イルカがソノ気になったと判ると、カカシは一気に服を毟り取った。
 その合間にちゃんと自分の服も脱ぐ。
 恐ろしいほどの早業だった。
 全裸になって改めて肌を摺り寄せると、カカシの匂いが濃厚になった。
 風呂に入ってないせいもあると思うが、その匂いに陶然となる。
 ああ、やっぱり寂しかったんだなあ、と思う。
 もう二度とイルカの元へ帰ってこないかと思ってた人。
 でも、まだ腕の中にいる・・・・。
 確かめるようにギュウッと抱きつくと、どうしたの?とキスされる。
 
 「・・・カカシ先生が居てくれるんだなあ、と思って・・・」
 「居ますよ・・・。俺の全てはアナタのものなんですから・・・」
 「もう女の方がよくなって、そっちへ行っちゃったかと思ってました」
 
 カカシはシューンと音がしそうなほど、しょげ返った。
 
 「ごめんなさい。・・・でもそんなことだけはありません。
  もう絶対にアナタ以外の人に触れないって誓いました。今でもそうです」
 
 ああ、カカシ先生もあの時のことを覚えてたんだ・・・。
 そう思うと、ふわっと微笑んでいた。
 カカシが目の前でうっと顔を歪めた。
 
 「カカシ先生・・・?」
 
 不審を感じて呼びかけると、カカシはぐぐっと口の中でくぐもった声を出した。
 
 「ダメだ!!ダメ。イルカ先生、手貸して!」
 
 叫び声と共にカカシの背に回していた手を取られて、
 グイッとカカシの股間に押し付けられた。
 そのまま擦りつけるようにする。
 え?え?と判らずにいたが、手に当たるものがすでに熱いのに気が付いた。
 
 「カ、カカシ先生・・・・!?」
 「お願い!握って。我慢できない」
 
 もうすでにヌルヌルの汁を滴らせているものを、カカシの動かすリズムに気を付けて
 握りこむ。すぐにグンと己を主張した。
 
 「任務の間中イルカ先生のことばかり考えてた。
  イルカ先生と早く仲直りして抱き合いたいって、そればっかり・・・」
 
 カカシの息が荒い。本当にもうすぐイきそうだ。
 カカシに動かされているばかりでなく、自分からも強弱をつけて握りこむ。
 
 「それなのに・・・、あんな顔で微笑うなんてダメだよ。反則だ・・・」
 
 荒い息。上気した白い肌。色違いの目はイルカだけを見つめている。
 カカシの壮絶なまでの色気に、イルカも息を飲む。
 むずむずするような欲望がイルカの中でも育っていくのが判った。
 先端を親指できつめに刺激すると、それだけでカカシは低くうめいてイった。
 生暖かい液体が、手にかかる。
 耳元には獣のような荒い息。
 それに鼓膜を振るわされて、イルカはピクリと身じろいだ。
 カカシの手がイルカのモノにかかる。
 期待と不安に喉から熱い息が漏れた。
 カカシの姿に当てられて、すっかり形を変えたモノを優しく扱き上げる。
 優しさをじれったく感じて、イルカは自分で腰を振った。
 
 「すごっ・・・、イルカ先生も感じてる・・・」
 
 息を整えながら、カカシは笑う。
 そんなの当たり前だ。イルカだってずっと欲しかった。
 
 「・・・意地が悪いですよ、アンタ。自分だけスッキリしたからって」
 
 恨みがましく睨み上げると、喉の奥で笑ってキスしてきた。
 
 「大丈夫。これから思いっきり感じさせてあげる」
 
 カカシはニッコリ笑って宣言した。
 イルカはその壮絶に美しい笑顔を、恐怖を持って見つめた。

 身体を二つ折りにさせられて、その奥を探る生暖かいモノにイルカは耐え切れずに
 頭を振った。
 
 「ああ、・・・もう、いやっ、だめ・・・っ!」
 
 手を伸ばして股間に蠢く銀色の髪を引っ張っても、動く気配はない。
 イルカの黒い瞳からはポロポロと涙が零れ落ちる。
 イルカの花芯はギチギチに張り詰め、辛そうに汁を滲ませている。
 それでも根元で押さえられたソコは解放を許されない。
 そうしておいて、カカシを受け入れる場所だけを弄られる。
 
