不思議な夏合宿

 稜友会を設立して5年が過ぎた頃だったと思う。
総会で『来年は穂高で夏合宿をやろう』と言う事になり、初めての合宿なので≪会長の金子さんがリーダー≫と決まりました。
 
 春頃の会報に合宿の案内が載り『みんなで決めた合宿なので全員参加すべき』とか『誰と登りたいとかは言うな』とか、とても封建的なイメージでした。
私は 千佳ちゃんの沢登り訓練 の時の事を思い出しました。
メンバー編成も、知らないうちに良い所取りされ、誰も引き受け手のない人達を押し付けられる気がしました。
訓練ならいざ知らず、本番の山行でそれをやられては堪りません。
ましてやお盆休みです。
私にとって3連休以上取れるチャンスは正月と5月の連休だけで、非常に貴重な休みです。
 合宿の不参加を決め、総会の時に予定した上高地〜蝶ヶ岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜穂高連峰を縦走する事にしました。   常念岳・槍ヶ岳・穂高連峰
このコースは上高地からの登山道があちこちから有り、参加メンバーの都合で途中から合流や早い下山も可能です。
無線で連絡を取り合ったりと、普段の山行では体験できない事もやりたかったのですが…
 
 
 7月第3週の例会で、リーダーの金子さんからメンバー編成の発表がありました。
長男を連れて参加の高橋さんは、息子さんとは別パーティーです。
金子さんは誰とも話し合わずに一人で決めたものと思います。
高校生の息子さえ引き離すような合宿に、参加しなくて正解でした。
 
 ところが実際の合宿ではメンバー編成は跡形も無くひっくり返され、金子さんは会員以外の女性とツーショット山行での参加になっていました。
私も会報程度の情報しか知りませんが、総リーダーの金子さんは『OOさんの車に便乗させてもらい…』と簡単なコースの記述しかなく、総括は寅さんが 『大成功』 と書いていました。
金子さんが総リーダーと分かるのは、寅さんの 『涸沢に全員で集合するのは無理だからと、金子さんの承認を得た』 と言う記述だけでした。
 
 メンバー編成にも問題が有ったと思う。
しかしあちこちに電話をかけ、勝手にメンバー編成するのは許せるものではない。
もし何人もの人が、勝手にメンバーを組替えて参加すれば、合宿自体成り立たない。
 
 合宿終了後、寅さんは他の会員に 『なぜヒロタンは合宿に参加しなかったんだ』 と盛んに言っていたらしい。
  (私には言わなかったが)
 稜友会の歴史に大きな汚点を残した合宿に、参加しなくて良かったと思う。
 
 
 数年後の総会で 『来年は泊りの集中山行をやりたい』 との意見が出ました。
誰かの 『どうせ(決めても)まとまらないんだから…』 の一言で消えてしまう。
寅さんが大成功と評した夏合宿は、その後の集中山行さえも組めない会へと、後遺症を残しました。
 
 もっとも会山行や訓練山行では、リーダーはメンバーを集めるだけ、実際の山行はトップクラスが仕切るから、稜友会としては当然の合宿と言える。

 

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