リーダーの育て方

 稜友会においては ≪リーダーを育てる≫ と言う意識はまったくない。
≪山とはこんなもの≫ と思い込ませて育てても、情況を把握して判断したり考える力は育たない。
もっとも稜友会のトップリーダー達も ≪山とはこんなもの≫ と思い込ませられて育てられて来たのだと思う。
だからパーティ全体の事など考えられず、暗くなったら初心者を置いてきぼりにして下山したり、リーダーの指示に従わずに勝手な行動を取ったりするのだと思う。
 
 リーダーの育て方といえば、当然 ≪リーダー論≫ は避けて通れないのだが、他の項目でいろいろ触れるので、ここでは簡単に述べたいと思う。
リーダーをするには、その山行に見合う体力や技術、知識や判断力が必要なのは言うまでもない。
そしてそれらは経験によって培われるものと言いたいのだが、角田山のお花見から冬山や岩など、山行レベルもまちまちである。
初心者でも自分のレベルに合った山行を、積極的に実行して欲しいと思う。
 
 以前、例会でギャル達が大峰山の計画を発表した時、寅さんから 『そんな所へ行って…』 とブーイングがあった。
本来は初心者が自分でも行ける山行を計画し、実行する事が大切なはずです。
自分で計画するから自分で考え、自分で判断するわけだから、その人なりの ≪一人前≫ の山行です。
その繰返しで段階を踏み、山行レベルを上げて行けば良い事です。
≪レベルの低い山行≫ と批判し、できない山行を計画させる事自体無理なんです。
 
  稜友会の会山行のように、計画段階でもアレコレ言い(アドバイスの域を脱している)、実際の山行でも勝手に牛耳っている。
会山行のリーダーなど、メンバーを集めるだけに等しい。
これでは高いレベルの山行をやっても、リーダーとしては育たない。
だから何年も山岳会に籍を置いても、沢登り訓練のメンバー分けさえもできないのです。
 
 リーダーとは ≪パーティ全体の事を考えて行動できる事≫ が一番大切だと思う。
門内沢の滑落事故 でも、初めてアイゼンを履く初心者をほったらかしにして、バラバラに下った事が原因だと思う。
視界の利かない急な雪渓で、周りに誰も居なくなった不安感が滑落事故に繋がったと思う。
『雪上訓練を受けていないのが原因』 とする、あまりにも幼稚な事故報告書に、再発防止の願いを込めてヒロタンの雑学講座にパーテイとリーダーを書きました。  
 
 リーダーを育てるには、その人にパーティ全体の事を考えて行動させることです。
パーテイの中に自分の役割を見付け、実行させる事です。  
稜友会の山スキーでは、上手な人からどんどん先に滑り降り、初心者をイライラしながら待つ。
初心者は必死に滑り、自分の滑りを省みるゆとりもない。
そうする事で必死に滑り、早く上達すると考えられているのかも知れない。
しかしどんなに上手に滑れても、パーティの事を考えられなければリーダーにはなれません。
 私が付いて行く時は、しんがりか一番弱い人に付きます。
上手な人が後に居てくれれば、安心感から最も実力を発揮できると思います。
 佳代ちゃん・貴子さんと西吾妻山へ行った時、佳代ちゃんに 『最後に来て』 と指示しました。
佳代ちゃんと貴子さんは気の合わないのは一目でわかったけど、佳代ちゃんは初心者の貴子さんにいろいろアドバイスをしていました。
こんな風に、他の人に対しての気配りをさせる事が、パーティ全体を考えて行動する第1歩です。
 
 リーダーを育てるとは、パーティ全体の事を考えて行動できる人を育てることです。
死者は還らずの中の 『監督』 で、『リーダーが死ぬ事があっても、下級生を死なせるような事は絶対にあってはならない』 と有ります。
これはリーダーのパーテイに対する心構えで、どんな判断基準で行動すべきかを言っているのだと思います。
≪暗くなったら、初心者を置いて一人で下山≫ など論外です。

 

新潟山岳会の世代交替
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