職場での人の育て方
| 年明けの事務所での朝礼で、専務から 『各自、今年の目標を述べるよう』 言われました。 |
| 他の課長達は問題の克服とか生産目標とかを言いましたが、私は 『作業票を書かせる事により、作業者の意識を高めて行きたい』 と述べました。 |
| 作業票はカルテのような物で、作業条件や結果などのデーターを記入します。 |
| 異常が有ればもちろん、気付いた事をなんでも書かせるようにしました。 |
| それこそ仕事の感想文でも構いません。 |
| 文章を書くためにはより注意深く観察し、自分で考えながら作業をしなければなりません。 |
| 今までは 『この仕事はOOに注意して…』 程度の指示でした。 |
| 今は指示した結果も、各自で書かせています。 |
| 以前は大きなミスが有ると、本人を次の工程へ連れていて注意していました。 |
| 今はそこに携わる人全員を次の工程へ連れて行き、ミスの原因や対策を話し合います。 |
| 最初の頃は 『OOさんのミスなのに…』 とか、怒る事も無く静かに話し合う私の姿勢が 『甘い』 とか言われました。 |
| しかし今は、一人のミスも職場全体の責任と言う考え方が定着して来ています。 |
| そしてミスは怒るよりも、同じようなミスを起こさない為の経験と捉えるようになりました。 |
| 門内沢の滑落事故 のような事を起こさない為には、ベテランも新人も一緒になって仕事に取り組まなければなりません。 |
| ベテランが 『自分は良い仕事をしている』 だけでは、一緒に取り組んでいるとは言えません。 |
| その為に、個人の単純ミスでも話し合って対策を考えます。 |
| 大きなミスでは、私が話し合いを元に ≪異常報告書≫ を書かなければなりません。 |
| 報告書のない講習会 を見て、今後は話し合いの内容を、本人にも作業表に書かせようと思いました。 |
| 書くためには問題を整理して考えなければならず、考えさせる事が 『人を育てて行く事』 だと思いました。 |
| その代わり、言訳と謝罪の言葉に飾られた ≪始末書≫ は廃止しようと思います。 |
| 稜友会を辞めて1年以上が経つけど、今こうして振り返ると、反面教師として役に立つ事もたくさん有ったと思う。 |
| たぶん稜友会に居なかったら、先輩や講習の先生の話しを鵜呑みにして、自分で深く考えなかった事もたくさん有ったと思う。 |
| 稜友会に居たおかげで、いろんな問題を深く考える事ができたし、他の人の対応を見て正しい対策の立て方も学ぶ事ができました。 |
| 私自身、稜友会のおかげで随分と成長できたと思います。 |