リハビリ山行 

 
 足を骨折し、最初は病院の廊下を松葉杖で往復していました。
少し慣れると階段の登り下りも加え、随分と騒がしい患者だったと思います。
退院後は近くの公園で松葉杖の練習です。
慣れてからは長岡の悠久山や三条の大崎山など、登り下りの有る公園を散歩しました。
 綾子さん、良子さん、貴子さんから志賀高原に付合ってもらいました。
松葉杖のペースに合わせて歩くのも大変かと思うし、車の運転も全部お願いしたと思います。
装具を付けての最初のリハビリ山行は、佳代ちゃんと行った小国沼と猫魔ヶ岳です。
その後、湯ノ平や尾瀬沼など、装具を付けたり外したりの山行も、いろんな人の協力で実現しました。
装具が取れたら光明山などの軽めの山を登り、様子を見ながら段々とキツイ山行にもチャレンジして行きました。
骨折から1年後の 栂海新道〜後立山連峰 で、一応リハビリ山行終了としました。
 ヒロタンのリハビリ山行に付合い、協力してくれたみんなにはとても感謝しています。
 
 退院して、病院の廊下から公園を歩くようになりました。
木洩れ日や、木々の間を吹き抜けるそよ風。
人工の流れにさえも自然を感じ、とても爽やかでした。
そんなささやかな事にさえ感動できる自分が嬉しかった。
 日常の中に有る素晴らしさに気付き、感動できる感受性は、山で育んだものと思う。
日常の中に感動を見つけられる事は、とても幸福だと思います。
 
 松葉杖で歩ける所も有れば、装具で登れる山も有る。
ステッキ片手のびっこ山行から 栂海新道〜後立山連峰 まで、リハビリ山行には いろんな所へ行きました。
 ヒロタンも、これからはどんどん体力も落ちて行くと思います。
でも、自分の体力に合わせて計画すれば、いつまでも山々を歩き、感動を得る事が出きると確信できました。
いつかはステッキ片手に尾瀬の木道を歩き、秋の陽射の中で目を閉じ、遠い昔の景色を眺めて居るかも知れません。
 
燧ケ岳  尾瀬ヶ原より

 

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