楽器あれこれ

ベース
Bass

今ここで言おうとしているこの楽器の名称はなかなか厄介である
一番一般的には「コントラバス」だろうがこれは楽器の名称であるよりも音域の名称で
ある場合が多い。「バス」より更に低い音域ということだからコントラバスクラリネット
とかコントラバスフルートという風に使われる

で、この楽器はコントラバスの外に「ベース」「ダブルベース」「ウッドベース」「弦バス」
「ストリングベース」「アコースティックベース」「生ベース」「アップライトベース」
「箱ベース」など様々に呼ばれる
使われる音楽のジャンルによって名が変わるので、それだけ様々な音楽で幅広く使われるという
ことでもある。つまり「潰し」がきくのである
大体西洋音楽をグループで演奏する場合、ベース(エレキベースを含めれば)が使われない
ものは殆どない。少ない例外の中で最も広く演奏されるのは弦楽4重奏であろう

私がこの楽器を演奏するようになったについてはいろいろ経緯があるが、現在も続いており
弦楽アンサンブルとジャズバンド(管3本+リズム)をやっている
タンゴバンドからお呼びがかかった時期もあるが現在はクビになっている
オーケストラは一度だけ経験したがしんどかった
演奏し続けている年数は一番長いがさっぱり上達しない
それでも一般にベースの譜面は比較的簡単な場合が多いから何とかやらせてもらっている

楽器の運搬に大変エネルギーを使う
電車に持ち込む人もいるが私は専用の椅子も持ち歩くので車以外での移動は経験がない
このため演奏終了後の飲み会への参加がまた大変である
大抵は一度自宅に持ち帰りその後出直す
居酒屋に楽器を持ち込んで打上をやっているしたたかな女性奏者に出会ったことがある


ベース Contrabass(英) Kontrabass(独)

バイオリンやチェロとの外観上の違いは胴体がネックと接する部分が曲線で「撫で肩」
になっていることと糸巻きがマシンヘッドと言って歯車仕掛けになっていることである
通常は4弦だがシンフォニーオーケストラでは低域に1本追加した5弦の楽器が多い

左手の指で普通に使うのは人差指、中指、小指の3本のみ。一つのポジションで押えられるのは
1全音分だけ(長2度) 。 このためE-F#-G#のような長3度の早い繰り返しは最も苦手


私の楽器は日本のオリエンテというブランドの
HO-30というものでどちらかと言えば
普及品ということになる。1997年製
弓はドイツ製のSeifert
弓ケースは自作だが重いのが難点
左はバス椅子、近所のホームセンターで
¥2,000くらいだった
座面は白木だったがウレタンのクッションと
ビニールレザーを張った
折りたためるのが便利
バス椅子と称して売っている専用のものは
恐ろしく高価

右はエレキベース、Fender Japan の Jazz Bass
弦はフラットワウンドを張り、ピックガードは
取り外してある
車に積み込んだところ
車はスバルのディアスという軽ワゴン
2009年9月のダイハツOEMに切り替える
前のものなので室内が広く、Bassを積んで
大人4人が乗れるのが強み
現在の楽器の前に使っていた楽器は持ち主がよく分からず
貰った訳ではないが何となく家にずっとあってうやむやになっていた
しかしあちこちが割れてきて使用不能となったため
頭部とネックだけを利用してサイレントベースに
作り直した

だが実用にはならなかった
一つには強度が足りずネックがが傾いてくることと
もう一つには頭部が重いため全体のバランスが
非常に悪いことである
やはりあの胴体にしてあの大きさの渦巻きが合うので
市販のサイレントベースの渦巻きが小さい理由が
初めて分かった

今はこのような置物になっているが家人の評判は
甚だ悪い
ジャズをやる場合は大体はドラムと一緒にやることに
なり、その場合はどうしても音量が不足する
そういう時はピックアップを装着してアンプで増幅する
のが普通だ

専用のピックアップは各種市販されておりFishman、Under Wood
といったメーカーが良く知られている
結構高価である

私が使っているのはチューナー用の外部ピックアップを
改造したものだ
ギター用のチューナーとしては今はチューナーとピックアップが
一体化したクリップオン タイプが主流だが、これはピックアップを
外付けするタイプのチューナー用のもの

多くの専用ピックアップと同様圧電タイプのものである
チューナー用だから音質が保証されるものではないが
そもそも圧電素子というものは周波数特性は良いものである
わざわざ音質の悪い素子を作るのも却って大変であろう

それよりもピックアップをどのように楽器に装着するかという
ことが音質や音量を左右するようである
市販品は金属クリップで駒に留めたり、駒の足と表板の間に
挟み込んだりするようになっているが、私はクラシックの時には
外したいということもあってこの洗濯バサミみたいなのを
使っている。幾分平らな駒の裏面の方にピックアップを当て
押さえ側のゴムも駒の形に合わせた物に代えている

また圧電素子はインピダンスが非常に高くノイズを拾い易いので
素子の裏側を鉄板でシールドしている



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