 「いやっ!・・・イかせてっ!イキたいっ。・・もうっ」
 
 指3本を楽に飲み込み蠢く後口は、赤く熟れた色を晒していた。
 
 「さっきから、2回もイったでしょ?もうちょっとだけ我慢してよ」
 
 そう言って、ぺちゃぺちゃとわざと音をたてて、蕾の周りを舐られる。
 
 「いやっ・・・。んっ。もうっ!早くっ!欲しいっ。カカシ・・せんせっ・・」
 
 恥知らずにねだる言葉が口を突く。
 イルカが耐え切れない快感に身体を震わせると、しょうがないなと言うように、
 カカシは身体を起こした。
 
 「そんなに可愛くされちゃあね・・・。さすがに我慢できないや、俺も・・・」
 
 涙の向うに嬉しそうなカカシの顔が見えて、ぶん殴ってやろうかと思ったが、
 今はどうしようもないぐらい力が入らない。
 絶対に、明日になったらぶっ飛ばす!!
 そうココロに誓いながら、覆い被さってきたカカシの背に腕を回した。
 ぐっと熱い先端が入ってきた。
 少しの違和感と、圧迫感があっただけで、すぐに身体に馴染んだ。
 
 「気持ちいい・・・」
 
 言ったのはカカシだが、イルカも同じだった。
 焦らされ続けたソコは大喜びで男を受け入れ、絡みつく。
 ぐんっと奥を突かれて、イルカは大きく仰け反った。
 
 「いやあっ・・・・!」
 
 引き伸ばされていた快感は、あっけなく熱を放出した。
 ぐぐっとカカシを締め付けたが、カカシはお構いなしにガンガン腰を使う。
 
 「いやっ!と、止まって・・・。だめっ・・・あっ!」
 
 イッたばかりの過敏な身体を揺すられて、イルカは悲鳴をあげた。
 
 「・・・いや?じゃないでしょ?」
 
 ことさら落ち着いて聞こえるカカシの声が憎らしい。
 ほら、と腰を大きく揺すり上げる。
 トロトロに解けてカカシを待っていたイルカの内壁は、熱いカカシのものを大喜びで
 迎え入れ、さらに奥へ奥へと誘おうとする。
 カカシが腰を引くと追い縋り、突き上げると引き込もうとする・・・。
 なんて浅ましい身体。
 でもイルカをこんなふうにしたのはカカシだ。
 それまで誰とも付き合ったことのなかったイルカに全てを教え込んだのだ。
 
 「何考えてるの!?」
 
 カカシの鋭い声に、視線を合わせた。
 赤と蒼の目が拗ねた顔をして、イルカを見つめていた。
 
 「俺を見て。俺だけを感じて。ねえ・・・」
 
 荒々しい唇がイルカの息を奪っていく。
 本当に、この男はずるい・・・。
 イルカはこの男のことばかり考えている。もうずっと。
 それなのに、もっともっとと赤ん坊のようにねだり続ける。
 
 「アンタのことですよっ!」
 
 離れた唇に向かって言ってやると、カカシはぱあっと顔を輝かせた。
 ぎゅうっと苦しいぐらいに抱き締められる。
 
 「イルカ先生って、時々思いもかけない所で殺し文句言うよね・・・」
 
 殺し文句・・・・?
 考えてるうちに、また荒々しく唇を塞がれた。
 舌と舌を絡め、唾液を交換する。甘くて深い口付け。
 それと連動させて、カカシは腰を穿ちだす。
 
 「はああんんっっ!!」
 
 イイトコロを突かれて、離れた唇から嬌声が漏れる。
 
 「また、勃ってきた・・・」
 
 嬉しげに言われて恥ずかしかったが、今更だ。
 
 「・・・ちゃんと、責任とって・・・んんっ・・」
 
 言ってやったが、カカシは益々嬉しげに笑うだけだった。
 
 「もっちろーん!!」
 
 ガンガン腰を打ち付けられて、イルカは仰け反った。
 絶対明日は殴りつけてやる。絶対に一発決めてやる。
 このずるい男に・・・・。
 イルカは物騒なことを考えながら、腰を震わせてカカシにしがみ付いた。

 翌々日、カカシの唯一見えている右目にあるアオタンに、
 上忍はたけカカシが誰かに怪我を負わされたと、噂になった。
 本人が不注意の怪我だと言い張ったので、特に問題にはならなかったが。
 何となく事情を察したアスマと紅は自業自得だとため息をついただけだった。


                  終わり
続・ズルイ男