われなくなった事を知りました。
4. The Blue Mountain Arts' Electronic Greeting Page
(http://www.bluemountainarts.com/index.html)
誕生日やその他のお祝いなどのカードが送れます。アメリカの文通友達のおばあさんは、これを利用して私に誕生カードを送って下さいました。私の名前とメッセージが書いてあり、まわりでカエルが飛び跳ねているカードをインターネットの画面で見た時は本当に感激しました。
まだまだ数えあげればきりがありません。私のホームページにたくさん紹介していますので、よろしかったら見て下さい。
様々な人が、世界中の人々のためによくこのようなデータを公開してくれているものです。社会では現代人の人間性について批判的な論評も聞かれますが、インターネットの中で見る限り、現代人もなかなか捨てたものではありません。それどころか、インターネットの中には人間の善意の輪が大きく花開いていると、私は思っています。